見出し画像

メギドPvP備忘録~2024年始の環境~

定期的に「壊れた」メギドが実装され、最後の最後……12月にPvPそのものの定義を見直さざるを得なくなった2023年も終わり、2024年が幕を開けた。

そんな2023年の環境をまとめた動画を作ったが、今回は非常に長くなってしまった。これは反省せざるを得ない。

だがまあ2023年はあまりにもざっくりとしすぎると、それはそれで嘘になってしまう混沌の年だった。なので私に罪は無い。環境が悪い。

さて、前置きはここまでにして本題に入ろう。
混沌とした2023年を終え、2024年のPvPは今どのような状況になっているのか?

というか、規格外のメギドであるベルゼブフはどのように暴れているのか?今回はそんな今のメギドPvPの雑感を書いていこうと思う。

なお、私はほぼ毎日PvPに籠ってはいるが、PvPは公式からの情報も無く、個人の主観で語っている。また何人かのメギドに対して辛辣な意見を述べることがあるかもしれないが、それはそのメギドの基本的な性能、人格を毀損する目的ではなく、あくまでPvPという特殊な環境での評価だ。ご理解いただけると幸いだ。

また筆者はニコニコ動画でいくつかPvP解説動画を投稿している。併せて見て頂けると理解が深まると思う。


1.ベルゼブフを中心とした環境の話

さてベルゼブフなのだが……まあ控えめに言って異常なメギドである。
体力、攻撃力、素早さが高い……というよりほぼトップクラスの性能で、アタック、スキルの攻撃性能も高い。

そして体力が100%以上なら全体化する……と、ちょっと規格外の強さである。

それでもまだ星6環境では彼より素早さが高く、行動前に削れる可能性があるメギドは多々いたのだが……何故か星3環境だと相対的な素早さが上がったため、対策手段が星6の頃より限定されてしまった。

と言うわけで、今のPvPの環境の中心はベルゼブフであり、その他採用されるメギドは「ベルゼブフと相性がいいか?」「ベルゼブフをメタれるか?」という基準で選ばれている。

星6環境でも相性の良さを発揮してたネルガル、ベルおじ、アムドゥスキアス、リリスあたりは動画で語ったので、今改めて語る事も無いだろう。

他の候補としてはやはり防御無視タナトスだろうか。
ネルガルMEを踏んだベルゼブフはスキルで前列に大体1500程度出すのだが、そこまで削るとタナトスのスキルで体力1900台前半の前列メギドは確定撃破できる。1900台後半のメギドもまあ乱数次第でアウトだ。

そんな事情もあって、体力が1900以下のメギドの現状は割と悲惨である。

何だかんだで初心者さん御用達のハルファスあたりはネルガルベルゼブフタナトスを相手にすると行動前に確定で落ちる。
なのでこれまた初心者さん御用達のバーストの即死ME、睡眠MEパがまともに機能しない。アモンは防御無視ベルゼブフスキルで確定一撃、そうでなくてもそれ+αでME踏ませたハルファスも落ちる。

何なら暴奏パにおけるRクロケルもネルガルベルゼブフタナトスにはまともに機能しない。
こちらも防御無視ベルゼブフスキル、タナトススキルで暴奏バフを貫いて確定撃破できる。

あとは単体速攻ラッシュパも非常に辛い。元々速攻ラッシュパの平均体力は1900以下になりやすいのだ。
そしてベルゼブフは下手なラッシュより普通に速い上に、尚且つカウンターなので優秀な素早さオーブを装備できる。

なので単体速攻ラッシュはベルゼブフを行動前に削る事が出来ない。体力が1500削れた所から勝負が始まり、ネルガルの確率かばうで攻撃が防がれ、タナトススキルで勝負が終わる。

どうすればいいんだと聞かれたら、どうしたらいいんだろうと返さざるを得ない。

身も蓋も無い事を言うのなら、ただ勝ちに行くだけならバーストやラッシュで組むよりカウンター主軸の方がいいよ。と私は答える。

では逆にベルゼブフメタで採用されているメギドなのだが……まあアンダカ……と言いたいのだが、ぶっちゃけベルゼブフはベルゼブフでメタった方が楽である。

アンダカは素早さが高く、そして列攻撃で確実にベルゼブフを削れる。
そんな事情もあって星6環境で彼は大活躍をしていたのだが、星3環境だと攻撃力の低さとスキル倍率の低さが祟る。

極端な話、星3環境だと「ちょっと削って暗闇撒く」以上の仕事ができないのだ。

ベルゼブフをメタるためにアンダカは素早さを上げざるを得ず……ベルゼブフが素早さオーブ装備したら追い越される……結果としてダメージレースでかなり不利になる。

なのでまあ……ダメージレースで優位を取りつつ、なおかつ相手のベルゼブフを先に止めたいのなら、素早さME&素早さオーブ装備したベルゼブフで削るのが一番手っ取り早い。素の攻撃力が高すぎるので、防御無視無しでもスキルで前列900くらいは持っていける。

と言うわけでいいか悪いかは別として、ベルゼブフメタの最有力候補はベルゼブフである。

ちなみにBハックなのだが、星3環境だとベルゼブフが彼の素早さを上回ったこともあり、基本的にはシナジーが消失したと思っていい。

Bハックと組ませるためにベルゼブフが素早さを上げないと、相手の素早さ上げたベルゼブフに削られる。

ではBハックリーダーでチェイン……と思われるかもしれないが、それでもまだ素早さオーブ装備アムドゥスキアスや、素早さME&素早さオーブ装備アンダカの方が速い。

そんな事情もあって、Bハックチェインから壊滅……という理不尽は無くなった。

一応体力1500さえ超えていれば、防御無視ベルゼブフのスキルは一撃は耐えれるし、それならそれで素早さで先手を取れなくても削るチャンスも生まれる。

とは言ってもリリスがいるともうちょっとダメージが上がるのだが。

2.ダブルベルシステムの話

私が勝手に命名したダブルベルシステム……ネルガル、ベルゼブフ、ベルおじ、アムドゥスキアスを入れて、相手によってネルガルLとベルおじLを入れ替えて戦う編成なのだが、とりあえず馬鹿みたいに強い。

私は元々ネクロ使いなので、残り4枠にCアンマリとタナトス、Cラウム、アリトンを入れたCマリネクロ型のダブルベルシステムを使っている。
そしてこの間95連勝した。

そして負けた時は別に負けたわけでは無く、対戦中にフリーズしてどうしようもなくなったので連勝が途切れた。

とはいえ、実はかなり運用を難しく感じている。

今のところ、私の習熟度がまだ足りない。どのパーティに対してどんな編成をぶつければいいかが詰められていない。
そしてその上でどんなフォトンドリブンをすればいいのか……という定石もまだまだ分かっていない。

その上で、相手がどんな編成を組むのかという読みが必要だ。

何しろ慣れたPvPモンスターはダブルベルシステムか、もしくはそれに近い編成を握ってくる。
そしてダブルベルシステムは編成間で割と強弱がはっきりしているので、読み負けた瞬間に悲惨な事になる。

そんなわけで普通に色々な相手に満遍なく対応できる強い編成だとは思うが、負けるときは負ける。

何だかんだで馬鹿みたいに連勝したが、多分次は無いだろう。

3.影蝕の加護の話

さてまたベルゼブフの話である。
彼は12月はスキルやアタックによる単純な暴力性能が注目されていたが……ここに来て覚醒スキルの影蝕の加護も大分おかしいのでは?という疑惑が出てきた。

影蝕の加護はそれを踏んでいるメギドにベルゼブフの攻撃力35%の固定ダメージ、そして与ダメージの15%吸収を付与する。

いくら攻撃力が異常なベルゼブフとは言えど、その35%は大したことが無い。大体166くらいだ。

だがこれが相手が積んでいるフォトンの数で倍加するのが非常にまずい。

相手のメギドが1つでもフォトンを積んでいるのなら、固定ダメージは倍加して大体332。2つ積んでいたら498である。

この状態で高い素早さで先手を取れるベルゼブフがエージェントあたりを撃つと大体の前列は溶ける。
というかダメージを抑えようとすると、フォトンを積むことそのものがアウトになるため、その時点で相手の行動を抑制できる。

で、まあエージェントを撃っておけばほぼ体力が全回復するため、次の行動は全体化する。不安ならケイブもついでに貼っておこう。

一応ベルゼブフは単純に殴った方が強いメギドではあるが、相手がハイオロだったり、体力が削れることで強化される能力……まあベルおじ奥義だが……持ちで、遅延策を取る場合は積極的に狙っていいと思う。

ちなみに奥義はあまり使い道が無い……と思う。
いや覚醒スキルが大分おかしかったので、もしかしたらこれから先で評価される事があるかもしれないが。

4.状態異常役の話

今の環境だとインプとフルーレティがほぼ消えた。理由は単純で、ベルゼブフを止められないからである。

ダメージ判定がある以上、インプでベルゼブフを止めようとしてもネルガルが辛いし、フルーレティはスキルにダメージ判定が無い。
よって全体化を止められないし、どちらかと言えばベルゼブフはスキルアタッカーよりのメギドだ。

というか何故かベルゼブフはこの2人より速い。

そんなわけで状態異常役は大きく様変わりした。
今の環境で採用される状態異常役は、アンダカ、ハック、グシオン。そして彼らとのセット運用を視野に入れたアクィエルである。

アンダカは元々素早さが高いので、ベルゼブフを先に削れる可能性があるのは先に述べたとおりだ。
ハックはベルゼブフの先手は取れないが、列攻撃でネルガルを無視する事ができる。

そしてグシオンはベルゼブフより速く、アクィエルと組ませれば1ターン目の睡眠は確実に通る。

単体攻撃なのでネルガルに防がれる可能性はあるが、ネルガルが眠ったら眠ったでそれはそれでよし。防御手段を奪えるので、後続のメギドで確実にベルゼブフを削れる。

ちなみに星6環境では地味にオリアスもベルゼブフメタ候補だった。身も蓋もないがダメージ判定が無い=ネルガルにかばわれない状態異常持ちで、尚且つベルゼブフの先手を取って行動を阻害できるメギドが残るは彼女くらいしかいなかったからだ。

とは言ってもねずみ化の確率は所詮60%で、星3だと50%。なので今だとほとんど見かけない。

まあこれだけ不安定なスキルに頼らざるを得ないほど、昨年の12月は魔境だったということでもあるが。

5.終わりに

と言うわけで2024年1月のPvP環境はこんな感じである。

ベルゼブフは依然として猛威を振るっており、悲しきPvPモンスターは何かしらの形でベルゼブフを編成に組み込み、そしてその上で様々な編成に対応することができないと、ダブルベルシステムが弱点を突く。

これが健全なのかと聞かれると、とても首を縦に振ることはできないのだが、そもそもpvpは前から健全な環境では無かったので、まあまた環境が移り変わったんだな……と言うのが私個人の正直な感想である。

とまあ殺伐としたpvpの小話だったが、いかがだっただろうか?
この記事を読んでくれたソロモン王の皆さんに、何かしらの有用な知識を。または笑い話を提供できたのなら幸いだ。横浜に向かう新幹線に揺られながら、この記事を書いた甲斐があるというものである。

そう、私は今横浜にいる。
横浜アリーナで行われる『全プリキュア 20th Anniversary LIVE !』に参加するためだ。

普段日陰に生き、こうした公式のイベントはほどほどスルーしていた私だが、この20周年の節目に行われる最後にして最大のイベントをスルーできるほど枯れてはいなかった。

そして幸運なことにチケットの抽選も当選した。なので行かない理由がなかった。

なので今夜と明日のひろプリまでは私はプリキュアのこと以外考えられなくなる。
というか今週pvpでシトリーさんとゼパルの声を聞いたら、キュアスカイとキュアプリズムの事しか考えられなかった。末期である。

よって、少なくとも私がメギドpvpの事を考えられているうちに、何かしらの続報を伝えなければ……!と思い、こうして筆を取った次第だ。許してほしい。

新しいプリキュアは『わんだふるぷりきゅあ!』である。備えよう。


・1/21追記
私は生きているうちに、人生の最期に見る夢を見た。
祝福に満ちていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?