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広島膝専門

ひざの痛みの症状ひざが痛いという話はよく聞きますが、その症状は、原因や痛みの程度によって様々です。突然の膝の痛みは、ひざの酷使や負傷によっておこります。ひざのトラブルで最も多いのは、ひざに力がはいらない、ぐらつく、ひざ折れしそうになるといったことです。その他に、ひざがこわばる、ぽきぽき鳴る、ひざが曲がらない、伸びないと言った症状もあります。ひざが痛いと、どうなるのでしょうか?ひざは年月を経て摩耗していくために、歳を重ねると膝の痛みを訴える人が増えます。体重が重いとさらに膝に負担がかかります。スポーツにしても同様です。ひざは動く際に要となる部位なので、痛みがあるとスポーツができなくなりますし、歩いたり階段を上がるといった単純な動作も簡単にはできなくなります。


ひざが痛くなる原因は?

ひざの痛みの原因は様々です。スジを違える、足をくじく、靭帯を痛める、軟骨を痛めるといった怪我が原因である場合もありますし、変形性関節症(関節の炎症)、腱炎(腱の炎症)、滑液包炎(膝のクッションである液体の入った袋の炎症)といった生体反応が原因の時もあります。

膝の痛みをおこす原因を知る前に、膝の構造を知る必要があります。
膝は、大腿骨、脛骨、腓骨、膝蓋骨の4つの骨で構成されています。
一般に膝の関節と言われているのは大腿脛骨関節で、内側と外側に1組ずつあります。
大腿骨と脛骨の表面には関節軟骨があり、関節軟骨と関節軟骨の間には半月板があります。
この“軟骨—半月板—軟骨“の3つの構造がクッションの役割を果たします、膝が滑らかに動くようにしたり、歩行時に体重を受け荷重を分散させます。
また大腿骨と脛骨は、4本の主たる靱帯(前十字靱帯、後十字靱帯、内側々副靱帯、外側々副靱帯)によって結ばれています。この4本の靱帯は、骨がずれることを防いで安定させ(脱臼防止)、関節の微妙な動き(屈曲・伸展・内旋・外旋・内反・外反等)をスムーズに行うことができるようにします。
膝にはもう一つの関節、膝蓋大腿関節があります。ここの骨の表面に、も関節軟骨が存在し、筋肉の力が効果的に下腿に伝える役割があります。
これらの構造体を包み込む“袋”が、関節包であり、内膜は滑膜と呼ばれ、関節液を分泌したり吸収します。

膝そのものに原因がある場合
膝を構成する構造体に「何らかの異常」が見られた場合に痛みが起こります。つまり、怪我・損傷、変性、炎症等が起きた時に痛みが起こります。痛みだけでなく、腫れたり、水がたまったり、出血したりします。その他、生まれつき何らかの異常がある場合にも痛みが起こります。怪我・損傷は、日常生活上のちょっとした怪我・転倒、スポーツによる怪我、交通事故、等です。階段でつまずいたり、道端で転んでコンクリートの角にぶつけたり、自転車で転んだり、足をひねったり等。このような “ちょっとした怪我” でも膝に損傷をおこすことがあります。最初のうちは大した症状がなくても、数カ月や数年たつにつれて症状がだんだんとはっきりしてくることがあります。したがって、日常の小さな怪我にも気を配る必要があります。この他に、スキーで転倒したり、バスケットボールやバドミントン等でジャンプの着地時に捻ったり転んだりして痛める方が多いようです。ラグビーやアメリカンフットボールで、タックルを受けたり直接接触して怪我するケースもあります。変性とは、「加齢性変化」、「年令的変化」、「経年変化」等とも呼ばれ、一般に“年のせい”とよく言われるものです。長年使っているうちに摩耗されたり壊れたりします。炎症を起こすのもで良く見られるのは、関節リウマチです。関節リウマチは全身の関節に炎症を起こし、ひどくなると関節の破壊が起こり日常生活に支障をきたすことがあります。その他には、出血を起こす病気等があります。

膝以外が原因の場合

O脚、X脚、股関節の病気、外反母趾、腰の病気等でも、膝に痛みが起こります。このような、膝以外に原因が見られる場合には、医師の診察をうけ詳細な検査を行わないとわからない場合があります。

膝病気

膝に痛みが見られる場合、中高年では、「変形性膝関節症」が最も多くみられます。一般的に「加齢性変化」「年のせい」といわれるものです。軟骨が年とともに徐々に摩耗され、半月板も損傷し、炎症が起こります。進行すると、靱帯も緩んできてやがて変形が起こり関節が破壊されます。重症になる前に、膝の専門医の診察を受け、適切な指導や治療を受けることにより、ひどくなることを防ぐことができます。
若い方に多く見られるのは、スポーツや運動等による外傷です。
膝の中の損傷、つまり、前十字靱帯損傷、半月板損傷、軟骨損傷等が最も多く、膝に痛みをおこしたり、曲がらなくなり、走れなくなります。また、急に膝が伸びなくなる(ロッキング)こともあります。
若い方の例

前十字靱帯損傷
後十字靱帯損傷
半月板損傷
軟骨損傷
内側・外側々副靱帯損傷
関節ネズミ
離断性骨軟骨炎
オスグッド病、等

高齢者の例

変形性膝関節症
膝骨壊死症(大腿骨内側顆骨壊死)
関節リウマチ
膝関節拘縮症
偽痛風、等

太もも

まず、運動不足に起因する現象の一つ、「筋力の低下」と膝の痛みの関係を探ります。

膝には、太ももの骨「大腿骨(だいたいこつ)」とすねの骨「脛骨(けいこつ)」、膝の皿と呼ばれる「膝蓋骨(しつがいこつ)」という3つの骨が組み合わさっています。それぞれの骨が直接ぶつからないように軟骨がクッションの役割を担い、関節を動かすために多くの筋肉が使われています。

主に膝関節を曲げ伸ばしする動作に使われる筋肉は、腿の「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」や「ハムストリングス」です。膝の周囲だけではなく、お尻の筋肉である「大臀筋(だいでんきん)」など、足を動かすための幅広い筋肉が膝の動きをサポートしています。しかし、膝を長い間あまり動かさないでいると、筋力が低下してサポートする力も衰え、骨と骨の間のクッションとなる軟骨の摩耗を早めて、膝の痛みを生じさせてしまうのです。

関節の柔らかさ

もう一つの現象は「関節の柔軟性の低下」です。

運動不足によって起こる膝の痛みが原因で、膝関節の新陳代謝が鈍化し、膝関節が硬くなることがあります。 膝の関節が硬くなると、周囲の組織に痛みが生じるようになったり、脚をしっかり伸ばせないため、ふくらはぎに負荷をかける歩き方になり、それが続くと股関節を痛めてしまったりします。

さらに筋肉に柔軟性がない状態で運動をすると、軟骨や骨をサポートできずに負荷がかかって、膝に痛みが生じてしまうのです。そうなると、動くのがおっくうになり、さらに運動不足になるという悪循環に陥る恐れがあります。

これら以外にも姿勢の悪さや、肥満も膝に負担をかけます。どちらも柔軟や運動を心がけることで改善が見込めますが、過度な運動は膝の負担になってしまいます。それではどんな運動に取り組めばよいのでしょうか。

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