見出し画像

【現状を受け入れ、目の前のことに全エネルギーを注ぐ】蟹座下弦の月_20240925

皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。


9/253:50蟹座下弦の月を迎えます。

テーマは「現状を受け入れ、目の前のことに全エネルギーを注ぐ」です。




1.魚座満月(月食)からの振返り

魚座満月(月食)(2024/9/18)から1週間が経過しました。

ドラゴンヘッドの魚座入りは2025年1月ですが、一足早く魚座‐乙女座ラインでの食サイクルがスタートし、2025年~2026年に控えている新しい時代の幕開けに備えて、心や身体を整えていく、浄化のエネルギーが強い満月でした。

また、満月のそばには、魚座♓/海王星がピッタリ寄り添い、夢も不安も膨らむ中、山羊座♑/冥王星や牡牛座♉/天王星のトランスサタニアン3天体がタッグを組んで、カイトを形成していたため、これまでの見せかけのような経済的な豊かさではなく、自然の恵みを享受するような真の豊かさを手に入れるための変化が促された方も多いかもしれません。

幸い、吉星の天秤座♎/金星と双子座♊/木星がトライン(120度)の調和角にあったことから、月食の重苦しい空気を軽やかにし、良い意味で、起こった出来事を客観的に捉えることで、問題を深刻に捉えすぎずに済んだところもありました。


月相のサイクル

トランジットの月は約1ヶ月かけてホロスコープを1周しますが、今回は4分の3を経過した、下弦の月のタイミングになりますので、魚座満月(月食)で一度形になったことを見直し、不要なものを手放しするタイミングです。

蟹座は、心・身体・私生活を司る「月」をルーラーに持つサイン。

心も身体も健康で、安心安全の場が守られているからこそ、私たちは人生の長期的な目標に向かって進んでいくことができます。

風のエレメントの天秤座シーズンは思考重視の傾向が強まりますが、それで自分の心が置いてけぼりになってしまっては、仮に何かを達成したとしても、その感動も薄れてしまいます。

天秤の秤ように、思考と感情のバランスを取りながら、より良い着地点を見つけていけると良いと思います。

  • 新月:心の中にある願望を意識化する

  • 新月期間:新月の目標に向かい、一直線で実行する

  • 上弦の月:決断を下し、行動に移す

  • 上弦の月期間:新月の目標に向けて軌道修正し、完成を目指す

  • 満月:物事が完成し、結実する

  • 満月期間:客観的な視点で、完成後の見直しを行う

  • 下弦の月:不要なものを見直し、手放す

  • 下弦の月期間:内省し、社会のために貢献する


2.2024年蟹座下弦の月図

下弦の月図

2024年蟹座下弦の月図

蟹座♋/月(10ハウス)は天秤座♎/太陽(1ハウス)とスクエア(90度)の緊張関係にある一方、蠍座♏/金星(2ハウス)とはトライン(120度)の調和角を形成しています。


太陽が目的、月が手段と考えると、

天秤座♎/太陽は、人と協調・協力したり、バランスを取りながら、自己を表現し、創造性を発揮することを目指します。

一方、蟹座♋/月は、家族や仲間との関係の中で、自分らしく振舞いながら、自分を表現し、自分を主張することで、太陽の目的を達成しようとします。


いずれも、人と密接に関わる「Moist」の性質を持ち、人と積極的に関わっていく点、また「今ここ」を大事にする「活動宮」として目の前のことに即座に対応する点が共通しています。

ただし、「風」のエレメントに属する天秤座は他者と一定の距離を保ちながら、分け隔てなく様々な人の意見に耳を傾ける一方、「水」のエレメントに属する蟹座は心許せる家族や仲間などごく親しい人にだけ心を開き、その属する集団のカラーに染まっていくという違いがあります。


様々な価値観を持つ人々が暮らす社会で、誰とでもそつなく付き合っていく天秤座の対人スキルは、平和な人生を築く上で欠かせないものですが、全体の調和ばかりを気にしすぎたり、皆から好かれなくてはと思い込んでしまうと、本来は楽しいはずの人との交流がとても億劫になってしまいます。

もしあまりにもいろんな人に良い顔をしすぎているかもと感じた時は、蟹座的に自分のキャパの範囲内で境界線を引くことも一つの手かもしれません。自分の愛着の持てる場所であれば、モチベーションも上がり、アイディアもどんどん湧いてきて、自分のことだけでなく、他者のためにも積極的に動くことが出来るようになります。

もちろん、それで保守的になったり視野が狭くなり過ぎてしまっては本末転倒ですが、これまでよりもほんの少し外側に境界線を引く意識を持ち、もっと広い誰かを意識してみることができれば、排他的にならずに済みます。

そうやって自分の心を健全に保ちながら、少しずつ広がった境界線の中で、接する人が増えていけば、自然と様々な人の意見に耳を傾けられるようになりますし、蟹座も天秤座も相手の状況を深く理解し、思いやる力は抜群ですから、しっかりとした信頼関係を築いていくことで、一人では成し得なかったことを成し遂げることが出来るはずです。

今回の蟹座下弦の月では、蟹座♋/月が蠍座♏/金星とトライン(120度)にありますから、そうやって築き上げられた信頼関係はお互いにより深い絆として繋がり、どんなに辛く苦しい状況でも乗り越えていける大きな力になることでしょう。

どうぞ、あなたのペースを守りながら、少しずつ人との輪を広げ、可能性を広げていってください。


サビアンシンボル

さて、今回の蟹座下弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・

💎天秤座♎/太陽は天秤座3度「新しい日の夜明け、全てが変わった」
❤客観的な考え方や他者の視点を受け入れることで物事を平均的に思考できる新しい視野が広がる
❤落ち込んでも心機一転して新しい方向へと向かう
❤大人として賢明な判断力を発揮する

💎蟹座♋/月は蟹座3度「毛深い鹿を先導する毛皮に包まれた男」
❤自分が属する共同体のカラーに染まる
❤心が安定した状態を欲する
❤自分の家族や仲間を誇りに思い、大事にする

いずれも目の前の環境に飛び込んで、そこに馴染んでいく覚悟のようなものを感じます。

今回は秋分から3日後に迎える下弦の月ですが、秋分は3/20の春分から取り組んできたことに関して、一定の成果が得られるとき。
目の前に繰り広げられている状況が自分が半年前に思い描いていたものの場合もあれば、そうでない場合もあると思いますが、いずれであったとしても、いまの状況を素直に受け入れることから、物事が展開していきます。

そして、目の前の状況を受け入れたら、自分にできる精一杯のことに最大限のエネルギーを投入することで、大きく物事が動き出していくことでしょう。

全ては良い方向に進んでいっていることを信じて、目の前のことに全力を注いでいけますように♡



それでは、素敵な下弦の月をお迎えください♡





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?