ロボットを通して、より良い社会づくりを
藤田 真理奈・人工知能の研究開発
現在の仕事は何ですか
人工知能の研究開発に携わっています。コンピュータやロボットが人間のように物事を把握・判断できるようにするための方法を考えたり、賢くなったコンピュータ/ロボットが人間の社会にどう役立てられるかを考えたりする仕事です。人工知能分野は日進月歩の技術革新があり、毎日のように新しい発見があるのでとても楽しいです。また、人工知能を通して世の中の問題を解決し、より良い社会づくりに貢献できる点にもやりがいを感じます。
掲載している写真は、昨年参加した、鉄道やバスといった交通データを使ったアプリを募るコンテストの時のものです。作った作品が優秀賞を受賞し、シンポジウムで紹介させていただきました。研究成果を発表するために、このようなコンテストや学会に参加することも多いです。
学院での学びがどのように活かされていると思いますか
三育では、奉仕活動や様々な行事等、教科としては明確に定義されていない学びの機会が多くありますが、私はその中で本質的な課題が何かを見つけ、何を学ぶべきかを自分で考えることや、目標を達成できたかどうかに関わらず、自身を成長させることそのものの喜びを経験しました。今私が従事している研究開発職では、誰も知らない知識を発見し、まだ解決策が分かっていない問題を解決することが求められます。失敗にめげずにモチベーションを保ち続けながら、何が問題なのかも不明瞭な物事に対応する必要がありますが、それを楽しめるのは、三育時代の経験があったからこそだと思っています。
学院時代の思い出を教えてください
行事がたくさんあって楽しかったです。中学生の時、1年間の予定を書き出してみたら、確か2週間に1回くらいの頻度で何かしらのイベントがあり、とても幸せな気持ちになったことを覚えています。私は球技や美術、料理等が苦手で、行事では全然活躍できないどころか、どちらかというと周りの足を引っ張ってしまうタイプでしたが、どの行事にも良い思い出があります。三育は失敗に寛容で、能力による優劣をつけない雰囲気があるので、できないことでも気負わずに楽しめたのだなと思います。
2022/05/06
Hiroshima San-iku Alumni & Friends
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毎月卒業生の紹介をいたします。
お楽しみに。
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