感想を記録するhiroko_n
自分の読書感想、書籍分です。
大変ご無沙汰しておりました、バッタバタとしてなかなかアウトプットまで至らず。 具体的にはお知り合いが増えたり、スケートを習い始めたり、なんだかんだ毎週病院に行ったりしております。健康維持にも時間がかかるお年頃…。 さて、そんな中こちら。 転生令嬢と数奇な人生を 作者:かみはら https://ncode.syosetu.com/n5413fz/ あらすじ。 これ、凄かったですわ。 書籍化も、英語翻訳版の出版の決定も超納得。似たようなシチュエーションの作品は
久しぶりになろうから。 最近、ちょっと感度が鈍ったのかあまりピンと来る作品に出会ってなかったのですが、これは短編一位で輝くのも納得の作品です。 賭けものになった側妃 作者: 真昼 https://ncode.syosetu.com/n3098jq/ あらすじ この作品を通して、憎むとは愛するとは、みたいな主題を論じてもいいのかもしれませんが、こういう歴史の隙間に漂う個々人の機微、みたいな作品に弱いんですよねぇ。 空想の世界ながら、その世界が重ねてきた歴史の中にもしかし
家族映画3回目、今日は映画館でThe Wild Robotを観てきました。 娘たちは学校で原作を読み、2巻及び3巻も読了済み、親は完全に未読で挑みました。 日本語版。こちらは来年の2月7日公開予定です。 ※ 日本語版は公式のあらすじが画像のため、フィルマークスから引用しました。 私自身が“母“なので、これは親になる物語、また子の巣立ちと自分の生き方を決める物語だな、と思いました。一緒に見た子供達はきっと全く違う感想を持っているらしく、いろんな立場から楽しめる物語なのだ
娘に私が読んでからね…と言ってあったところ、早く読めの圧がいい加減極まってきたので読みました。 ドラゴンさんは友達が欲しい!Ⅱ 精霊喰い編 著:道草家守 相変わらず埋め込みに失敗してますが出版社の公式はこちら↓ https://www.es-novel.jp/booktitle/8dragonsan02.php あらすじ やっぱり読み始めると止まらない面白さ! キャラクターがそれぞれ魅力的でもあるのですが、この作品の面白さは異文化交流の物語ってところかなぁ、と。 基
ご無沙汰してます、なんだか考えることが多くてダラダラしてました。 娘たちと色々映画を見たいなーと思いつき、土曜日に夕飯を食べながら映画を見よう会をお試し開催中です。初回は学校で待ち時間に上映されてるけど私は係で見られない…と娘がぼやいていたBig Hero 6を見て、ベイマックスいいよね、ってなりました。 そして2回目の今日はNewsies。 実話を元にした映画で、舞台は1899年のニューヨーク、孤児や家出少年たちが新聞“販売”を担う中、新聞の卸値の値上げに抵抗してスト
読書じゃないけど、まぁ、似たようなものだよね、ってことで。 脱出ゲーム P-box 元々、脱出ゲーム好きなんですよね。 定期的に、あれこれダウンロードしては解いてます。 この作品、良かったですー! ゲーム記事で今年最高峰では?とあったのもまぁ、頷けるかな。 一箇所だけヒントを使ったのと、適当に押してたら解除できちゃった鍵が一つありましたが、あとは順番に、コツコツ解いて行くとクリアできました。 無意味な振り回しもなく、電話ボックス内で完結するので動きも最小限で済みますし、
アメリカのことをあれこれ書きたい気もするけど、バランスが難しいんだよね。残したいから書くのか、知らせたいから書くのか。どちらにしろ住んでるところを具体的に書かないといけないし、リアル知人が読めばすぐわかる記事になるしね。アカウント分けるとかするべきなのかな…(できるの?
一本前のnoteと同じ作者の短編です。タイトル長いし説明的、と思うかもだけどネタバレしてない上に、キャッチーな優秀タイトル…。 「おまえを愛することはない」な夫と「まあ奇遇ですわね、わたくしもですわ!」な妻の結婚前線ディスティニー 作者:猫の玉三郎 https://ncode.syosetu.com/n9692hn/ あらすじ これ、逆回しの賢者の贈り物という印象なんですが、読んだ方、どうでした?ちょっと感想を聞いてみたい。 すれ違いが判明したら割とお互いに動揺する一
読み終えて、あらっ、これは面白かった!となった短編です。 なんておばかな王子さま、愛されヒロインさまに敵うわけないじゃないですか 作者:猫の玉三郎 https://ncode.syosetu.com/n3826jn/ あらすじ こう言う物語、今までもあったと思うんですよね。婚約破棄テンプレートで敗者となった王子と世話をするメイドの物語。 そんな中でも、この作品が楽しかった、と思わせるのはちょっとした+アルファと、軽妙で落ち着いた文章かな。 あらすじだけならまぁ良くあ
これは連載をずっと追っていて、完結を楽しみにしていた作品です。 上天の巫女は愛を奉じる 作者:紬夏乃 https://ncode.syosetu.com/n5573il/ 伝説や神話をリアルに書き直したもの…のような雰囲気の作品です。 とても好き。 筆致は落ち着いていて、騒がしさはなく、感情も抑えた描写が続きます。でも少しずつ増えていく登場人物たちと、主人公の営みとそっと奉じられる愛というやつが、流れるように結末にまとまって、主人公よろしく、ほうっと息をついてしまう作品
娘が補習校の図書館から借りてきて、面白かった!というので読んでみました。 その本は 著者:又吉直樹・ヨシタケシンスケ この本は面白いです。すごく面白い。 物語ではなく、集めた”本”を披露するので、走ったり双子だったりする本があって、笑わされたり、意味が分かると怖くなったり、切なくなったりもして。途中の中編もなかなか胸に来るものがありました、と単純に言っていいものか。子供も読むであろうこの本にこの話が入ってる意味をつい考えてしまいました。 今、わからなくても、いつかわかると
ご無沙汰しております。8月半ばに学校が始まり、スクールバスの遅延が酷かったりして、大層気力が削がれておりました。 そんな中でこれ、友達からお薦めしてもらいました。 永年雇用は可能でしょうか 作者:yokuu https://ncode.syosetu.com/n5763hc/ これはですねぇ。魔法使いと一人の女性の物語なのですが、魔法は魔法であって奇跡ではない、というところが大変渋く、切なく、しみじみするお話でした。 人型をしているので魔法使いとありますが、多分、ドラ
娘たちの監督業務の傍ら、さらっと読めそうなものないかな?で夫の蔵書から。 100%お勧めではない書籍って、感想を書くのに時間がかかりますね…。 「はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?」 著 サトウマイ 個人的には…お勧め度6割くらい。 それでも誰かにお勧めするとしたら、社会人数年目の、統計に触れたことのない人へ。 全体的に、はじめての統計“学”というほどでもないと思うのです。が、具体的なレジの話やミルクティーの話はとても面白く、現実的なものを統計学的視
なろう中〜長編 「代わりの私」 作者:河辺 螢 https://ncode.syosetu.com/n4489jh/ これ、さくさく連載していて、毎日楽しみに読んでました。日々更新が楽しみに過ごせるって本当有り難く嬉しいもの。完結までお疲れ様でした、ありがとうございます! 個人的には最後まで貴族と平民の差を維持して欲しかったのですが、ハッピーエンドに文句などあろうはずはなく。途中の代わりであるわたしと、流されていく周囲と、どうなるのかとハラハラしながら読み終えました。
そのうち、娘たちも読めばいいなーで買ったものを私も読みました。 岩波ジュニア新書 砂糖の世界史 川北 稔著 内容はこちら 私、高校は世界史選択だったんですけど、めっちゃ苦手だったんですよねぇ…ということを改めて思い出してしまいました。 三角貿易、うっすらと覚えてる気がする!みたいな。 本書、そんな私にもそこそこ理解できる仕様です、安心してください。テーマによって多少行きつ戻りつがあり、時々、自分が何世紀の出来事を読んでるか分からなくなって読み返したりしましたが、それは
なろう小説、中編です。 アデライドお母様の大掃除 ~浮気夫とそれにぶら下がる諸々は自分にも娘にも不要では? と目が覚めたお母様が人生の断捨離を頑張った結果~ 作者:万丸うさこ https://ncode.syosetu.com/n1222jb/ あらすじ タイトルからもわかりますが、心の機微を描く…とかじゃなくてギャグ調の、軽めの中編です。 が、やはり小説は何を書き、何を書かないかなんだなぁと唸らせる巧みさがありまして、こちらに記録。潔くすっ飛ばしたがゆえの爽快感