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めがでて

私は普通の主婦なので、子育てしながら、なんだかんだ地域の役なども順番に引き受け、日々を過ごしていました。(今も)

趣味でピアノは弾いていて、娘の発表会で親子連弾などしていました。

ある時、何ヶ所かピアノ教室へ通ったんだけど続かへん、という友達の子どもさんのレッスンを私がすることになりました。
その子どもさんは結局、小学生の間、うちにずっと通ってくれて、弾きたい曲を楽しんで弾いてました。(そのうち、ピアノに触る経験がなかったお母さんまでも弾いてくれるようになり、発表会にも出てくれました)

そうこうしてるうちに、ひとり、またひとりと、うちを訪れてくれて、生徒さんが増えていきました。

土曜日レッスンの日に、うちで朝ごはん食べて帰った子もいてるし、子どもさんが弾く気分じゃない時は「今日はおやつパーティーにしよう!」と、おやつだけ食べて帰ったこともあるそうです。(このエピソードは私の記憶にはなくてお母さん方が覚えて下さってた)

ほんまかいな。
ちゃんとレッスン…してたつもりでしたが、そんな日もあったのね。

だんだんと、生徒さんのお母さん方との連絡が、電話やメールからLINEになって、ある時LINEのタイムラインに、あるお母さんのイラストが流れてきたとき、私は「ハッ!」とひらめきました。

「この人に私の曲の紙芝居を描いてもらいたい!」

そう、そのお母さんこそが、ひろみっちょの相方みちよさんなのです。

ちょうどその頃、私は町の婦人会的なところの役員を引き受けていて、その活動の中で、地域おこし協力隊の方との出会いがありました。
その方はアコーディオンが特技で、音楽を通じて交流を広げたいと思っていて、私に「みなべ町のうめぼしに関する歌とか心当たりないですかね?」と聞いたのです。

「あるよ〜」

実は色々すったもんだがあって、お蔵入りの「うめぼしおにぎりのうた」を作曲してるということを伝えたら、それを作品にしよう!という話が進んでいたところだったのです。

絵を誰に描いてもらおうかなぁ。
最悪、自分で描くか?いやでもなぁ…(私の絵はかなりセンスがない)

そんなタイミングでの、そのタイムラインとの出会いでした。

善は急げ

すぐにみちよさんのアポ取って
「絵を描いて欲しいのです!」
と頼む私に
「お金もらったら描けんけど、それで大丈夫?」
というみちよさんの「YES」の即答いただき…

そうやって生まれた
ひろみっちょのうたうかみしばい「うめぼしおにぎりのうた」

私たちは、この作品に、とんでもない景色を見せてもらえることになるとは、この時まだ知る由もなし。

つづく。。。

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