手前味噌だが、少し感動した話。

昨日・今日と実施したオンライン選手トークショー。
ご参加頂いた方々、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
選手の皆さんの素晴らしさは言うまでもないですが、個人的にはこのイベントが世に出るまでの色々な出来事にも心を動かされたので、ご紹介出来る部分だけ書きたいと思います。

1.危機感の共有

ご存知の通りJリーグが中断している今、我々の仕事内容は普段とは少し違う内容になっています。試合がないので当然ですが、本質的には変わりがないとも言えます。それは、「ファンエンゲージメントを高めること」です。試合という今まで中核を成していたモノがない中、どのようにしたら良いのか、割と早い段階から議論をしていたと思います。恐らく、現状に対する危機感を共有できていたからだと思います。
スピード感が出てきたのは4月中旬頃だったでしょうか。一緒に仕事をしている仲間の一人が、「もっとスピード感を出したい」「週2回くらいのペースで打ち合わせを重ねたい」と言う思いの丈をぶつけてきました。その仲間は、普段はファンイベントを直接担当しているわけではありません。それでも、そのような申し出をしてくれたことが、素直に嬉しかったです。我々の部署は色々な役割を担っているのですが、部全体のミッションは前述の通り、「ファンエンゲージメントを高めること」と掲げています。それを体現してくれていたことに対し、嬉しく思ったわけです。

2.有料イベントへの挑戦

4月に選手が企画した「Stay Home with F・マリノス」を実施した後、これも部内で共有できていた考え方ですが、しっかりと提供価値を作り、お金を頂くイベントを開催する検討を進めていました。その中でもオンライントークショーは早い段階から検討をしており、実施イメージも湧きやすかったように思います。前述した週2回実施している会議内で価格や販売枚数について白熱した議論をしました。
そういえば、こんな話もありました。当初は部の中の数人で実施していたこの会議ですが、ある時、参加していなかった仲間が、「自分たちも参加したい」と言ってきたのです。もちろん仲間外れにしていたわけではなく、本来業務の負荷がそれなりに掛かっていた仲間達だったので、あえてその会議には呼んでいなかったのですが、「前向きな仕事をしたいので是非参加したい」と言われました。もちろん、断る理由は何一つなく、結果的に次の回から部の仲間全員が参加することになりました。この話も心を動かされたうちの一つです。

3.欠かせない仲間達

チームや選手の協力なしでは成立しない今回のイベントですが、表には出てこない多くの仲間・関係者の方々にも支えられていました。短い期間で最適な販売方法を提案・実行する仲間、その販売スケジュールに協力してくださるスポンサー様、サッカーの試合に見立てて「節」という見せ方を思いつく仲間、色々な調整を経てニュースリリースを準備・掲載してくれる仲間達、前日までリハーサルを繰り返す仲間、より楽しんでいただける内容にするためにアイディアを出して形にしていく仲間達、振り返りのためにホームゲームの時と同じようにアンケートを準備してくれる仲間、そのアンケートを送る際に一工夫しようとアイディアを出す仲間、サプライズを思いつく仲間、当日の問い合わせ対応をしてくれる仲間達、現場で配信対応してくれる仲間達や関係会社の方。そして何より、大変な状況下で全節満員にして頂いたファン・サポーターの方々。そんな「マリノスファミリー」で作り上げたこのイベントそのものが、とても印象に残りました。

4.STAY STRONG TOGETHER

大変な状況は続いていますし、楽観することは全くできませんが、こんな頼もしい仲間たちと一緒であれば、きっとなんとか乗り越えられるのではないかと思っています。小さな一歩かもしれませんが、一歩目を踏み出したことは大きいこと。これからまだまだ色々な施策が世に出ていくと思いますので、お楽しみにしていてください。そして、落ち着いたら、またスタジアムでお会いしましょう!


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