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難しいことを簡単に説明する能力

頭は良いけど、頭が良くない人によくある傾向。自分の知っていることを専門家にしかわからないような論調で話す人。アタマが良さそうなのは伝わってくるが、聴いててあくびが出そうにつまらないし、理解する努力をするのも苦痛になる。

頭は良いし、人のことをよく考えてる人にある傾向。めちゃめちゃ賢いのに、すごくわかり易い言葉や例を使って、難しいことを簡単に説明する。

僕は圧倒的に後者のパターンの人が好きだ。何故かというと、難しい話を難しくされたら、理解するだけのオツムを持っていないから(笑)

で経験上、後者の人のほうが実は色んな意味で頭が良いので、人として好感が持てるケースが多い。

ちなみに僕はどういうタイプかと自己分析すると、難しいことを簡単に説明する。
おっ つまりめちゃ賢い人??

答えは「Noだ」。僕は難しいことをある程度理解する能力はあるが、難しい言葉を知らないので(笑)、簡単な言葉で説明するしか手段がないのである。

例えば、夏目漱石。
僕は漱石の名前は中学生ぐらいから知っていたが、きっとめちゃめちゃ難しいことを書いているんだろうと思って、全くタッチしなかった。が、高校の国語の教科書に「こころ」のごく一節が載ってて、驚くほど平易な文体で、でも心情描写は美しくて、「あぁ、これが漱石なのか」と痛く感動したことがあった。

たぶん、生まれて初めてまともに小説を読んだのは、「こころ」だったと思う。内容忘れたが(笑)

世の中にはこういったタイプの著名人も結構な数いるから、最初から敬遠せずに、一度トライしてみるのもありかもよ。

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