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自分のことを好きになれないあなたへ

育った環境に依存すると思うのですが、無条件の愛を親御さんから受けずに育った人の多くは、自分のことを好きになれないようになるケースが多い。

例えば、学校の成績が良くないと怒られたり、逆に成績の良いときだけ褒められたり。親の言うことを聞かないという理由で、怒られたり。僕の場合は、姉が良い子路線から外れたときの、親の態度を見て、子供ながらに「自分は姉のようにはならない」と考えた。それは今から考えると、親に愛されたかったんだろう。

日本だけに限らず、世界共通なのかもしれないが
優劣を見て、その子を褒めたり、けなしたりする親が多い

とにかく誰かと比較して、優劣を決めたがる

そんな環境で育った子供は、できるだけ優れて親に気に入られる存在であろうとする。でもね、ダメな親というのは、自分の子供を自分の自尊心を満たすために利用している親が結構な数いる。

うちの娘は、なになに大学で。
うちの息子は、弁護士で。

とかね。そんなこと、子供の特徴のひとつにすぎないのに。そして、そういう親の欲望は限りない。例えば、良い大学に入れば、良い会社に入ることを期待するし、その次は出世することを期待する。そういう親の期待を、人生の何処かで満たせなくなると

「自分はダメな存在なんだ」

と子供は思ってしまったりする。

心理学かな?そういう環境で育った子供は、全ての人間関係において、相手が同じような人だと捉えて、同じような心理状況に追い込まれ行動してしまうことがある。「心理の投影」という。

会社に入っても、上司が自分の親と同じような人だと思いこんでしまったりする。実際に上司がそんなケースである場合も、残念ながら多いので、この負のループからなかなか抜け出せない。

そんなあなたが、その負のループから抜け出す方法に、こんな方法があるので、よかったら参考にしてみて。

  • 目標に向かって行動するのは、今まで通りで良い。でも、その目標を決める時、親の顔色や上司の顔色なんか気にせず、自分がやりたいこと、正しいと思うことを目標にすればいい。

  • 行動して努力して、結果は正直どうなるかわからない。でも、結果で自分を判断するのではなく、努力してきた過程を自分で評価するようにしてみて。

自分で決めて行動した場合、結果はどうあれ、結構受け入れられるものです。そうして少しずつ自分に自信がついていきます。

比較するなら、他人と比較するのではなく、昨日の自分と比較して、自分を評価してみて。

もしダメな自分を発見しても、それも自分なんだと受け入れられるようになるといいね。でもこれって、結構難しい。人生で、あるがままのあなたを受け入れてくれる人に出会ったり、とても感銘を受ける本に出会ったり、曲に出会ったり。

相手が人の場合、その人にずっと依存するのは難しいので、たまに食事に付き合ってもらうとか、チャットに付き合ってもらうとか。本や、曲の場合は、誰の時間を使わせることもなく、自分が繰り返し鑑賞することができるのでオススメ。

30ぐらいの時、Mr.Childrenの「花」という曲の以下のフレーズを聞いて、そんな事できるわけ無いじゃん!って思ってた。でも、それから十数年経った後、僕は自分を受け入れられるようになった

等身大の自分だって きっと愛せるから
最大限の夢描くよ たとえ無謀だと他人が笑ってもいいや

Mr.Children 花より

克服するのはとっても時間がかかるけど、自分と必死に向き合い続けたら、いつか、あるがままの自分を好きになれる日が来ると思う。

大変だと思うけど、あなたなら大丈夫。

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