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古くて、美しい、フジコ・ヘミング の世界

テレビで見た時から、私の心を掴んで離さなかった フジコ・ヘミングのピアノの音色。

実は今まであまり知らなかったのだけど、
テレビで演奏している姿を見て、心を掴まれた。

ピアニスト、というと何となく、すらっとした男性や、きれいな若い女性が弾いているイメージ。
でも、フジコ・ヘミングは、80歳を超えてシワの刻まれたぶ厚い手で演奏している。
しかも、あの速いパッセージを。

その姿にも驚きだったけど、

彼女のピアノの音色は、あたたかくて、ちょっと切なくて。

私の心にすっと入ってきたから、もう私は彼女の音楽の虜だった。

だから、彼女のドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」をどうしても観たくなって、観に行った。

そこまでクラシックに詳しくない私の心を掴んで離さない、その魅力がどうしても知りたくて。




【古くて、美しい】

フジコのこだわりの部屋には、こだわりのアンティーク。

フジコの父や母のルーツとなるモノクロの写真。

14歳の時に書いた絵日記。

古いものを大事にしている。

「日本人は新しいもの好き」と話されている言葉が印象的だった。

東京の街は新しいビルがどんどん建ち、新しいお店には行列が出来る。

新しいものが好きなことが悪いことではない。

でも、古いものを大事にする心、ずっと大切にしているこだわりのものがあってもいい。

私自身、新しいお店、新しい服、流行のものには目がない。

長年使っている、お気に入りのものがいくつあるだろうか。

古いものを大切にする心を育てていきたい、と思った。



【精神を込める】

【最高のことをやっていると思うから上手くいく。自信がある。】

自信がない、と思うのは最高のことをやっている!という気持ちが足りないからなのかもしれない。

【やれるうちに、やらないと】

60台を超えて脚光を浴びたフジコ・ヘミング。

80歳を超えて世界中をまわり、世界中のピアノと出会っている。



【人生とは時間をかけて自分を愛する旅】

人生には、楽しいこと、嬉しいこと、だけではなく、

悲しいこと、苦しいこと、切ないこと、も沢山ある。

その感情をまるっと受け止める。

受け止めて、味わったら、それはその人の味になり、人としての深みが増す。

フジコ・ヘミングの音色が、どうしてこんなにも私の心を掴んだのか。

それは、フジコそのものに人間としての深みがあるから。

深みがある人が精神を込めて弾くピアノは、人の心を掴むのだと思う。

私も、人として深みのある、味わいある人になりたい。

たくさん心を動かし、感情ひとつひとつ、大事に味わっていきたい。

いつかそんな感情ひとつひとつを、何かのカタチで表現出来たら、と思う。



#フジコヘミングの時間 #フジコヘミング #ヒロ映画 #唯一無二の私になる方法

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