ひろたか@中医学ノート

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noteは中国医学のアウトプット用に使おうと思います。 ※個人用アウトプット場につき誤りがありましたらご了承ください。 2024年の目標:登録販売者合格(達成予定) 楽しく過ごす 興味関心:中医学 日本茶 医療全般 神事 民俗学 奈良県

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【免疫力向上】玉屏風散(ぎょくへいふうさん)で風邪花粉症予防!

玉屏風散(ぎょくへいふうさん)は、免疫力を高め、体外からの刺激に対する抵抗力を強化するための漢方薬です。 特に「風邪予防」や「アレルギー体質の改善」に使われる処方です。 体力が落ちている人や風邪をひきやすい人、アレルギー症状が出やすい人に効果があり、現代では免疫力向上のために注目されています。 玉屏風散の詳しい成分と作用 黄耆(おうぎ) 主な役割は「肺の気」を補うことです。肺は漢方では気を巡らせ、外部からの病気を防ぐ重要な臓器とされています。黄耆はこの肺を強化し、免

    • 【夏場の食欲不振に】清暑益気湯(せいしょえっきとう)が体力消耗を補う!

      清暑益気湯(せいしょえっきとう)について、さらに詳しく解説します。 1. 主要な効果と働き 清暑益気湯は、夏特有の体力消耗や暑さによる体調不良を改善するために作られた漢方薬です。暑さで失われたエネルギーを補うと同時に、体の水分バランスを整え、熱を冷ますことで体全体の調和を取り戻します。特に、夏バテや熱中症、胃腸の不調に対して高い効果を発揮します。 ① エネルギー補給 清暑益気湯には「補気作用」があり、体の「気(エネルギー)」を増やす生薬が多く含まれています。特に暑さで

      • 【毛沢東も使用!】生脈散(麦味参顆粒)は夏バテ熱中症に最高!

        生脈散(麦味参顆粒)は、夏バテや熱中症の予防に効果的な漢方薬で、以下の3つの生薬から構成されています:人参、五味子、麦門冬。 この組み合わせが、夏の暑さによる体力消耗を防ぎ、体の潤いを保つために作用します。以下、その効果と役割について詳しく説明します。 1. 人参 人参は、体の「気」を補い、エネルギーを高める生薬です。暑さにより体力が消耗しやすくなるため、人参がその「気」の不足を補います。 特に、暑さで疲労が蓄積しやすい状況において、人参は体のエネルギーを維持し、疲労

        • 【補気薬ファーストチョイス!】四君子湯と六君子湯の違いと使い分けを解説!

          四君子湯と六君子湯は補気薬の最も基本的な方剤です。 この二つの薬について成分及び、使い分けについてアウトプットしてみました。 1. 四君子湯(しくんしとう) 四君子湯は、漢方薬の中でも非常に基本的な処方であり、胃腸の機能を高めて「気」を補うためのものです。胃腸が弱っていると、体全体のエネルギーである「気」の生成が妨げられるため、消化器系を整えることがエネルギー回復につながります。 成分とその作用 人参(にんじん): 消化機能を高め、疲労回復や気力の増強に役立ちます。

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          【心の友】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)があなたを救う!

          補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 概要 補中益気湯は、気を補い、体力を回復させる代表的な漢方薬です。 特に「脾気虚(ひききょ)」と呼ばれる消化器系の気虚に対して使用されます。 「脾(ひ)」は消化吸収をつかさどる臓器として理解され、脾の気が不足すると、疲れやすさ、食欲不振、倦怠感などが現れます。 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、中国の古代から伝わる代表的な漢方薬のひとつで、主に「気」を補う効果があります。 特に、虚弱体質や疲れやすい体質、内臓が下垂する「内臓下垂

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          【疲れやすい!】気虚(ききょ)の人がなぜ陥ってしまうの解説!

          こちらは気虚(ききょ)についてのまとめです。 「気虚(ききょ)」について 気虚は「気(エネルギー)が不足している状態」と定義します。 気とは、心と体を動かすためのエネルギーで、これが不足すると、精神的・肉体的な活動がうまくいかなくなるとのことです。 気の生成については、食べ物や飲み物を消化・吸収して得られるエネルギー(「水穀の精微」と言います)と、呼吸によって得られるエネルギーの2つの方法で作られます。 これら2つのエネルギーが混ざり合って「気」が作られます。 気

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