【入力】マウスの選び方【装置】
・普段PCを使用する時になにげなく使用しているマウス、皆様は機種にこだわりがあるだろうか?
私は今回、長らく使用していたマウスが生産終了となってしまったため、手持ちが故障した段階で別のマウスに乗り換えざるを得ないという状況になった。以前も故障時に緊急避難的に別のマウスを使う機会はあったのだが、まぁ手に馴染まないこと。明らかに作業効率が落ちるので、(自分にとって)使いやすいマウスというのは本当に作業上で重要な要素なのだなと思ったのだった。
そしてある日、メインのマウスは息を引き取った。
・そこで5台ほどマウスを購入して試運転してみたのだが、実際に買ってしばらく使ってみないと本当の使い心地は分からないというのが今回の感想。5台中4台は無駄になってしまったと言えばそうなのだが、分かったこともある。
・あくまで私の好みで、という前提ではあるがこのエントリが「自分にとって使いやすいマウスとは何かを明文化する」ための助けになれば幸いである。
■愛用していたマウス
・Microsoft Basic Optical Mouse P58-00069
・これが今回ディスコンになってしまったためマウス探訪の旅が始まった。ちなみにこれ定価1000円程度なのだが、ネットショップで売れ残り品を探すと何故か1万超えのプレミアがついている。
各項目についてマウスとはどういうものなのかを挙げてゆく。
■ボタン数/機能
◆ボタン数
・マウスの基本装備は右クリック、左クリック、ホイールの3ボタンなのだが、機種によっては5ボタンもしくはそれ以上を搭載しており、任意の機能を割り当てられたりする。よく見かけるのは親指の位置に小さなボタンが二つ付いていて、ブラウザの進む戻るなどが割り当てられているもの。
・私の場合は3ボタンで十分。進む戻る、新しいウインドウを開く、閉じるなどの操作はマウスジェスチャーで対応している他、誤操作で押してしまうなどのリスクもあるためだ。
◆チルト機能
・ホイールを左右に押し込むことで左右スクロールできる機能を搭載しているマウスを見かけるのだが、個人的には全く必要ないですね…操作ミスの原因にしかならない。
・過度な機能は必要ない、がボタン数や機能に対する私の要望。
■有線/無線/Bluetooth
・無線/BT式は電池が必要なので、必然的にマウス本体が少し重くなる。出来るだけ軽い方が好みなのでずっと有線式を使っていたのだが、今回試した5台はどれも軽く全く気にならないレベルだった。有線式は言わずもがなケーブルが煩わしいので重量がクリアされた今もはや選ぶ必要は無くなった…と思ったのだが。
・私の場合デスクの左下あたりにデスクトップPCを配置しているのだが、USBレシーバーの電波に干渉するらしくどのマウスを使っても動作がガクガクだった。
・そこでUSB延長ケーブルを用意してデスクの上まで持ってきてレシーバーを置くという対処をしたところカクつきはゼロに。これさ、半分くらいワイヤレスの意味無くない?
まぁレシーバーだけ取り外してマウス内に収納すれば外への持ち出しが楽ってのはあるけど。
・外でノートPCを使う用に買ったMicrosoftのBluetoothマウスも一応持っているが、PC側がBTを装備していればレシーバーが必要ないという利点と引き換えに接続に若干のラグがあったりある日ペアリングが外れていたりと問題も多い。
まとめると、
・有線式はケーブルが煩わしいが動作面の問題がほぼない。
・無線式はレシーバーの位置等で動作面に影響が出る。
・BT式もほぼ同様だがペアリング等の手間がある。あと高い。
こんなところでしょうか。
■形状
◆大きさ
・写真では伝わりにくいのだが、画像※1のMS Basic…は結構大きい部類に入ると思う。私の手はやや大きい方なので、ミニマウスだと握るというより親指と小指薬指でつまむような持ち方になってしまい操作しづらいのだ。
◆フレーム
・フレームという名称が正しいのか分からないが、※1の写真を見るとボタンの外側がプラスチックの外郭のようなもので囲まれているのが分かると思う。
私の場合このフレームに中指を置く癖があるので、これが無いタイプのマウスだと右クリックの誤操作が頻発する。なのでフレームの有無は必須条件の一つである。
↓こういうタイプのマウスはNGですね。あと高い。
形状に関してまとめると、
・大きめがいい
・フレーム必須
こんなところか。
■ボタンストローク
.要するに押し心地のことである。昨今のマウスには静音タイプを謳ってる製品を良く見かけるがこれは押し心地に直結しており、カチカチ鳴るものの方が個人的に好み。
往々にして静音タイプは音が静かな分「今押した!反応した!」という実感に乏しいのである。検証したわけではないが、これってやや誤操作の温床になってるような気がした。
・特にホイール回転が顕著。ホイールを回して数値を±1するような操作を良くするので、静音のために当たり判定が弱いようなマウスは好みではない。
まとめ
カチカチ言わせろ。
■その他
・マウス本体(もしくはメーカー?)によってカーソルのスピードに違いがあり、OS上で設定している数値が同じでも動作に違いが出る。
・ちなみにMS Basicはスピード14で使用していたのだが、HP 280は6くらいがちょうどいい速度だと思った。すごい差だな。
■実際に買ったマウス
・1~3は通販で買ったもの、4、5は実際にビックカメラで触りまくって買ったもの。
1:ELECOM DY11DR
・ちょっとサイズが小さい。確かにホイールにクリック感はあるのだが左右クリックは静音タイプの他、上部のフレームが細く右クリック事故が多発した。
あとはホイールクリックの反応が好みではなかったですね、真上から押し込まないと反応しないような。
2:Logicool M220
・これも1のELECOMとほとんど変わらない印象。小さめ、左右クリック静音、ホイールはカチカチ。
・こちらの方がフレームが太めで堅牢だったので一晩使った。
3:HP 280
・結論として今回試した中で一番従来の使い心地に近いかなと思った一品。
・左右クリックの他ホイールも静音タイプで操作感が弱いのが惜しいが、フレームは適度に太く上部までカバーしているのがありがたい。サイズも大きめ、親指部分の形状や滑り止めなど丁寧に作られている印象。
HPって何使っても堅実に作られてるという印象だよね。
4:ELECOM M-IR07DR
・並べて比べると1のDY11DRとほとんど変わらない大きさなのだが、上部に行くにつれ幅が広がっていくデザインなので若干大きく感じられる。
・しかし使い心地としてはDY11DRとそう変わらなかった。左右静音、ホイールカチカチ。やはりフレームが細いので右クリック誤操作が起こりやすい。
・ピンク以外は顔とかない硬派なデザイン。
5:Logicool M280
・左右クリック、ホイール共にカチカチ型。フレームが上部までカバーしきれていないため、私の手のサイズだと中指を置こうとすると右クリック事故がやや発生。もう少し大きかったら良かったのかもな。
■番外編
◆トラックボールマウス
・知人の他ネット等を見ていると「最高!」という意見ばかり見かける製品。正直慣れるまで使い込む時間が勿体なかったので今回はそもそも購入候補に入っていなかったのだが、ビックカメラで3機種ほど実際に触ってみた。
・ボタンやホイール、なんかくるくる回るやつとの組み合わせがまったく馴染めずこれは習得に相当時間かかるぞと思って30秒くらいで諦めた。
・その他知人によると緻密・精密な動作には向かないとのことで、ゲームをする時は普通のマウスを使っているという話も聞いた。そう考えると確かに私の場合DAW上でミリ単位の調整とかしてるよなぁと。そういうわけで今回も見送り。あと高い。
■まとめ
・慣れもあるのだろうけど、自分がマウスに何を求めてるのかを明確化出来たのは収穫だったかなと。こんなに細かくこだわってる人はあまりいないような気もするが…
・今後しばらくはHP 280をメインで使っていくことになるだろう。これが生産終了したらまた探さないといけないのか…
おわり。
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