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#2 『スポーツチャンバラ』という世界に飛び込んでみた話

みなさん、こんばんは。
ヒロシンです。

前回、自分なりに自己紹介をして、大学生になった瞬間に人生のターニングポイント?になった出来事が起きたという話で終わりました。

今回はそのお話の続きをしたいと思います。


大学1回生(1年生)の頃、ある授業でH君と言う子とたまたま席が隣になり、それがきっかけで友達になりました。

色々話をしていると、そのH君はある希望を持って大学に入ったということを聞きます。

『この大学でスポーツチャンバラのサークルを作りたい!』

ということでした。



まず、その前にスポーツチャンバラという競技の簡単な説明を。

スポーツチャンバラとは、もともと小さい子どもたちが新聞紙で丸めたものを剣として扱い、チャンバラごっこをして遊んでいた。ものをルールを制定して、競技として発展していったもの。といわれています。


競技で使用するのは『面』と『エアーソフト剣』と呼ばれる、空気の入った柔らかい剣の2つのみになります。


左がエアーソフト剣(小太刀:長さ60cm)。
右が面。


そして、ルールは、自分が持つ剣を相手の体のどこか一部に当てれば勝ちという。簡単なものでもあります。
あと細かいルールもあったりしますが、基本的には試合での戦い方に決まった型、というものはなく、自由度の高い、個性が出てくる競技だなと自分では思います。

簡単なスポーツチャンバラの説明はこのくらいにして。

そんなスポーツチャンバラという競技がどこでできるのかというと、主に子どもから大人まで幅広い年齢層の方がおられて、そこにいる先生の指導の元で練習をする場所である『道場』。

少数ではありますが小、中学校の部活動でスポーツチャンバラ部などもあったり、他の競技と一緒にスポーツチャンバラの体験ができる、いわゆるスポーツイベントなどで出来たりします。

そして、大学のサークル活動の団体として、スポーツチャンバラサークル(同好会)があります。


当時、自分が通っていた大学にはスポーツチャンバラのサークルはなく、大括りにいえば京都の大学にもない状況でした。(関西だと大阪大学のみ)


自分がスポーツチャンバラというのを初めて見たのは『リンカーン』というバラエティ番組で、さまぁ〜ずの大竹さんが、スポーツチャンバラの全日本大会に出場し、優勝を目指すというものでした。

テレビで見てた当時はなんとなく面白そうだな〜と見てましたが、思うだけで終わっていた気がします笑


それが時を経て、まさか大学のサークル活動としてできる機会があるとは思いもしませんでした。


そして、隣にH君が座っていて知り合うこともなければ、一生スポーツチャンバラとは無縁の人生を歩んでいたと思います。
というのも、後々話してはいくのですが、これから先今に至るまで、あらゆることにスポーツチャンバラというものが関わってきたりするからです。

いい意味で人生が狂った根源とも言えます笑

そんな訳で、H君と自分、そして同じ学年の同級生4人が集まって、京都の大学初のスポーツチャンバラのサークルが設立することになります。

それが2012年6月の出来事です。



スポーツチャンバラの体験会の準備するワイ


大阪大学の練習に参加してるワイ(写真右)
土足チャンバラが懐かしい…。


自分を含めて6人からスタートしたスポーツチャンバラ同好会でしたが、新しい年毎に新しいメンバーも徐々に増えていき、自分が4回生(年生)の頃には30人ほどの団体になっていました。

さらにはサークル創設の中心人物であるH君つながりで、同じ京都の別大学に通っていた友人もスポーツチャンバラにハマり、自分の大学でもスポーツチャンバラのサークルを作りたい!となって、新たなスポーツチャンバラのサークルが誕生することにもなります。

その輪もどんどん広がっていき、今では京都でスポーツチャンバラのサークルがある大学は、6大学にまで発展しました。


自分たちの代から始まったスポーツチャンバラのサークルがここまで広がっていくとは思いもしませんでした。

スポーツチャンバラをやっていて、気づくことは単純に競技をやっていても楽しかったりするのですが、一番すごいなと感じることは、

『競技を通して、たくさんの人とつながりを持つことができる』

と思います。


自分が今まで空手や水泳、陸上競技というさまざまなスポーツを経験してきた中で、人とのはあるのですがそのつながりを持つのも、チーム内だったり他チームとの合同練習などがなければ、全くつながるきっかけがありませんでした。

スポーツチャンバラは自分の大学の練習以外にも他大学や道場の練習に参加をするという、いわゆる『出稽古』というものがあるのですが、敷居が低く誰でも気軽に参加することができるので、そこで他大学や道場の人との交流が自然とすることができます。

また、スポーツチャンバラのできる場所としても北は北海道、南は鹿児島まで様々なところにあるので、競技を通して様々な方と気軽に交流できるのがこの競技の良いところだなと感じています。


自分が現在所属している名古屋武遊殿では、毎年武遊殿交流会が名古屋で行われており、日本各地から幅広い世代の方々が参加していただいています。


自分のレベルアップを図るにも、自分の所属する団体で練習をするのもありなのですが、他の団体の練習に参加することにより、そこでしか得ることができない新たな視点での練習方法なども身につくこともできるので、本当に良いことだらけです笑


ひょいなことがきっかけでスポーツチャンバラの世界に飛び込んだ自分ですが、改めてこの世界に入って良かったなと感じました。


そして、後輩たちに自分たちが作ったスポーツチャンバラ同好会を託して、4年間通いつめた京都の大学を無事に卒業し、いよいよ社会人生活がスタートすることになります。

次回は自分の社会人生活がスタートした頃のお話をしたいと思います!

ではまた!

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