●トマトが赤くなる仕組みについて

8月に定植した「ミニトマト」がだんだんと赤く色づいてきました。

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トマトの赤い色素はリコペンと言う色素に由来するものです。
これはニンジンなどの色素と同じくカロテンという一群の色素の一つです。
リコペンはトマトの果実が青い時から存在していますが、成熟するまでは一緒に存在するクロロフィル(葉緑素)に隠されてしまってその色は見えません。葉にもカロテンは含まれていますが、やはりクロロフィルに隠れて見えないのです。
しかし、トマトが成熟するとクロロフィルの分解が始まり、隠れていたリコペンの色が出てくるのです。葉では秋になって黄色になるのも同様です。

リンゴの赤い色や、紅葉等にはアントシアニンという別の色素が関係しており、この色素が出来てくるためには紫外線が必要だと分かっています。

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