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BEN SIDRAN & GEORGIE FAME -2008- 僕と音楽と(23)

2008年3月18日&20日

BEN SIDRAN & GEORGIE FAME "Together Again" at COTTON CLUB Tokyo

待ちに待った至福の夜である。

Ben Sidran、Georgie Fame共に、Van Morrisonと同じく1943年生まれの64歳。

歳をとるならかくありたいという、尊敬する僕の10年先輩たちである。

Ben SidranはU.S.で、Steve MillerやBoz ScaggsとWisconsin大学でbandを組む。

Georgie FameはU.K.で、Gene VincentやEddie Cochranの英国tourに参加する。

月日は流れ、Van Morrison、Georgie Fame、Ben Sidranは盟友となる。

ものスゴイ省略(爆)。

あぁ、ここにVanがいてくれたらもう死んでもいい(笑)。

何が何でも初日の1st stageの最初の瞬間を。

COTTON CLUBは、初めてである。
今日は自由席を選んだ。

どちらかといえば、やっぱりGeorgie Fameのorganのplayを観たい。手元も。

STB139での吉田美奈子のbandの時の、河合さんのorganの脇の席みたいな位置。

でもBenの顔が見えないのも寂しい。周到に選んだ(笑)

show started 19:00

Ben Sidran(p,vo), Jeff Hamann(b), Bob Malach(sax), Leo Sidran(ds)

のQuartetで登場した。supportの3人は若々しい。Leoは息子らしい。

「帰ってこれて嬉しいよ」

「Sonny Rollinsの"Oleo"のfakeで"Foleo"というoriginal曲を演ります」

Modern Jazzのinstrumentalが終わると、

Benのvocalで"Turn It To The Music"。御機嫌。

「みんなHappyかい?」

「昨日はそれぞれHong KongとOaklandにいたんだけど、今夜はここで一緒にやれる。」

「Georgie Fame!」

わぁ、Georgie Fameの登場だ!

お洒落、伊達男、ロマンス・グレー、なんでもいい形容詞を一杯持ってきてくれ。

「これは最初にMongo Santamaria楽団でJon Hendricksが歌ったCoca Bluesだ」

そして、おぉ、ついに"Yeh Yeh"だ! もう最高!!

お次は、Georgie FameがBenのpianoの脇に立ち、"Girl Talk"を二人で。

今度は右手のstand micの前に立つと、

「George Gershwinの曲だよ」と、"But Not For Me"!

organに座りなおすと、今度は「Ray Charlesの曲。Eddie Cochranに捧ぐ。」と、

"What'd I Say"! もう座っているのが辛いほど身体の揺れが止まらない!

次はBenの番で、日本語の入り混じる"Mitsubishi Boy"(笑)。

続いて今度はBenが「Dr.Johnに捧ぐ」と、I had a dream last night...♪

「40s & 50s のJazzに捧げる」といって始まったのは、

きゃー!"Jumpin' With Symphony Sid"だ!

「もう一曲Ray Charlesの曲を」といって、

organのintroで「ちょうちょ」のmelodyなんかで遊んでいて、

流れてきたこのintro.は、ひよっとして、ひよっとして...

Wowやっぱりそうだ! "Georgia On My Mind"! もう感涙もの!

途中、organで「SOSだ。Edwin Starrだ(笑)」と遊んで見せて、

後はたぶんこれは南軍のmarching bandの曲の数々なんだろうな。

Georgie Fameがmemberを紹介すると、

Bob Malach(sax)、Jeff Hamann(b)、Ben Sidranの順に退場し、

Leo Sidran(ds)と二人marching bandの演奏を終えると、

Georgie Fameもstageを去っていった。

encoreには、Ben Sidranだけが戻り、soloで"Keep On Keepin' On"

show ended 20:15

こればかりは、もう一度、最終日final-setを聴きに戻ってこよう。

幸せな春の宵だった。

Foleo

Turn It To The Music

Coca Blues

Yeh Yeh

Girl Talk

But Not For Me

What'd I Say

Mitsubishi Boy

dedicated to Dr.John

Jumpin' With Symphony Sid

Georgia On My Mind

(encore)

Keep On Keepin' On

BEN SIDRAN & GEORGIE FAME "Together Again" again

というわけで、もう一度、別離の前に逢ってきました(笑)。

「今日は最終日、最後の演奏だ」とBen SidranのMCから始まった。

show started 20:00

「とても好い一週間だった」と語った後、

Benが「Time!~♪」と歌い始める。

Quartetだけど、今日は歌ものだ。

続いて、「newsを見ると暗くなるけど、そんな時は音楽のGrooveが好い」と、

"Groove Is Gonna Get You"。

どうやらset-listはかなり違うらしい。

「さあ、スターの登場だ!Georgie Fame!」

Georgieの登場は今日もRay Charlesの"It Should Have Been Me"。

そして、今夜も"Yeh Yeh"で一気に盛り上げる。

「Ira & George Gershwinの曲だ。友人のVan Morrisonも好きな歌だよ」

と言って、歌い始めたのは、かつて二人で出したalbumから、

"How Long Has This Been Going On"!!

おー、Vanの声まで聴こえるような気がする(笑)

「踊って見せるからよく見ておいて、次に立つのは退場する時だから(笑)」と、

organの前のstand micの前に立つと、今夜は"It Could Happen To You"!

Chet Bakerのtp.を吹く真似をしながらvocaleseをやったり、

ほんとに軽快なステップで踊ってみせる。

黒のジャケット、白のボトムで踊る様はほんとにdandyだ!

organに戻ると、"Tell Me How Do You Feel"。

今度は「Bob Dylanの曲をやるよ」と、Benが、何と、

"Gotta Serve Somebody"を料理してみせる。うーん渋い!

「みんなMose Allisonは知ってるかい?」「イェーイ!」

客席もコアなfan揃いだ(笑)。"If You Live"

続いてWillie Dixonの曲を、Mose Allisonがやっていた、"I Love The Life I Live"。

2nd-setは遅くなるので敬遠していたけれど、

Ray Charlesの多かった1st-setに引き続いて、

最初から演奏もsparkした2nd-setは、夜も更けて、しっとりとJazzになる。

「健康にしていればまた逢えるよ」とGeorgie。

最後もMose Allisonで、"Was"。

encoreでは、今日は全員でstageに戻ってきて、軽快にキメると、

伊達男たちは、今度は本当に去って行った。

show ended 22:25

今夜はmicが2本、客席に向かっていた。

願わくばLIVE盤のreleaseされんことを。

僕もあなたのように気どって歳を重ねるから、

また必ず来てくださいね。

できればVanと一緒に。

unknown

Groove Is Gonna Get You

It Should Have Been Me

Yeh Yeh

How Long Has This Been Going On

It Could Happen To You

Tell Me How Do You Feel

Gotta Serve Somebody

If You Live

I Love The Life I Live

Was(encore)

本日の一曲
Georgie Fame「Yeh Yeh

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