世界史17 スーダン
国土の大半がサハラ砂漠。
19c エジプトの支配下に入る。
イギリスの植民地になる。
北がイスラム教で南がキリスト教。
北部が独立運動を起こし、1956年に独立。
独立後、南は分離独立運動を起こし、第一次内戦。
1980年代にイスラム原理主義に転向し、南部にイスラム法を適用。内戦再開。
独立以後、統一国家だったことは1日もなく、内戦と軍事政権が続いている。
南部は完全に放置。乳児死亡率は10%以上、小学校卒業できる子どもは20%以下。
1993年、スーダンをテロ支援国家に指定。
テロ支援国家…現在はイラン、シリア、キューバ、北朝鮮。アメリカ国務省が年次報告書で指定。指定されると、経済援助、武器援助、世界銀行の融資が停止される。
孤立無援になったバジール政権を支えたのは中国。石油開発を手伝い、スーダンの石油の輸出先が80%中国となった。中国は安い兵器を売りつけて、南部や西部の独立運動を潰す。
しかし、スーダンの油田の75%は南部にある。中国は南部に乗り越えた方が得策だと考える。見捨てられた米国はバジールに「南部の独立を認めたら、テロ支援国家を解除するよ」とささやく。
2011年 南スーダン独立の是非を問う住民投票。99%が賛成。独立阻止の内戦で200万人死んでいるので当然の結果。
南スーダン独立宣言。
しかし、南北の境界線上にある油田地帯で軍事衝突が起こる。
2019年
市民のデモによって、バシール政権は失脚。
2023年
軍と準軍事組織RSF(2003年西部のダフール紛争30万人死亡が組織立ち上げのきっかけ)
国軍が二重構造あったところを一つにまとめようとして、権力闘争が起きた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?