栗山監督にお会いできました!

木曜日は、侍ジャパンの栗山監督がnewszeroに来て下さった。まだ夢の中にいるような気分と仰っていたのがまずは印象的であった。優勝してから、ホテルに戻って帰国の準備をして、飛行機に乗って、そのまま記者会見をしてと怒涛の時間過ぎているような感じであった。

自分たちの2015年のラグビーワールドカップの時を思い出した。日本でどれほど盛り上がっているのかわからない中で帰国してとんでもないことになっていて、TVなどの出演も一気に増えた。その時は、ゴロー(五郎丸歩)がヒーローのように取り上げられていた。

今回はダルビッシュ選手、大谷選手はそのままアメリカにスティした。プロ野球の開幕も控えている中で、栗山監督がその役割を全うされるべく各局を回っている。その想いにも感銘を受けた。

もう一つ印象的なことがが反省していることがあるというコメントであった。

日本への帰国の飛行機では、試合に出て活躍をする機会がなかった、少なかった選手にどうしたらよかったのか、これが正解だったのかと色々と考えていたとのことだった。監督は孤独だったとも仰っていた。誰を選ぶのかより誰を外すのか。それをどう伝えるのか。この辛さは本当に大きなプレッシャーだと思う。そこをやり切って、選手を信じ続けた姿勢に選手やファンも魅了されたのではないかと感じていたが、やはり監督の辛さが責任は半端じゃなかったんだなと改めて思った。エディさんも同様のことを言っていたことを思い出した。

栗山さんの特徴は、選手一人一人と向き合って、対話していく。自分自身が信じてもらえたように人を信じる。その人を信じているが、もし万が一うまくいかなった場合も想定して、準備をしておく。緻密さと人としての強さ、思い切りの良さ、配慮。数え切れないほど魅力的な部分がある。言葉も匠である。引き出しがたくさんある中で最適と信じたものを惜しみなく吐露していく姿に、唸った。

こんな人になれたら素敵だなと素直に思える人だった。夢のような時間もすぎて、それぞれの日常に戻っていく。その前に今の想いを書き留めておきたいと思い、連続のnote更新となりました!

最後に一言。今回の大会でもずっと出ていた選手とチャンスがなかった選手は大きく、現時点での人生は変わる。ここから始まるプロ野球でも注目されるだろう。

一方で、出られなかった選手がそれでダメなのか。そんなことは全くない。WBCに出られない経験。そこから学べることは大きい。人としての成長を考えた場合には、むしろその方が良いのでは。多くの人から期待されて出場できなかった。だからこそ、感じられることもある。チームメートや家族、ファンの皆さんの有り難さをここから感じるであろう。活躍した選手のこれからの活躍も楽しみだけど、出られなかった選手がどのように活躍するのか。

その点にも自分自身は注目したい。

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