TEAM SWYKはなぜペンギン?ロゴに込めた意味とは。
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~TEAM 語源~
「Together Everyone Achievement More」の頭文字を取ったもの。
すなわち,「みんなで 一緒に より多くのことを 達成する」という意味。
(※諸説あり)
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“TEAM SWYK”は,世界様々あるチームの中の1つのチーム。
サッカー・野球・脚本・探検隊という,世界各地多種多様あるチームのうちの一つ。
そのどれもに共通するのが,上にも書いた
「Together Everyone Achievement More」
TEAMSWYKも,まさしくみんなで一緒により多くのことを達成することを願うチーム。
まだまだ始まったばかりのチームですが,今後は世界の様々なところで,名前が一人歩きするぐらいに,広がることを期待しています。
今回は,そんなTEAM SWYKのロゴのお話。
ペンギンに王冠を被せ,なにやら英語である言葉が書かれています。
そこに込められた意味はなんなのか?
早速,見ていきましょう。
まずは,ロゴの中心に置いたペンギンについて。
なぜペンギンなのか?
その理由をみていきましょう!!
理由は2つあります。
①ファーストペンギンになれ🐧!!
《チームのマスコットを発表します!!》引用:H28.09.06 学級通信より
『へっ?』って思った?笑 急にどうしたんや?って笑
いや,チームって言ったらマスコットキャラクターがいてるやろ?
例えば,阪神タイガースやったら,虎のトラッキー。セレッソ大阪やったらオオカミのロビーのように。
チームを表すものとして,動物などをモチーフにマスコットが各チームに存在します。
そこで,廣瀬はあることに気付いたんです。『TEAMさわやかもチームやのにマスコットキャラクターおらんくない?』と。『何かこのチームを象徴するものはないかな?』と,それを思い立った日から何かいいものはないかな?とアンテナを張り巡らせて過ごしていました。
そんなある日,本を一冊読み終えたので,新しく読む本を探そうと思い,枚方市駅のT-SITEに立ち寄りました。
たまたま手にした本を読んでいると,急に『ドッカーン!』と衝撃が走りました。
『これや...』と。それはというと,新しい仕事を作り出そうとする起業家さんの話。
『新しい仕事を世の中に作り出すのは簡単にできることではない。もしかすると大きなお金をつぎ込んで建てた会社も,上手くいかなかったら全てがパーになる。でも,会社を成功させるには,新しいものに手を出し,やってみないことには,成功を手にすることは絶対にできません。と書いています。
『なるほど。たしかにな』と読み進めます。
そして,その続きに『こんな話を知っていますか?』と書いてあります。
『ファーストペンギンって知っています?』と。廣瀬は読みながら,『いや,初耳です』とここの中で返事をし,読み進めていました。
そこには,
“ペンギンは常に群れで行動する習性があります。しかし,お腹が空くと狩りをしないといけません。ペンギンは基本魚を食べますから,狩りをするには海の中に飛び込まなければなりません。
そんな海はいつも穏やかというとそうではありません。もしかしたら,ペンギンを食べるアザラシやシャチが海の中で待ち構えているかもしれない。食事一つをとっても上手くいけば,自分たちは食事にありつけ,下手をすれば自分たちが食事にされるという,“生か死”の賭けとなります。もちろん,海の状況は入ってみないと分かりません。そこで,勇気あるペンギンが最初に海に飛び込みます。その様子を他のペンギンがジッと見ています。もし,敵がいなければ初めに入った特権として,たくさんの魚を食べ放題。最高の想いができます。しかし,相手がいればそのペンギンが海面に顔を出すことはないでしょう。その様子を見て,他のペンギンが次の行動を起こすわけです。ハイリスクだけど,勇気を出した結果,最高の思いができる。そうした初めの勇気を出し,行動したペンギンをファーストペンギンと呼ぶのです。”
というお話。
そう呼ばれるペンギンがいるのを今回初めて知りましたが,『やってみんことには成長はない』『やらん後悔よりやっての後悔』『このクラスで過ごす時間も一生に一度。今やらずにいつやるねん』という,廣瀬の“芯”とする考え方にとても共感することができました。
1年7組の教室は狩りの場じゃありません。死ぬことは100パーセントありません。だからこそみんなにファーストペンギンになってほしい。失敗してもいいからと果敢に挑戦し,良い思いをたくさんしてほしい。リスクをおかしても,チームのみんなでカバーをすれば良いだけの話。何事にも思い切って挑戦しよう。必ず良いことが起こるから!
そうした願いを込めて,このクラスのマスコットを『ペンギン』にします。
という,“ファーストペンギンになりましょう”と想いを込めたもの。
今回は,当時の学級通信で発行した記事をそのまま載せましたが,これがペンギンストーリーの一つめ。
そして,もう一つのストーリーがこちら。
②先生を越えます宣言
ぼくが将来の夢として,教師を選択したのは,高校生の頃に出会った恩師の存在のおかげ。
高校に入り,出会ったのは強面・ムキムキ・馬鹿力と三拍子揃った,体育の先生でもあった担任の先生。
中学を卒業し,大阪を飛び出し始まった和歌山での寮生活。
野球をするために。と入ったものの,そんなに上手くいかないのが現実。
一年生のある日,野球ができない環境が数ヶ月続いたことがありました。そんな,心が折れかけた時に救ってくれたのがこの先生。
“お前がそんな顔で毎日過ごしとって,送り出してくれた人たちはどう思うんや。そんな辛気臭い顔してる暇あったら,練習してこい。自覚を持て。”と,時にはズバッと声をかけてくれました。
普段はいつもぼくの部屋に遊びに来て,「おい!じゃんけんや。負けたらジュースな!」と,高校一年生の財布から,容赦なくなけなしのお金を自分の喉を潤すためのジュースに変える。また,休みの日には「おーい!全員出てこい!缶けりするぞ」と,誰よりもはしゃいで,塀から落ち肋骨を骨折する。そんな先生でした。
先生の優しさが,親元を離れた私たちにとって何にも変えられない大きなもの。
きっと,先生が担任じゃなければ,僕らはきっとあそこまで頑張ることはできなかったでしょう。と思うわけです。
しかし,2年生の途中で,先生が異動することになってしまいました。
何かと幹部的なポジションを任せてもらい,野球部のキャプテンでもあった私は,何か一言と言われ前に出ました。
涙が溢れすぎて,なかなか言葉が出なかったのですが,声を振り絞ってようやく言えたのは,
“先生を越えます。”
この一言だけ。
言いたいことはたくさんありましたが,口にできたのはこの言葉だけでした。
高校を卒業し,大学を卒業し,社会人になった今も,先生は私を気にかけてくれて,大阪に出て来たときは,必ず「飲みに行かんか?」と連絡をしてくださいます。
先生は今,私立高校の女子バスケットボールの顧問をしています。
そのチームの合宿にも帯同させていただいたりもし,先生の指導法や,生徒への接し方を今でも学ばせてもらっています。
先生との前置きはこのへんで。ペンギンの話に戻りましょう。
その先生の女子バスケットボール部のチーム名が,『SEA LIONS』。
SEA LIONとは,日本語で『アシカ』。
お気付きの方もいるかもしれませんが,アシカはペンギンの天敵ですね。
世間では,ペンギンはアシカを越えられないと言われています。
でも,私が高校2年生の時に伝えた,“先生を越えます”というこの言葉。
先生がアシカならば...僕はペンギンでいきます。
という決意表明みたいなものです。
餌にされるとか,狩りの相手とかそんなんじゃないですが,世間ではペンギンはアシカには敵いませんよね。
もちろん,現在も先生は全てにおいて敵う相手ではありません。
しかし,先生のような立派な人間になれた時,自分の目指す人間像に近づけるのではないかと思っています。
教師としてのメンター。人としてのメンター。
このロゴを見た時に,先生を思い出せるようにしたという,自分なりの表明です。
こうした理由から,ペンギンをロゴマークにしたんです。
そして,初めてのクラスで学級目標にした
“世界一のチームを目指そう”
の意味を込めた『王冠』。
そして,私の座右の銘,『置かれた場所で咲け』を英語にした,
“Bloom where god has planted you”
の言葉。“世界中を繋ぐ”をテーマにしたチームなので,日本人以外でも分かるように英語にしました。
将来は,このTEAMで同窓会がしたい。
このロゴマークが入ったTEAM章を参加証にした会を開きたい。
そしてその場が,世界の色んな国のメンバーで溢れている景色を見たい。
その場がたくさんの人の将来に対する何かしらのきっかけになる場となるように。
私がこれまで先生やたくさんの人に教えてもらったことを土台に,このTEAMSWYKをプラットフォームに,たくさんの人を繋げられる存在でありたい。
そのためには自分がどんどん動く。チャレンジするのみ!
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