真偽不明:今から誹謗中傷やめても遅いでしょうね
恋愛リアリティショーに出演されていた女子プロレスラーの死去により、SNSでの誹謗中傷が大きな話題になっています。
そもそもあの番組がリアルな恋愛模様を映したドキュメンタリーでは無い事など分かりそうなものですが、そう認識出来ない人が一定数いる事は事実でしょうし、だからこそあの手の番組が人気があるのでしょう。
制作者側もそれを分かって作成している事は当然だと思います。
言わばプロレス的な作り方で、ベビーフェイスは誰からも好かれる様に、ヒールはより憎らしく、そうする事でより感情移入し、ストーリーにのめり込んでいく訳です。
彼女は本職のプロレスラーですから、誰よりもその設定をしっかりと理解して演じ切ったのでしょう。
だからこそ、目に余るほどの誹謗中傷がSNSに書き込まれたのだと思います。
ただ、残念だったのはそうなる様に作っておきながら、彼女に対するフォローやケアがなされていなかった事。
プロレスラーと言う職種であったが故に繊細さを表に出して助けを求めることが出来なかったのかもしれないと言う事です。
彼女自身の事はもちろん、彼女を直接知る人達の悲しみを思うとやりきれませんね。
ご冥福をお祈りいたします。
今回の件は1番組による出来事というだけには留まらず4月27日に設立されたばかりのソーシャルメディア利用環境整備機構が緊急声明を発表すると言う大きな動きとなりました。
この機構はTwitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokと言う日本の中心的SNSサービスの会社が連携して立ち上げた機構で、当然総務省など政府側も関係する組織となります。
今回の緊急声明では、誹謗中傷などの嫌がらせ、名誉毀損に対して、速やかな情報開示、警察との連携が謳われています。
つまり匿名性を笠に行われていた誹謗中傷が法の下、きっちり悪行は悪行として裁かれる様になる、ということです。
これまでもそれは行われていましたが、機構が出来た事により、より強力にそれが推進される事になるでしょう。
被害者救済の敷居が低くなり、助けられる被害者が増えると期待出来ますね。
これまでSNSで誹謗中傷を行なっていたいわゆる加害者も戦々恐々となり、SNS被害者救済が得意分野の弁護士の元には、自分が行った投稿がアウトかセーフかなジャッジをして欲しいという「匿名」の問い合わせが殺到してるのだとか。こんな時も匿名だと言うのは笑ってしまいますね。
ヤバいからもうそういう事は止めようと思ってる加害者もいるのかもしれませんが、残念ながらもう遅いでしょうね。
機構は何年も前から動き出していますから、今止めたところで過去の誹謗中傷が消せる訳ではありませんからね。
さらに言えば、機構が出来て横の連携が出来る様になると、すべてのSNSが紐付けされ、Twitterでの誹謗中傷が原因でLINEのIDを失うという可能性もあるということです。
危険な発言をするユーザーだという情報が共有されるのですから。
当然アカウントを消して別のアカウントを作ったところで同じ事でしょう。
すでにAIを駆使して誹謗中傷、名誉毀損をしている危険な発信者は特定され、ある日突然逮捕、その瞬間からあらゆるSNSが利用出来なくなる、そんな日が来るかもしれません。
もちろん、真偽は不明です。
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