自然と身について行く『主体的に思いやりを持って行動出来る事』
荒木 瑞穂さん
自己紹介・経歴
大学卒業後、商社に5年勤務した後、不動産会社勤務を経て、結婚し、家族は夫と長男、次男、三男の5人です。趣味はバラを育てる事と30年間続けているフラワーアレンジメントで花のある穏やかな空間作りを楽しんでいます。
座右の銘は人の目ばかり気にしてきた自分を変えたくて『どう思われたいかではなくどうありたいか』でしたが、『だから人にしてもらいたいと思う事は何でもあなたがたも人にしなさい』(マタイによる福音書)の言葉を意識して生活すると、家族や周りの人を笑顔にし、自分の笑顔も増えます。自分ではなく他人に意識を向け、常にそれをすることは難しい事ですが、とても良い言葉だと感じ、意識して生活するように心掛けています。
子どもを三育学院に入れてよかった点
入学してから長期休暇の度に息子の成長を感じ、広島三育学院の存在に、そしてお支えくださっている先生方に改めて感謝致しました。関わってくださる先生方は、他者と比べず個々の成長を細かく見ながら、自信のない息子の良いところを伸ばし、自信を付けてくださいました。努力が実らなくても努力する事を諦めない精神を、色んな形で導いてくださいました。お陰様で自己肯定感や自己効力感等が身に付いたと感じます。
まずそこにいる皆様が与えられた当たり前の事に感謝し、神様に感謝し、自分を認め、他人を認める大切な事が自然と出来て受け継がれていることも、素晴らしい所だと感じます。人の為にしたいと思える人がいると、自然と周りもそうなって行くんだと私自身も子供を通じて教えていただ頂きました。寮生活においても健康管理や、細かい気配りをしていただ頂き安心できました。
子どもの変化・成長
『主体的に思いやりを持って行動出来る事』を教えることは難しい事ですが、一つ一つ教わるのでは無く、広島三育学院の学びの上で自然と身について行くのを、我が子やクラスメイトにも感じました。また、その様子を動画配信等で細やかに配信して頂き、安心と成長の喜びを実感感じました。
入る前の不安や入ってからの魅力
共同生活をする上で人間関係に悩むのではないか……と不安を抱きながら送り出しました。実際に自分と合わないと思う相手がいた時、舎監の先生に相談したところ、部屋替えをしてくれると思い込んでいた息子はそうでは無かった事に驚いたようでした。どうすればその相手と上手く生活していけるのか一緒に考えてくだ下さったり、『まず自分で考えてみる』そして工夫したり、関わり方を考えるやり方を自分で見つける事を教わったのです。
社会に出てとても大切な事だと思います。すぐにその相手の事を拒むのではなく、受け入れて自分なりの関わり方を見付ける事を教わりました。とても大切な事を学んだ気がします。
Hiroshima San-iku Alumni & Friends
広島三育学院同窓会 & Friends便り毎月更新中