見出し画像

考え続けられる人でありたい

 全4回のオーストラリアツーリズムゼミが終わりを迎えた。今回は、ニューノーマルな旅を考えることが目的であった。新型コロナウイルス拡大により、私たちの行動範囲は狭まった。そんな中、私たちは今旅に何を求めているのだろうか。きっと求めているものであったり、自分の中に持っている基準は、以前とは全く異なるだろう。これらの新しいニーズに対してのツアープランを、たくさんの豪華ゲストの方々のヒントをベースに考えた。

 私のチームでは「いい旅」には「いい癒し」があるをテーマにツアープランを考えた。グランピングやAirbnbで密を避け、オーストラリアの大自然で、ゆったりとした時間を過ごしてもらうことで、旅の後に少しでもスッキリして、モチベーションを持って仕事や家事に取り組めることをイメージした。

 どのチームも、魅力的なプランを発表していて、とてもワクワクしながら発表を聞いていた。そして、ものすごくオーストラリアに行きたくなった。星空も見てみたいし、グランピングもしたいし、動物とも会いたいし、アクティビティーもしたい。コロナが落ち着いたら、一目散にオーストラリアに行きたい。

 最近、改めて思ったことがある。それは、考えることをやめてしまったときに、私たちは、つまらない人間になるということ。そして、必要とされていることは提供できなくなるということ。私は、学校でイベントの企画運営をする委員会に所属している。ある日、委員会のコーチに、「去年と同じことをするのが一番カッコ悪い」と言われたことがある。1年経っても、同じことをするということは、安定ではなく、低レベルになったことを意味すると。今回のゼミでも、コロナ前と同じプランを提供しても今は売れない。だからこそ考え続けなければいけないと思う。そして、このコロナウイルスによって辛いことや、我慢しなければいけないことなどもあったが、良いこともあったのだ。こうして、場所を問わず、意見を交換して、たくさんのイベントにも参加できる。以下はNews picks「新時代 オンラインイベントの勝ち方」という記事からの引用である。

1兆700億ドル(約110兆円):2018年に世界中で開かれた会議系イベントの費用合計
1294ドル(約14万円):新型コロナの流行前、会議系イベントに参加するための1人当たり平均コスト
7万5000トン:2020年にアトランタで開催予定だった「VR教育者国際会議」の中止で、約6000人の移動がなくなったことによる二酸化炭素の排出削減量
0.028〜0.057キロ:30分の動画のストリーミング配信で生じる二酸化炭素排出量。自動車で20〜200メートル走行した場合の排出量に相当
1900%: 過去3カ月のZoomのアクティブユーザー増加ペース
66万人:Facebookグループ「ZOOMミーム・フォー・セルフカランティン」のメンバー数
82%:2022年のインターネットトラフィックにライブ映像が占める割合(シスコの予想)
1万6972人:史上最多を記録した米自然保護有権者連盟(LCV)教育基金の電話会議参加者数
750ドル:ビデオ会議で参加者の姿ではなく、保護施設の動物の映像を提供する慈善活動「Goat-2-Meeting」の料金例
180万人:昨年9月のアップルの新製品発表会をYouTube生中継で見た人の数
1億5900万人:「チューバッカママ」(映画『スターウォーズ』に出てくるキャラクターのマスクを着けた米国人女性)のFacebookライブ視聴者数

このように、一部を見ても数字から人々の生活様式が変わっていることが明らかである。多面的に物事を捉え、くだらないことでもいいから考え続けられる人でありたい。

#newtravelmate2020   #オーストラリアツーリズムゼミ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?