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「良いこと」を沢山学び、体験できたのが三育教育だと思います

河野知子さん


自己紹介・経歴

夫、娘2人、趣味はピアノを弾くこと、座右の銘はエレミヤ書29:11

子どもを広島三育学院に入れて良かった点

3歳違いの次女も同じように三育へ進学しましたが、そのときは、いろいろな悩みを姉に相談し、姉妹の絆も深まっていきました。休み中、二人でピアノを弾いたり、賛美歌を歌ったり、神様を讃える様子を見るのはとても嬉しいものです。神様との交わりを深め、祈り、委ねる、これらのことを経験できた学院生活は、これからの人生の助けとなることと思います。

子どもの変化・成長

入学式を終え、私たちがキャンパスを出るとき、娘の顔に笑顔はなく、不安いっぱい、目にはうっすら涙が光っていました。最初の1週間ほどは連絡もありませんでしたが、その後からは、毎日、1日のスケジュールがわかるくらい電話がかかってきていました。まさにホームシック。友達ができないのか? と心配になるくらいでしたが、電話の後は意外に元気にしていたようで(後で先生から伺いました)親の声が安心の素のようでした。そんなスタートだった長女も、身の回りの事、勉強やクラブ活動など、スケジュールの管理が少しずつできるようになり、忙しい三育生活となりました。そんな中でも、友達とおしゃべりや散歩を楽しむ時間も増え、日に日に充実していきました。

友達と上手くいかなかった時期もあったようですが、他の友達や先生方に相談をして、解決していったようです。整理整頓、掃除洗濯、スケジュール管理、だけでなく、24時間一緒にいるからこそ起こるトラブルを、一緒にいるからこそわかり合える仲間と解決していく力を身につけていったように思います。また電話の終わりには「ありがとう」。この言葉にドキッとし、嬉しかったことを思い出します。とても大切なこの言葉が自然と口からでてくるのは、親元を離れて寮生活をすることで、小さな出来事でも感謝の気持ちをもち、それを伝えるという事ができるようになったのだと思いました。長期休みに帰省したときは、家事の手伝いもしてくれて、洗濯物の干し方、たたみ方を説明しながら実演してくれて、これも嬉しいことでした。

入る前の不安や入ってからの魅力

先日アルバイトを始めた娘が、一緒に働く大人たちが悪口に花を咲かせているのに、ストレスを感じながら帰宅しました。その時、三育での学びに気づかされました。「良いこと」を知るときに、何が悪いかに気づく。その「良いこと」を沢山学び体験できたのが三育教育だと思います。この「良いこと」とは、生活習慣(挨拶)、勉強に対する考え、また人との交わり方など、多岐にわたります。これらのことが生かされるのは、卒業した後です。人生の中の6年間、しかも沢山のことを吸収できる中高生の時期に、広島三育で学びができたことが、これから益々力を発揮していくと思います。

「良いこと」を学び、体験したから、今、自分が何をやるべきか、どうふるまうべきかを考え、また、寮生活で自分と違うタイプの人たちと交わったから、他者を受け入れようとする事ができるようになります。まだまだ、成長段階である娘達ですが、これらの学びが生かされていくと信じています。広島三育で出会った友達や先生方との絆は本当に強いものです。衣食住を共にした友は、人生において何よりの財産です。これから色々な事が起こる人生を、神様を第一とする信仰を持ちつつ、苦楽をともにした仲間とお互い支えあい、励ましあって歩んでいって欲しいと思います。


Hiroshima San-iku Alumni & Friends

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