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日本弁護士連合会提出書面:図書館で見た「宝塚歌劇団員死亡」と「袴田事件第2回公判」の新聞記事

(1).   図書館で見た「宝塚歌劇団員死亡」と「袴田事件第2回公判」の新聞記事


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2023年7月27日(木) 06:30

国内

報道1930

「感情と法とは必ずしも相容れない」

袴田ひで子さんは、有罪立証という検察の方針を聞いた後の記者会見では「検察庁だからとんでもないことをするとは思ってました」といって笑いを誘った。それほど検察にあきれている。検事出身で衆議院議員を3期10年務め刑事司法の問題にも取り組んだ菅野志桜里弁護士は言う。


- “検察の論理” 袴田事件はなぜ終結しないのか 獄中死した元受刑者の言葉「お前らだけは信じてくれ」【報道1930】 | TBS NEWS DIG (2ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624486?page=2


元衆議院議員 菅野志桜里弁護士

「あらゆる証拠評価が第三者による捏造であることを示している。実際、珍しいですよね、裁判所が捏造の可能性を明言するって。これだけみじめな証拠関係で有罪立証に固執する、この検察の本質的な組織のロジック、ここを解明して改善する必要がある」

- “検察の論理” 袴田事件はなぜ終結しないのか 獄中死した元受刑者の言葉「お前らだけは信じてくれ」【報道1930】 | TBS NEWS DIG (2ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624486?page=2


元検事 大澤孝征氏

「検察から見て有罪の立証ができるまできちんとやったかっていうと今回についてはやってないんじゃないかと…。検察の立場として尽くすべきを尽くしていないと判断したから有罪立証すると。(中略~袴田さんの立場については)感情の問題でしょ。(何十年も拘束されて、80歳過ぎて)気の毒じゃないか、可哀そうじゃないかという感情からきてるわけです。感情と法とは必ずしも相容れない。検察が自ら可哀そうだから、時間がかかるから辞めましょうっていうことはやっちゃいけない。そういう配慮することも検察として法の良心に従ってやってることなのかってなっちゃう」

- “検察の論理” 袴田事件はなぜ終結しないのか 獄中死した元受刑者の言葉「お前らだけは信じてくれ」【報道1930】 | TBS NEWS DIG (2ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624486?page=2


 ずいぶん久しぶりにみかけた元検事。以前はテレビでよく見かけていたが、いつの間にかみかけなくなり、すっかり忘れていた。


「検事はある程度弱気であるべきだと本当は思ってます」

再審開始が決定しているのに有罪立証しようとするのは人道的に問題が大きいと語るのは、市川寛氏。検察官というのは「目の前にある法律を執行するのが仕事だ」とうそぶく癖があると言う市川氏は、検事時代、有罪を確信する上司に逆らえず、取り調べで被疑者に暴言を吐いたことがあるという。


元検事 市川寛氏

「八つ当たりをする感じで怒鳴ったり、最終的には暴言を吐いてしまった。”ふざけんなこの野郎、ぶっ殺すぞ“って言いました」


市川氏は異例にも裁判で自白を強要したことを告白。結果、被告は無罪になった。その後、彼は検察を辞めた。検事には二つのタイプがいるという。

- “検察の論理” 袴田事件はなぜ終結しないのか 獄中死した元受刑者の言葉「お前らだけは信じてくれ」【報道1930】 | TBS NEWS DIG (2ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624486?page=2


元裁判官 木谷明氏

「日常の仕事が、この裁判所とこの検察官はひとつのチームみたいになる。事件になると必ずこの検事が出て来る。事件が変わっても検事は一緒、弁護士は入れ替わり立ち代わりという関係ですから、何となく親近感を抱いてしまう、人間なのでそういう意識は必ず生まれてしまいます。(一生懸命に立証をやろうとする検察の言うことが合っているという気持ちがある?)そういう風に思う人もかなりの人数いるかもしれません。自分は疑わしい時は証拠に照らし、それでも疑わしいなら被告人に有利にとやってきたつもりだが、間違っていることもあったかもしれません」


今年2月ようやく再審が決定したこの事件。しかし検察は、ここでも再審を認めず特別抗告し、再審の法廷が開かれるまでは、また相当の時間がかかることだけは確実になった。

- “検察の論理” 袴田事件はなぜ終結しないのか 獄中死した元受刑者の言葉「お前らだけは信じてくれ」【報道1930】 | TBS NEWS DIG (2ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624486?page=2


 袴田事件について検索すると出てきたページですが、改めて確認をすると7月27日の記事でした。今年2月再審開始が決定した日野町事件が出てきましたが、新しい情報は見かけていません。検察が特別抗告とあります。大阪高裁の決定が出るまで長かったようなことを思い出しました。


 時刻は21時26分です。少し外に出ていたところ後ろから車が来て、2台の先を走っていた車が通り過ぎて行きましたが、平成4年2月1日の夜に被告発人安田繁克が乗っていた車にとても似ていました。新車のように新しくみえましたが、似たような車は見かけたことがありませんでした。数年前にはネットで調べて車種名を特定したような記憶もあるのですが、忘れています。


- 袴田事件 - Google 検索 https://www.google.com/search?q=%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6&sca_esv=581496702&biw=1278&bih=909&tbm=nws&sxsrf=AM9HkKki8I_mas3xBQw22am8NGAVYBpbCw%3A1699705852367&ei=_HNPZZfwFYnP2roPmLOjsAc&ved=0ahUKEwiX3rXc-buCAxWJp1YBHZjZCHY4HhDh1QMIDQ&uact=5&oq=%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6&gs_lp=Egxnd3Mtd2l6LW5ld3MiDOiitOeUsOS6i-S7tjINEAAYigUYsQMYgwEYQzILEAAYigUYsQMYgwEyCxAAGIAEGLEDGIMBMgsQABiABBixAxiDATIIEAAYAxgEGCUyCBAAGAMYBBglMggQABgDGAQYJTIIEAAYAxgEGCUyCxAAGIoFGLEDGIMBMgsQABiABBixAxiDAUigDVAAWABwAHgAkAEAmAFvoAFvqgEDMC4xuAEDyAEAiAYB&sclient=gws-wiz-news


 「ニュース」をタブで選んでいますが、再審の初公判後のニュースや報道が少なくて気になっています。初公判自体、テレビでお昼の情報番組では報道を確認しませんでした。


 図書館にいたのは12時20分頃ですが、置いてある6紙の新聞で袴田事件の第2回公判を大きく取り上げたものはなく、記事があったのも3紙か多くて4紙だったと思います。記事のスペース自体大きめに感じたのは朝日新聞ですが、見出しの文字の大きさが小さいようで気になりました。


 社会2面の左端上の記事で、見出しは「弁護側「外部の複数犯」「検察の有罪主張に反論」「袴田さん再審法廷」となっています。


 6紙全部に記事があったのか、袴田事件ほど注目していなかったので未確認ですが、3紙ぐらいでトップのような扱いとなっていたのが宝塚歌劇団員死亡の記事です。


 朝日新聞は社会1面トップで、見出しに「宝塚で過重労働、パワハラ」「死亡団員の遺族会見」「歌劇団に謝罪・補償求める」などとあります。


 しばらく前から宝塚歌劇団の問題はネットでニュースを見かけていましたが、この朝日新聞の記事にある遺族側会見というニュースはみていませんでした。宝塚歌劇団というキーワードをX(旧Twitter)のトレンドでは見かけたことがないかもしれません。


 この2023年11月11日の朝日新聞の記事にもありますが、記者会見する川人博弁護士の写真があって、ずいぶん久しぶりに見かけたように思いました。宝塚歌劇団の問題に関与していると知ったのも初めてで、不思議な出会いのように思えました。


 宝塚歌劇団には関心がないのですが、テレビで大きな話題になっているのを度々見かけた時期があり、当時の印象が強く残っています。ずいぶんと前のことです。


 月250時間を超える時間外労働とありますが、3週間ほど前の甲府地検の検察事務官の時間より多そうです。弁護士の考えとして睡眠時間以外はゆるく時間外労働の時間という計算に入るのかと考えてきたのですが、フル稼働で体を動かし続けているのでなければ、それが死因になり、裁判所に死亡との因果関係が認められるのかという疑問があります。


 松丸正弁護士もこの川人博弁護士によく似ていますが、マスコミや報道を動かす力はすごいものだと改めて感じました。このあと調べて確認しますが、甲府地検の検察事務官のニュースに続いています。


2023年10月16日 19時30分


ことし1月、甲府地方検察庁の31歳の職員が自殺したのは、長時間労働を是正し、健康に注意する義務を怠ったことなどが原因だとして遺族が国に1億円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。


訴えを起こしたのは、甲府地方検察庁で事務官として勤務していた男性職員の遺族です。


訴状などによりますと、男性職員は平成22年に甲府地方検察庁の事務官として採用され、おととし4月から総務課で人事などを担当していましたが、ことし1月、31歳で自殺しました。


遺族は、職員のうつ病などの既往歴を把握していた上司が適切な対応を取らなかったほか、月に160時間を超える時間外勤務を是正せずに健康に注意する義務を怠ったなどとして国に1億円余りの損害賠償を求める訴えを16日、甲府地方裁判所に起こしました。

- 甲府地検 31歳職員の自殺 遺族が損害賠償求め国を提訴 | NHK | 山梨県 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231016/k10014226991000.html


 国に1億円余りの損害賠償を求める訴えを10月16日に甲府地方裁判所に起こしたとあります。この記事も同日の19時30分が配信時刻となっています。


 記事には「代理人の松丸正弁護士は「率先して法律を守るべき検察で起きた問題だ。検察がまとめた報告書も不十分で納得がいかない」と話していました。」ということで松丸正弁護士が出ています。しばらく前には富山県滑川市でも似たようなニュースがあったのですが、図書館の新聞で知ったもので、地元紙の北國新聞と北陸中日新聞以外では記事を確認することがなかったという記憶です。


2023年7月5日 18時25分


7年前、富山県滑川市で、中学校の教員がくも膜下出血を発症して亡くなったのは、部活動の顧問の活動などの長時間労働が原因だとして遺族が賠償を求めた裁判で、富山地方裁判所は市と県に合わせて8300万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。


富山県滑川市の市立中学校に勤務していた40代の男性教員は、7年前にくも膜下出血を発症して亡くなり、公務災害の認定をする「地方公務員災害補償基金」が長時間労働による過労が原因だったと認定しました。


遺族は、教員がクラスの担任や部活動の顧問の活動など、過重な長時間労働が原因で亡くなったのは、学校側が安全配慮の義務を怠ったからだとして、市と県に合わせて1億円余りの賠償を求める訴えを起こしていました。

- 長時間労働で中学校教員死亡 市と県に賠償命じる判決 富山地裁 | NHK | 働き方改革 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230705/k10014119431000.html


 ここにも「また、原告の代理人の松丸正弁護士は、全国で教員の長時間労働が問題になっていると指摘し「日本の教育を持続可能なものにするために、教育界には小手先の改革ではなく、根本的に解決するための1つの重要な判決として受け止めてほしい」と話していました。」ということで松丸正弁護士の名前が出ています。この件に関しては松丸正弁護士の名前の記載のない記事の方が少なかったような気がします。


- 井上耕史 弁護士 - Google 検索 https://www.google.com/search?q=%E4%BA%95%E4%B8%8A%E8%80%95%E5%8F%B2+%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB&sca_esv=581513559&sxsrf=AM9HkKnWLckIxqndyXIqUp_B3K6Vb2BXBw%3A1699707883969&ei=63tPZdPjOp3j1e8PmKyniAg&ved=0ahUKEwiThZWlgbyCAxWdcfUHHRjWCYEQ4dUDCBA&uact=5&oq=%E4%BA%95%E4%B8%8A%E8%80%95%E5%8F%B2+%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB&gs_lp=Egxnd3Mtd2l6LXNlcnAiFuS6leS4iuiAleWPsiDlvIHorbflo6syBRAAGIAESIJ3UM8aWLRtcAF4AJABAJgBugGgAfYXqgEEMS4yNLgBA8gBAPgBAcICChAAGEcY1gQYsAPCAggQABgHGAQYHsICCRAAGAQYJRiABMICChAAGAcYBBgeGA_CAgYQABgHGB7CAggQIRigARjDBMICDBAhGKABGMMEGAoYKsICBRAAGKIEwgIIEAAYiQUYogTiAwQYACBBiAYBkAYC&sclient=gws-wiz-serp


 長めの引用になりますが、弁護士の名前の検索で参考になる記事を発見しました。同じ朝日新聞ですが見出し以外はほとんど読んでいなかったことを思い出しました。川人博弁護士の名前を見ただけでお腹いっぱいになりました。


――なぜこのタイミングで会見を行ったのか


 亡くなられたのが9月30日。その後10月7日に、劇団の理事長などが記者会見をした。そのとき、本件の原因についての劇団側の責任を認める言動は、遺族側からみて全くなかった。そうした状況のなかで弁護士に相談があった。詳しい調査が必要で、時間がかかったが、一区切りついた段階で会見をしたいと考えていた。


 ――今回の申し入れは、いつ劇団にしたか。その回答は


 書面としては昨日。劇団側の回答としては、(10月に設置を発表した)調査委員会による報告書が出たのちに、それらを踏まえて劇団で話し合い、遺族と話をしたいというのが、私ども代理人に伝えられている内容になる。


 ――求めているのは、賠償と謝罪ということか


 これまで事実関係をかなりの時間かけて調査してきた。残っているメールやLINEもたくさんある。そうした点から、事実関係について劇団に責任があるのは明確だと考えている。


 したがって、この問題について、きちんと劇団は現場任せでなく、企業の役員のトップが責任を持って謝罪し、必要な解決を行うと確信している。


 訴訟をどうするかという話はしていない。事実を認め、謝罪をしてもらう。それに尽きる。


 ――ハラスメントについては、どのように得た情報なのか


 2021年8月14日のヘアアイロンの件は本人のLINEが残されている。負傷したことについては、診療室で塗り薬をもらったことも確認できている。


 それ以降の経過についても、LINEなどがかなり残っている。ここに書いてある話は家族から聞いた話、もしくは残っている記録に基づいており、間違いないものを記している。


 ――パワハラを受けていたということは、生前からご遺族も聞いていたのか


 本人からそういう話を聞いているし、その問題に関係する情報も、家族なりに収集している。


 ――「遺族の訴え」のなかでは、もともと今年の夏に退団する予定だったとある。なぜか


 週刊誌報道以降、ヘアアイロン事件をめぐって本人は事実を伝えたつもりだったが、劇団側は事実無根と発表した。そういう中で追い詰められたということが、一つの原因になっていたと思う。


 ――今回の発表のなかで、8月の稽古が始まってから、午前0時半ごろに帰宅後も書面を作成するなどの業務があった、とある。書面とはどんなものか


 新人公演のシナリオは演出家が書くが、下級生が手伝うことがある。どの役を誰がやるかなども、演出家が基本的には決めるが、一緒に決めていく。彼女が残しているメモやLINEにも、「何役は誰々」などとある。(田部愛)


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- 宝塚の劇団員死亡問題 遺族側弁護士の記者会見での主なやり取り:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASRCB7D4LRCBUCVL02M.html





 ジャーナリストの江川紹子氏もX(旧Twitter)で取り上げていて、なんとなく珍しく思ったのですが、表示件数が2.6万件ということで気になっています。




 このジャーナリストの江川紹子氏ですが、袴田事件に関するX(旧Twitter)ポストが見当たらず、しばらく前から気になっていたのですが、冤罪や人質司法問題に関して、久々に関連したX(旧Twitter)ポストを見かけました。それでも表示件数は3.3万件で多くありません。




















 ジャーナリストの江川紹子氏のX(旧Twitter)タイムラインを遡ると、見覚えのある静岡で傍聴の抽選に外れたというポストが出てきましたが、やはりその後の袴田事件に関連したポストがほとんどないことを確認しました。これは不思議に思える現象で、金沢地方検察庁の担当者にも何度かお話をしています。







 思い出せなかった袴田事件の初公判の期日ですが、ジャーナリストの江川紹子氏の静岡地裁にいるという写真付きポストで10月27日だったと思い出しました。他にもいろいろとあった日だったと思い出しましたが、関連を思い出せません。時刻は23時07分ですが11月11日で、あの袴田事件の初公判からずいぶん経ったのだと気がつきました。


 ネットにおける弁護士らの反応は今年の3月の時との違いも大きいのですが、異様に思えるほど反応が乏しく静かです。見込み違いを今後の利害・影響の計算式に入れているのかと勘ぐりたくもなります。3月は便乗ムード満載でした。


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