【自分の内側からあふれ出る喜びや楽しみを多くの人と分かち合う】蠍座上弦の月_20230726
皆さま、こんにちは。
自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。
7/26の7:07に蠍座上弦の月を迎えます。
テーマは「自分の内側からあふれ出る喜びや楽しみを多くの人と分かち合う」です。
1.蟹座新月からの振返り
蟹座新月（2023/7/18）から1週間が経過しました。
山羊座♑/冥王星とのオポジション（180度）という強烈な天体配置を牡牛座♉/天王星と魚座♓/海王星が調停し、水と地の内省的なエネルギーで、自分の本当の安心安全の意味を確かめるような新月だったのではないかと思います。
月相のサイクル
トランジットの月は約1ヶ月かけてホロスコープを1周しますが、今回はその4分の1を経過するポイントにありますので、蟹座新月に立てた目標を達成するために、自分に足りないものを見つめて、それを補充していくタイミングです。
新月の目標に向かって行動に移した結果として、何かしらの障害に遭遇し、前に進まないことがあるのであれば、その障害と立ち向かい、取り除いていく必要があります。
特に、今回は破壊と再生の星「冥王星」をルーラーに持つ、蠍座での上弦の月ですから、深く物事を考え、自分の本当の気持ちに嘘偽りのない道を選び取っていくことができそうです。
新月：心の中にある願望を意識化する
新月期間：新月の目標に向かい、一直線で実行する
上弦の月：決断を下し、行動に移す
上弦の月期間：新月の目標に向けて軌道修正し、完成を目指す
満月：物事が完成し、結実する
満月期間：客観的な視点で、完成後の見直しを行う
下弦の月：不要なものを見直し、手放す
下弦の月期間：内省し、社会のために貢献する
2.2023年蠍座上弦の月
2023年蠍座上弦の月図
獅子座♌/太陽（12ハウス）は蠍座♏/月（3ハウス）とスクエア（90度）の緊張関係にあるものの、蠍座♏/月に対しては魚座♓/土星がトライン（120度）の調和角にあります。
太陽が目的、月が手段と考えると、
獅子座♌/太陽は、個性や本質を表現し、ドラマチックな人生を送ることを意図し、楽しく愛や喜びに満ちた生き方を目指します。
一方、蠍座♏/月は「これ」というものを見つけ、全身全霊をかけてそれに取り組むことで、太陽の目的を達成しようとします。
獅子座も蠍座も不動宮に分類されるので、過去から未来まで長期的な視点を持って、長く安定した状態を維持していこうとする姿勢が共通しています。
また、獅子座（Hot & Dry）は外向的に単独で動いていくのに対し、蠍座（Cold & Moist）は内向的で、他者と関わろうとするという違いから、獅子座は自分の喜びを外側に表現していこうとし、蠍座は強く惹かれたモノや人に向き合い、深く深く掘り下げていくというスタイルの違いはあれど、どちらも「情熱的」である点も共通していると言えます。
獅子座♌/太陽は1つ前の蟹座で出来上がった安心安全の場を一歩踏み出て、外部の人間と向き合うことになるので、「人に認められなくてはいけない」「愛されなくてはいけない」という強迫観念から、人目を気にして、自分の内側から来る喜びや楽しさを忘れてしまうことがあり得ます。
そうなると、いつも、「自分はまだまだ」と自信が持てなくなり、それをひた隠しにして、その自信のなさを補うために、外側を飾り立てて、実体より素晴らしく見えるように背伸びをしたり、実力以上の地位や立場を追い求めることによって、自分の真の魅力やこれからの可能性まで封じ込めてしまう落とし穴に落ちてしまう恐れがあります。
その点、蠍座♏/月は真実を突き止める洞察力に優れていますから、嘘で塗り固められた自分の殻も簡単に見抜き、たとえ粗削りであっても、進化の途中にある、ありのあままの自分を認め、真実の自分を表現し続けることの大切さを教えてくれることでしょう。
また、蠍座♏/月に対しては、魚座♓/土星がサポートの配置にありますから、自分を犠牲にするのではなく、自分が喜びや楽しみを感じ、自分を大切にしながら、誰かと一体化したり、献身的に尽くすことで、自分も他者ももっと幸せにする道を示してくれるのではないかと思います。
サビアンシンボル
さて、今回の蠍座上弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・
💎獅子座♌/太陽は獅子座3度「髪型をボブにした女」
❤年齢や常識などの枠組みの捉われずに自由な発想力で表現する
❤「私はどうしたいのか？」という価値基準で判断し実行する
❤自分の個性を主張し、堂々と自分を生きる
💎蠍座♏/月は蠍座3度「棟上げ式」
❤一致団結することで繋がりを深める
❤誰かにとってなくてはならない存在になる、誰かの心の支えになる
❤同じ目標を持つ仲間と共に時間を共有し感動的な体験を重ねる
「自分を生きる」獅子座と、「他者と一体化する」蠍座では、一見相容れない印象を受けますが、自分の内側から来る喜びや楽しさにしたがって生き、その喜びや楽しみを多くの人と分かち合うことで、そこに強く惹かれた人がまた、その対象を深掘りし、熱心に取り組みながら自分を確立していくことで、新たなものを創り出していくことができるのだとしたら、2つの要素を統合したら、鬼に金棒です。
自分自身を素直に出すからこそ、磁石のように、自分とぴったり合う相手が引き寄せられ、そこで新しいストーリーが生まれていく、と言えます。
まずは、自分の内側からあふれ出る喜びや楽しみを多くの人と分かち合うことで、愛や喜びあふれる人生を作り上げていきましょう(^^♪
3.オラクルカードからのメッセージ
今回、蠍座上弦の月で出てきたオラクルカードはこちら↓
Boundaries. Let it go. It's not yours to carry.
世界の重力
境界線。手放す。それはあなたが持っていくものではない。
不動宮は安定維持するのが得意ですが、変化するのは苦手。
もう変わらなければいけないときに、過去手にしていたものを手放すことには大きな苦しみを伴います。
それでも、私たちが一度に抱えることができるモノには限界があります。
新たな世界に踏み出すために、もう自分に合わないものは思い切って、手放していきましょう。
それでは、素敵な上弦の月をお迎えください♡
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