●トマトの受粉

トマトは両性花といって、花の中央に雌しべが、その周辺に五本の雄しべあります。自然状態では、この雄しべの葯(花粉のう)が破裂して、なかから花粉で飛び出し、中央の雌しべの先端(柱頭)につきます。
このように自分の花の中で受粉が完結するものを自家受粉といいます。
トマトは例外的な品種を除いて、自家受粉を行います。葯は成熟すると、風が吹いたり、何か機械的振動が加わったりすると破れます。
ハチなどの昆虫がやって来て、葯にふれ花粉が飛び出でます。そして昆虫の身体にも付着します。その場合昆虫が花粉を運ぶ(虫媒)ことになります。
ハウス栽培の場合は、ハウスの中にマルハナハチを放して受粉を盛んにしてやる必要があります。

マルハナバチ_R


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