【7/18(火)朝の相場情報】市場に警戒感…日銀、YCC修正はあるか？

おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報（通称：朝ヒロセ）です。

昨日の米株式市場は上昇を再開。ナスダック+0.93％、S＆Pは+0.39％、ダウは+0.22％となりました。
ドルは狭いレンジで推移しています。円も終わってみれば変わらずでドル円は138円台後半で取引終了しています。

今週は、
18日(火)
米6月小売売上高

19日(水)
ユーロ6月消費者物価指数

21日(金)
日本6月消費者物価指数

となっています。
来週はFOMCそして日銀金融政策決定会合がありますので、その前のデータ集め期間といったところでしょうか。
本日は21：30に小売売上高発表となっています。相場が乱高下する可能性がありますのでお気を付けください。

日銀の動きに世界が注目しています。

引用元：Bloomberg

現在、日本の国債は米国の物価・労働統計の軟化をきっかけとした世界的な相場上昇にあらがう動きを見せています。10年物円スワップ金利はYCC（イールドカーブコントロール）における長期金利の許容変動幅の上限を大幅に上回った状態となっています。

要するにトレーダーたちは、『正常化が近い将来ないことは明確だが、YCCの修正はあるかもよ？』と予想している動きです。
実際に、過去10年余りにわたり金融政策の立案に関わってきた日銀の内田真一副総裁は、
「マイナス金利政策の解除という判断に至るまでには大きな距離があるで」としたものの、今後のＹＣＣの微調整について排除はしませんでした。

エコノミスト内でも意見が分かれており、
修正あり派
・今回の会合については、前回より修正観測が広がっている
・理由としては経済指標（毎月勤労統計調査など）が強くなってきており、経済の好循環が生まれつつある

修正なし派
・ここ数日の円高の動きは円のショートポジション（売り持ち）の巻き戻しによるもの
・許容変動幅内に金利を抑えるための積極的な国債買い入れが行われていない＝大きな変化はない
・植田総裁は先月、物価上昇の持続性について確信をさらに強める必要があるとの考えを示した

といった感じです。
以前からアナリスト界隈では7月会合での修正が有力視されていたようです。
一体どうなるのでしょうか？今週金曜日の消費者物価指数にもかなり注目が集まっています。
個人的にはまだ修正はないんじゃないかなと見ています。印象として植田さんはかなり慎重な方なのかなと。
インフレ率もようやく3％台に乗ってきたところですし、そんなに焦って動く必要はないのかなと思っています。
まぁそうなると一段と円安は進みそうですが…。

今後の動きに注目です。
それでは各通貨のインデックスをみておきましょう。
・ドルインデックス　日足

一旦、戻しそうな感じになってきました。
ですが本命は少し下にある白線（月足ピボット）です。
シナリオとしては上の白線（月足ピボット）＆水色線（週足ピボット）まで戻ってからの下落を予想しています。

・円インデックス　日足

円はやはり紫線（年足ピボット）を抜けれきれずもみ合いに。
一旦下げそうな感じもしますがどうでしょうか。

・ユーロインデックス　日足

相変わらず強いですね。
こちらも上の白線（月足ピボット）ぐらいまではとりあえず上目線。

・ポンドインデックス　日足

ポンドは高値圏での横ばいが続いています。
下げたら買いたいですね。

というわけで、【ドルの戻り狙い】をしていきたいと思います。
ドル円ロング、ユーロドルとポンドドルは上げれば売っていきたいなと思っています。

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