最短距離で進むより、回り道をオススメします。

テレビも新聞も雑誌も、もう２０年以上見てませんが、２５年前ぐらいからグローバル化の波がやってきて、市場原理主義なるものがなんだかかっこいいことみたいな感じで、僕らの生活を覆ってますよね。

何らかの主義が流行るのはそれなりに理由があるし、それに対してどうこう言うつもりはありません。僕の専門はITですが、ITと金融データの電子化により、より世界が密に高速につながるようになったんだろうなと。なんでもそうですが、技術の発明は基本的に善意からもたらされるものが多く、要はそれを利用する人がどういった意図で利用するかということで、良い結果ももたらしたり、そうでなかったり。

コミュニケーションはワンクリックで数秒以内に確実に世界の別の場所に届く、お買い物も似たような感じ。利便性は多くの場合良いことが多いですがね。音楽はデジタル化されたけど、何故か若者の間ではカセットテープが流行ったり。

素早さ便利さが正義

という軸と

手間を掛けて、自分なりのストーリーを楽しむ

そんな感じなのかなと。

音楽をスマホに入れて楽しむのでも、カセットテープに録音して手間を掛けて楽しむのも、人の好みなので、どちらが良いとはいえませんよね。

同じような感じで、これを人生に当てはめてみると

効率良くノウハウを取得し、大量のデータを分析して正しい答えを導き出す

というのと

効率なんて考えず、ただ楽しい・嬉しいを動機にして、人生の進路を決める

こっちに関しては、僕は圧倒的に後者をオススメします。何でもかんでも近回りすりゃいいってもんでもないです。好きなことを、とりあえず必死にやっていく。ある程度極めたら、他の好きなことで同じことをする。一見なんの関係性もない、それらの事象が１０年３０年のスパンでみると連鎖してきて、化学反応を起こすことなんかあるんですよね。

なので、僕は

人生においては、遠回りをススメます。

とまぁ、おっさんの戯言でした。何かの参考になれば幸いです。