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日比谷野音と森山良子 -1968- 僕と音楽と⑺

1966〜1968年という中学時代は、GS(グループ・サウンズ)と、カレッジフォークの時代である。

因みに、THE BEATLES来日は、僕には未だ不良の子の行くもの(笑)でしかなかったが、
後年のクラス会で、女子は「私、言ったわよ❣️」という子が居て、驚愕した。
僕が、武道館でポールを聴いたのは、2015年、50年遅れである。女子早熟なり。

若大将のバックバンドは、ブルージーンズから、ワイルドワンズ、そしてランチャーズへと変わって行くが、一方で米国のBob DylanやPeter,Paul & Mary,Kingston Trioなどに触発されて、日本の学生によるフォーク・グループも数え切れず誕生する。

今や、直太郎の母、矢野顕子の盟友となった、森山良子は、デビューの1967年は未だ19歳。僕は5才年上の男の子。
初めて買った邦楽のLPレコードは、
彼女の2ndアルバム、
「愛する人に歌わせないで」(1968)
である。

彼女を聴きに、僕はスチューデント・フェスティバルという、学生たちの自主運営サークル主催のコンサートに足を運ぶようになり、後の僕の聖地、野音に足を踏み入れる。
ライブ通いという病気の始まりである。

当時始めたモノクロームのカメラを持ち、野外音楽堂のステージ裏で、ポーズをとってもらい、カメラ目線を貰った。

今でも鮮明に思い出せるその1枚は、
僕の瞼の裏にしか残っていない。

本日の一曲
森山良子「愛する人に歌わせないで

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