【8/2(水)朝の相場情報】フィッチが米国を格下げ!ISM製造業は9か月連続で縮小圏に…
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株式市場はやや失速。。昨年10月の安値水準から30%ほど相場を押し上げてきた勢いが小休止した形となりました。
ドルは上昇となりましたが、明け方に急落。それでもドル円は143円台半ばで取引終了しています。
本日は、
8:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
21:15 ADP雇用統計
となっています。
今週金曜日の雇用統計に向けて、ADPどうなるか?注目です。
まずはこちら。
ニューヨークに本拠地を置く格付け会社である”フィッチ”が米国債のレーティングを引き下げました。
同社は資料にて、
「米国の格下げは今後3年で予想される財政状況の悪化、高水準で拡大しつつある一般政府債務負担、過去20年間の他のAAおよびAAA格付け諸国・地域と比較したガバナンス(統治)の低下を反映している」と指摘。
1994年から米国のAAA格付けを維持してきましたが、約30年ぶりに格下げとなりました。
これを受けて、
イエレン米財務長官
「フィッチ・レーティングスの決定に強く異議を唱える」
バイデン政権の当局者
「フィッチの決定は奇妙で根拠がない」
と強く反発。
とはいえ、格付け会社も公平にジャッジしてるはずなので『そんなこと言われましても…』って感じではないでしょうか。
この報道でドルは急落。株価も大きく窓を開けて下落しました。
30年ぶりの格下げということもあり、やはり米経済にはまだあまり表面化していない問題が多くあるのでしょう。
バブル崩壊、リセッションに注意しながら相場を注視していきたいと思います。
そしてもう一つはこちら。
7月の米ISM製造業景況指数は【予想:46.9】に対し【結果:46.4】と若干予想を下回る結果となりました。
同指数は50を下回ると活動の縮小を示します。
内容としては、
・新規受注と生産が改善したが、なお縮小の領域から抜け出せていない
・新規受注は9カ月ぶり高水準
・輸出は今年最も低い水準に沈んだ
・雇用の指数は2020年7月以来の水準となる44.4に低下
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で
「需要はなお弱いが、6月からはわずかに改善したで。生産は受注不足のため減速し、サプライヤーは引き続き生産能力を確保しているで」と指摘しています。
製造業の短期的な見通しは依然として暗いですが、向こう数年には連邦政府の投資による追い風を受ける見通しとなっています。
バイデン政権主導で制定にこぎ着けたインフラ整備に関する法律などで投資がすでに相次いでおり、4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)を押し上げています。
今後の同指標にも注目です。
では最後に各通貨のインデックスをみておきましょう。
・ドルインデックス 日足
水色線(週足ピボット)タッチで上髭となりました。
少し調整は入りそうですね。
・円インデックス 日足
円も週足ピボットで底固め中。
一旦、上昇してきてもおかしくないと見ています。
・ユーロインデックス 日足
ユーロは思ったより強い展開に。
月足の切り替わりで上髭をつけにいってる感じかなと思います。
上には強いラインがたくさんあるので抜けてこれるか?注目です。
ポンドは相変わらず高値圏で横ばい。
やはり明日の政策金利発表を待っている展開でしょう。
というわけで、個人的な狙いとしては【ドルの調整狙い】をしていきたいと思います。
ドル円ショート、ユーロドルロングあたりを狙っていこうと考えています。
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