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凡事徹底非凡成就~MEMO乱打M3 in LIVE A FOCUS@ひ録:わらの手

映画「てんびんの詩」の特に原点編の事を調べていた時、
鍵山秀三郎と言う人物を知りました。

あらためて書けば、氏は「てんびんの詩」の企画・制作者の一人です。
イエローハット(旧ロイヤル)の社長、相談役を務めた人物です。
※ 鍵山 秀三郎(1933年8月18日~ )

氏の著作に「凡事徹底」と言う本があります。
タイトルに惹かれてメモしました。買って読んではいません。
今思うと、この言葉を次の扉を開くキーワードのように
捉えていたのかも知れません。

買って読んで、答が出ていたら身に付かない。
そう言う思いがあったのかも知れません。

他人(ひと)から貰った答は身に付かない。
他人(ひと)から教わった事は身に付かない。
偏狭、強情かも知れませんが、そう言う信念? 経験則のようなものが
あったのは事実です。

ですから、今更ですが、この本の中にこれから書くような事が、
書いてあるかも知れません。その危険性を顧みず続けます。

「凡事徹底」と言う言葉は、まるで呪文のように、
通奏低音のように、いつも意識の奥で反復していました。

相聞歌の返歌のような言葉があるのではないか?
そう言う疑問と言うか、宝探しのような言葉の発掘、
発見を試みている期間が長かったように思います。

そしてある時、忽然と天啓のように閃きました。

凡事徹底に続くのは・・・非凡成就ではないか。
当たり前の事を当たり前にやりきるのは、
当たり前の事ではないからです。

研修担当になった、特に最初の三年間は、
ひたすら眼鏡学の資料を読む日々でした。

読んでも読んでも、いくら読み重ねても理解できない。
やっと理解出来たとしても、これを分かりやすく説明するには
どうしたら良いかが思いつかない。

クロスシリンダーの原理を、これ以上ないくらい分かりやすい
資料が出来たと思った時、歓喜が訪れました。

学校の授業をまともに受けた事はなかったのに、
生まれた初めて、学ぶ事の苦しさ以上に、
学ぶ事の楽しさ歓びを知ったと思いました。

そして、生涯一学生(しょうがい いちがくしょう)でいたい。
そう願い、そう心に誓いました。

それが、たったひとりの研修担当として、
犀の角のようにただひとり歩んで来て得た結論です。

その時、凡事徹底と言う懸歌(かけうた)に対する返し歌が閃いたのです。

凡事徹底非凡成就。

自分が非凡な事を成し遂げたのか、その途上なのか?
それは分からない。

戒めの言葉として、座右の銘のひとつになっています。
そして、今それを決めるのは、読者のみなさんだと思う。
評価は他人がする。これも座右の銘のひとつだから。

以上「凡事徹底非凡成就」


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