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世界史11 ギリシャ

半島国家はその付け根を制した大国に脅かされる


19Cは国会からの南下政策のロシアと海上ルートのフランス、イギリスがギリシャを狙っていた。

半島の付け根でAとBの2つの大国が交代するとき、半島国家の中でも必ずA派とB派の内紛が起こる。


第二次世界大戦でギリシャはドイツに占領される。

大戦末期、ドイツが敗走。
→ソ連が付け根のバルカン半島を占領。ギリシャ本土にはイギリスが占領


大戦後はイギリスに代わってアメリカがギリシャ防衛を行う。上のブルガリアはソ連の影響下。
アメリカは莫大な軍事経済援助を行い、ギリシャとトルコをNATOに加盟
→ソ連の地中海進出を防ぐため


ギリシャは1981年にEUに加盟。キプロス併合問題で軍事政権が崩壊し民主化したため。


ギリシャ危機
全ギリシャ社会運動PASOK(政党)
→公務員の労働組合が支持母体。投票してくれる人を公務員にしたため、国民の5人に1人が公務員。組合が要求する過剰な福祉政策で国家財政破綻。

→それでもPASOK政権はGDP13%を超えていた財政赤字を1%まで削減できた報告。

→通過をドラクマからユーロに変更。

2009年  PASOK政権は前政権が財政赤字を誤魔化していたことを暴露。

→ユーロ危機につながる


EUはギリシャを地政学的観点から、ロシア、中国側にいかないように財政赤字を抱え込むしかない。

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