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【ミッドポイント検証】2024年10月振り返り

皆さま、こんにちは。
宮古島の占星術師/齊藤寛子です。


2023年に引き続き、2024年もしばらくトランジット外惑星(T外惑星)が接触したミッドポイントを振り返って検証しています。


1.ミッドポイント(MP)の出し方

有料にはなりますが、ARIで三重円を作成し、ハーフサム表示を選択すると、下記のようにセカンダリープログレッション天体(P天体)やソーラーアーク天体(SA天体)まで含めて表示してくれます。

日付は10月のほぼ真ん中に当たる、10/15で出力しています。


2.2024年10月のT外惑星の動きとMP

(1)T冥王星:山羊座29度台

T冥王星は2024/10/12に順行に転じましたが、2024年10月中は山羊座29度台を運航中でした。

オーブ±1度で見ると、MP28度~30度までがT冥王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP29度台だけ取り上げると、以下の1つが該当します。

✓P土星

9月頭に山羊座に戻ってからずっと、蟹座29度にあるP土星とがっつりオポジション(180度)にあり、社会的な課題や達成するべきことが数多くやってくるときでした。T蟹座火星もこのオポジションに徐々に加勢していたせいか、精神的なプレッシャーが半端ない1ヶ月でした。


(2)T海王星:魚座28度台→27度台

T海王星は10月を通して逆行中で、魚座28度台~27度台を移動しました。

オーブ±1度で見ると、MP41度~44度までがT海王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP42度~MP43度台だけ取り上げると、以下の3つが該当します。

✓nASC
✓太陽/月
✓天王星/ドラゴンヘッド

天王星/ドラゴンヘッドのMPは先月から引き続きで、新しい交際の始まりや人ともに分かち合う新しい経験の喜びに関係しますが、そこに海王星が接触しているので、そのこと自体が曖昧になり、解決方法が見えにくくなるときでした。
仕事の関係で何年か前にお世話になっていた方とミーティングさせて頂いたり、そのご縁でまた別の方とミーティングをさせて頂いたりといった機会がありました。また、ミーティング自体はオンラインでしたが、ミーティングの前日に宮古島で初めて美容室に行く等ちょっとした出会いが重なる月にもなりました。

また、私の場合、太陽/月のMPがDSCと合(=ASCとオポジション(180度))になるのですが、それが海王星と接触していたので、論理性と確実性が欠乏したり、他人から騙されやすかったり、簡単に慌てたり狼狽しやすい時期でしたが、今まで信じていたものがそうではないような情報をいくつか見かけ、何が本当で何が嘘なのか魚座♓/海王星のカオスに放り込まれたような気分になることがありました。
ただ、それがきっかけで冥王星の0/100のように「もう聞きたくない」「もう見たくない」と切り捨てていたものがあったのですが、「別に自分が良いと思う所だけ取り入れたらいいんだな」と緩さが生まれて、そういった面では気持ちが楽になりました。


(3)T天王星:牡牛座26度台→25度台

T天王星は2024年10月を通して逆行中で、牡牛座26度台~25度台を移動しました。

オーブ±1度で見ると、MP11度~12度までがT天王星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP10~11度台だけチェックすると、以下の5つが該当します。

✓金星/ASC
✓海王星/ASC
✓SA月
✓P金星
✓月/ドラゴンヘッド

8~9月同様、P獅子座♌/金星がT牡牛座♉/天王星とスクエア(90度)にあり、恋愛に関して落ち込むようなことがあったのですが、後半になったら、今すぐ結論を出すことでもないなぁと思えてきて落ち着きを取り戻しました。

月/ドラゴンヘッドのMPに天王星が接触していたのも8月から継続ですが、他人との精神的な繋がりを意味する、月/ドラゴンヘッドのMPに、客観性・俯瞰性や突然の変化をもたらす天王星が接触していました。
今年の7月に何か検索していた時に、たまたま、こちらの「火星サイクル手帳」を知り、「面白そうだな」と思って購入していたのですが、使いこなすには至らず、10月下旬に開催された「フリートーク会」に初めて参加させて頂きました。思い立ったのが前日くらいだったので、そういう意味では天王星っぽいですし、当日は参加者の皆さんが自分の火星サインについて話したり、質問したりという形でしたが、自分の火星を俯瞰的客観的に見る良い機会になったと思います。


金星/ASCのMPに天王星が接触する場合は激しい愛の衝動や快楽や幸福に対する強い傾斜、人をと魅了する魅力、芸術的な独創力等が起こりやすいときですが、特段思い当たることはありませんでした。

海王星/ASCのMPに天王星が接触する場合は衝動的な感情、他人からの影響に激しく反応する傾向、他人から中傷されたり裏切られる不運、現実性のない奇妙なアイディアが起こりやすいときですが、こちらも特段思い当たることはありませんでした。

SA月は牡羊座にあり、T牡牛座♉/天王星とはセミスクエア(90度)にありましたが、宮古島への移住で生活環境が変わったので、これまでと違った状況に合わせるために目に見えない形でもストレスは蓄積しているんだろうと思います。


(4)T土星:魚座14度台→12度台

T土星は10月を通して逆行中で、魚座14度台~12度台を移動しました。

オーブ±1度で見ると、MP26度~30度までがT土星が接触するポイントとなりますが、量が多くなってしまうので、MP27度~29度台だけ取り上げると、以下の6つが該当します。

✓太陽/水星
✓太陽/土星
✓太陽/木星
✓冥王星/MC
✓N天王星
✓P土星

9月同様、蟹座29度にあるP土星はT魚座♓/土星とセスキースクエア(225度)の角度にあったので、ストレスやトラブルに対処が必要なときでした。望んで宮古島に移住したとはいえ、これまでとは状況が変わることで、それに慣れるためにストレスもたまりやすい時期でした。

天秤座28度にあるN天王星はT魚座♓/土星とセスキーコードレート(135度)にあったので、好調な中にストレスや問題の種を発見しやすいときでした。
10月は八重干瀬(やびじ)に出掛けたり、スーパームーンやオリオン座流星群を見に行ったり(残念ながら流れ星を見ることは叶いませんでした)、私が宮古島でやりたかったことを実現することも出来たのですが、一方で自分のイメージしていた通りに進まないこともあり、そちらではかなりストレスを抱えることになりました。

八重干瀬
N木星の上で起こったスーパームーン
昇ってきたばかりのお月様と木星とオリオン座(右に薄く)


太陽/水星のMPに土星が接触するときは、人生に対して悲観的に考えたり、コンプレックスを抱いたり、自分の考えに固執する傾向が生まれたり、人から離れたい気持ちが生まれやすいときです。蟹座火星期や蠍座シーズンも重なってという所はあるかと思いますが、どこまででも沈んでいけそうなくらい落ち込む日が続きました。頭では、それも自分の魂が経験したいことなんだと理解できますし、そういうことがあってこそ自分の潜在的な力が目覚めるとは思っていますが、渦中にいると「早くそこから抜け出したい」という気持ちでいっぱいになりました。

試練・抑制・遺伝性の苦しみや離別を象徴する、太陽/土星の組み合わせにT土星が接触することで、それらの解決に時間がかかりやすいときでした。
色々と試行錯誤していることがあるのですが、なかなか思うように進んでいかず、不安が募りやすいときでした。とはいえ、自分でもまだ全部の策を講じたわけではないので、まずは片っ端からやってみることが翌月に向けての課題です。

太陽/木星のMP(転換軸)にT土星が接触しているので、発展の可能性や転機に時間がかかりやすいときでした。上述の通り、T土星は太陽/土星のMPとも接触しているわけですが、木星×土星の組み合わせは遠回りを意味することもあり、自分でも「こっちを先に手を付ければいいのに…」と思いながら、他の作業を進めてしまう所があり、それはそれで何かしら意味があるとは思うものの、思うようなスピードで物事が進んでいかないことにストレスを感じることが多い月でした。

最後、冥王星/MCのMP(成功軸)にT土星が接触しているので、自由裁量による成功に時間がかかりやすいときでした。成功の定義が難しいですが、上述の通り、自分が思い描いていた通りには進まず、気苦労の絶えない1ヶ月でした。


トランジットでも木星×土星のスクエアがあったり、火星がプレシャドー期に入りスピードが落ちている等、全体的に物事が進みづらい状況がある中、個人的にもT土星に接触するMPが多く、余計に物事が軌道に乗るまでの時間を長く感じてしまうような1ヶ月だったような気がしますが、それが抜ける期間が分かっていると、少しは落ち着きを取り戻せそうです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

MPの活用法に関して、皆さまの参考になれば幸いです(^^♪






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