【Q977:先日火傷をした際に、水膨れがなかったので冷えピタで冷やしました。後日その話を友人にすると「そんなのダメ」と言われてしまいました。】

【Q977:先日火傷をした際に、水膨れがなかったので冷えピタで冷やしました。後日その話を友人にすると「そんなのダメ」と言われてしまいました。】
A:ご友人の言う通り、よくありません。
患者さんに「患部を冷やしましょう。」と
お話しする機会が多々あります。
ヤケドしたから診てくださいと
電話があれば
「冷やしながらこちらに向ってください!」と
お話しします。
かゆい部分はかくと炎症が増して
なおさらひどくなるので、
「かかないで冷やしましょう」と
お話しします。
そこで、「冷やす」という言葉ですが、
一般的に流水で冷やしたり
氷をビニール袋に入れて
冷やしたり、
保冷剤で冷やしたり、
冷たいものを皮膚につけて
熱を奪ってもらう目的で
冷やしてもらいます。
しかし、最近の患者さんに
「冷やしましたか?」と聞くと
「はい!冷えピ〇で冷やしました!」
とおっしゃる方が多いのです。
ジェルがシートについている
「冷えぴ〇」や「熱さまシー〇」は
冷えている感覚がするだけで、
本当には冷えません。
むしろ時間が経つと熱がこもって
冷やすどころか温めることになって
逆効果です。
”冷やす=ジェルシート”と
考える患者さんがあまりにも多いので
最近診察するときには
「冷やしてください!
 でも、冷えピ〇はダメですよ。」
と、一言付け加えています。
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