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(a lullaby)

 I know Ararat.
 I know just the name.
 Maybe I've seen images of it.
 I've never actually seen it.
 The images aren't always with me.
 Far away from me.
 Far away from the Far East Island Country.
 Her music, her piano,
 bring me closer.
 I've never actually seen it.
 In my imaginations,
 like in my dreams,
 in mythology,
 it would be very majestic,
 like rejecting me,
 like horror.
 Her music, her piano,
 bring me closer.
 So gentle.
 Comforting me,
 terrifyingly.
 Like listening to a lullaby.
 Like I'll never be able to forget.
 I'll remember again and again.
 I'll surely remember even if I forget.
 And like the first time.

 アララトを知っている。
 その名なら知っている。
 たぶん、映像を見たことはある。
 実際に目にしたことはない。
 映像がいつもわたしとともにはない。
 わたしには遠い。
 極東の島国からは遠い。
 彼女の音楽が、彼女のピアノが、
 わたしを近づけてくれる。
 実際に目にしたことはない。
 想像において、
 夢の中でのように、
 神話の中で、
 とても荘厳だろう。
 拒絶するほどに、
 恐怖のように。
 彼女の音楽が、彼女のピアノが、
 わたしを近づけてくれる。
 とても優しい。
 慰めてくれる、
 恐ろしいほどに。
 まるで子守歌を聞くようだ。
 忘れられなくなるようだ。
 わたしは何度でも思い出す。
 忘れてもきっと思い出す。
 はじめてのように。



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