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揚げ物について考えるの巻


テレビ東京のドラマ
『きのう何食べた?』の第3話。

母親に天ぷらをうまく揚げるコツを聞くシロさんに、母親は「思い切りよ」と答える。
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このセリフにハッとしたこと、
今でも覚えている。

揚げ物は全て"揚げ焼き"で凌ぎ、それで満足していた私は、思いっきり油を使って揚げることで生まれる揚げ物の本当の美味しさを見逃していた。
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そして、ちょうど最近高まっていた春巻き欲を満たすため、
一人暮らし4年目にして初めて「揚げる」ということをした。


それがこちら。
せせチャンネルの「栗とチーズの春巻き」

ちゃんと揚げた。

そして「思い切り」を身につけた、はずだった。

ところがどっこい、茹で栗をむき栗、パルミジャーノレッジャーノをプロセスチーズに変更し、
チーズの量を3個から2個にして、
しかも細かく切りすぎた春巻きの味は、
結果として、
私の「ケチさ」と「慎重さ」が滲み出ていた。

シロさんの母が「史郎さんには無理でしょうけど」と言っていたけれど、
節約したりカロリーを気にしたりする史郎さんは
私と同じで、春巻きの件に関しても、私にはまだまだ「思い切り」が足りなかった。
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結論、揚げ物ってすごい。

母親が揚げ物をするときは「せっかくだから」とか「張り切って」がつくし、
そうして食卓に並べられた揚げ物には「お!」となる。
夕食どきの住宅街から漂う揚げ物らしき匂いにも「お!いいじゃん😏」ってその食卓に不法侵入したくなるまでワクワクさせる。
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揚げ物は人の気分まで"アゲ"るんだな。

ちなみに、劇場版「きのう何食べた?」は、
ここでは語り尽くせないほど素晴らしい映画
でしたので、ぜひ観ていただきたいです☺️

ドラマを観てから映画を観ることを
おすすめします☝️☝️

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