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三育で得た挑戦を継続するための習慣

中村 塁・ヤフー株式会社メディア統括本部コンテンツ制作1部部長


現在の仕事はなんですか

ヤフーが運営するYahoo!ニュースでコンテンツに関する責任者をしています。社会の中で起こる様々な事象を多くの方々に伝えることで、社会の課題を知っていただき、少しでも解決につながるように届け方やタイミングなどを検討する毎日を過ごしています。

仕事は完全にリモートです。オンラインではあらためて、コミュニケーション力の重要性が増しています。画面越しの相手の気持ちを察して問いかけや発言を促し、必要な情報を引き出します。さらに、新しいアイデアを膨らませ、参加者と合意を形成していくことが求められます。

また、ビジネス環境の変化に即した新しい施策をオンラインでのコミュニケーションから生み出していくことも求められます。より一層、コミュニケーションの力が企業組織で求められていく中で、三育教育が実践している「心の教育」や「他者を思いやる」価値観が実際の経済でも大きく評価をされているのが現状だと思います。より詳しい私の仕事内容は以下の取材で答えていますのでご参考にしてください(全文を読むにはログインが必要です)。
後半はやや問い詰められておりますが….…

学院時代の思い出を教えてください

多くの思い出があります。
 ・朝早く起きて星空を見たこと
 ・初めてのデートで1キロコースをぐるぐると何周もしたこと
 ・クリスマスパーティーを企画したこと
 ・サッカー、バスケ、スケボーとさまざまなスポーツを友人としたこと
 ・朝昼晩の食事、入浴、整理整頓、掃除など毎日の生活

まだまだ沢山の思い出がありますが、振り返ると三育の特徴は同じ学年だけでなく複数の学年にまたがった活動が多かったと感じます。多様性を身につける上でも特定の属性に偏らずに活動する経験は貴重だと思います。

また、24時間友人と一緒に過ごす生活は多くの刺激を受けられます。
一緒に励まし合い、切磋琢磨しながら勉学に取り組むことは、親に「勉強しなさい」と言われるよりも建設的な環境だと思います。日常の生活の中で、自分の常識や考えとは違う意見に触れ、お互いの良い点をかけ合わせて結論を出すなど、早い段階で身につけることにより社会で役立つスキルだと思います。

学院での学びがどのように活かされていると思いますか

毎日の仕事は大きなプレッシャーもストレスもあります。そういったプレッシャーとどのように対峙していくのかはビジネスパーソンにとって大きな課題です。世界的に有名な企業でもマインドフルネスを掲げて「瞑想」などのプログラムが提供されています。

一方で、三育に通ったみなさんは既に高いレベルでストレスと対峙する方法を学んでいると思います。上記に記載したような環境での生活により、日々のストレスを軽減する生活リズムや他者とのコミュニケーションを身につけています。何よりも神様というさまざまな事象を俯瞰して見ることができる絶対的な存在を知っています。

目の前にある課題は簡単には解決しません。そのことはストレスに感じると思いますが、その課題を「神様に委ねる」ことができれば自分自身でその負担を背負う必要はなくなります。

ビジネスでは常に新しい挑戦を求められます。多くの人は日々同じ仕事を淡々と続けたいと考えますが、ビジネス環境は大きく変化していきますので、その変化に対応する必要があります。ルーティーンになっていない仕事はさまざまなトラブルも発生しますし、周りの理解を得るのも困難です。
そのような多くのストレスにさらされながらも仕事をやりとげられるかはストレスとの向かい合い方が重要です。

私は今でも朝晩、箴言を1章ずつ読みます。毎日自分の抱えている課題に対して、答えとなる言葉が与えられます。毎日祈り、自分の課題に関して神様に解決してくださるようにお願いして委ねます。数日、数ヶ月、数年というさまざまな時間軸で課題は解決されていきます。

ストレスを軽減する観点からは、課題がいつ解決されるかということより重要な視点があります。自分の課題を神様に相談して、解決を委ねた時点で、自分が抱えるストレスをかなり軽減することができると思います。挑戦を継続するにはこの習慣を身につけていることは大きな強みになります。

最後に、若い人々への教育に携わっていらっしゃる教育者の皆さんに感謝の気持ちを伝えさせてください。また、これからも社会の課題に挑戦する人材を輩出していただきたいという期待も込めて、三育学院のこれからの挑戦を応援しています。

卒業生の皆さんと一緒に仕事できる日を楽しみにしています。

〈学歴〉
1995年 広島三育学院中学校卒業
1995年 米国Campion Academy留学
1998年 広島三育学院高等学校卒業
2003年 筑波大学卒業

〈職歴〉
2003年 株式会社トムス・エンタテインメント入社
2012年 ヤフー株式会社入社
現在 ヤフー株式会社メディア統括本部コンテンツ制作1部部長

2022/07/11

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毎月卒業生の紹介をいたします。
お楽しみに。

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