三育教育で身に着く能力はまさに生きる力
福井ちあきさん
私は三育学院短期大学を卒業したものの、三育の中学校・高校は未経験です。ただ、短大時代に、広島三育から進学してくる生徒さんたちの優しさや逞しさはとても印象に残っていました。しかし、まさか息子を広島の寮がある中学に進学させるとは思ってもいませんでした。長男は、中学受験も考えておらず普段から特別な勉強もしていませんでした。どちらかというと、身体や心の土台となる部分を作ることに日々取り組んでいました。
小学6年のとき、なぜか私が地元の中学に進学させることに不安を感じました。その時、広島三育学院を思い出しました。子どもの未来を考えたとき、社会はどう変化しているのか? その社会に出て行く子どもたちには何が必要なのか? 出た答えが、人間力と生きる力でした。その両方の力を身につけるには広島三育の寮生活が良いと思いました!
仲間と過ごす濃厚な時間の大切さを知る
まだ小学生の息子を前に、山の中の寮で1人でやっていけるのだろうかと心配にもなりましたが、実際にオープンキャンパスで寮体験をし、子ども自身が進学を決めました。学院での寮生活は何もかもが初めてのことで、親子で戸惑うこともたくさんありましたが、教職員方のサポートや、保護者同士の関りに助けられ、無事に過ごすことができています。子どもたちは親ではない大人と関り、同世代の生徒と濃厚な時を一緒に過ごし学んでいます。
プライベートな時間は少なく、自分で掃除洗濯をし、スマホもゲームも無い生活を、親から離れて山の中で過ごすことを望むお子さんは少数だと思います。でも、子どもたちが成長するこの時期に、本当に大切な事に集中できる環境が広島三育にあると感じています。小さな学校生活ですがコミュニケーション能力が必要です。他者とぶつかることもありますが、この社会は自分一人では成り立たないことを知ります。お互いが助け合うことで、自分が何か人の為に出来ないかと考える良い機会となります。
現在、広島三育に次男も入学し三男も入学を考えています。三育教育で身に着く能力はまさに生きる力だと思っています。もっとたくさんの方々に必要とされる学校になることを祈っています。
Hiroshima San-iku Alumni & Friends
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