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不登校・ひきこもりの解決

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中3のある日突然不登校になった娘、宗教2世のアダルトチルドレンとして育った私、鬱病で働けない夫。娘が10代で統合失調症を発症し、暗黒のひきこもり生活から社会復帰に至った約10年間…
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#精神科

ひきこもりの解決11(現在と、振り返り5)

すっかりお花見シーズンとなり、気持ちも軽やかな日々ですね🌸 でも、こんなごく普通の時候の挨拶ですら、ひきこもり当事者とその家族にとってはどこか他人事のような、 満開の桜も、暖かな陽気も、賑わう人々も、散歩中の犬を見ても、 何もかもが眩しすぎる気がしたことを覚えています。 またここに戻って来られるんだろうか?というような気持ちでした。 どれほどホッとするような爽やかな気候でも、ひきこもりと鬱病の暮らす家の中は、どんよりとした淀んだ空気が満ちていて、 言葉を選ばずに実感と

ひきこもりの解決10(現在と、振り返り4)

noteを始めた理由は、ひきこもり(不登校)のお子さんを抱える親御さんに、何かしら解決へ向かうヒントになることがあるなら、あくまで私の経験した範囲内でしかないけれど、お伝え出来ることがあればいいな。という思いからでした。 記事を見に来て下さる方々は、 悩みの中にある親御さん、また、支援される側の方々、そして、 意外にもひきこもり当事者の方々だったり、私自身の生い立ちを表すハッシュタグ(#毒親育ち)に近い方々だったりと、 通常の生活の中ではまず出会うことはない方々に読んでいた

ひきこもりの解決9(願いと 振り返り3)

社会復帰した娘の現在と、ひきこもり時代を思い出しながら綴っています。 現在 27歳 冬の寒さはまだまだ残っていますが、洋服が好きで、早や春物を重ね着して楽しむ娘。 娘には、長年のひきこもりの人たちに向けて、外へ出て居場所へ、そしてB型作業所へと、勇気を持って踏み出して欲しいという願いがあります。 苦しんだ分、当事者としてのリアルな感情を持っています。 最初の一歩を踏み出したところから、少しずつでも物事が進んでいった経験をしているので、一歩目になるかもしれないお手伝いを