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67th Maria Canals Competition のSemifinalで亀井聖矢さんを観てきた✨

さてセミファイナルの4月3日は日曜ということもあり、1st Sessionに来ている観客も多そう。

早速今日も田舎町から電車でBarcelonaに向かいます。 私事は今日は短めに😆

会場のエントランス付近、グッズ売り場のお姉さんにも流石に3回目という事で顔を覚えられてしまいました😅

年配の方々が多いようなエントランス付近

エントランスの先でQRコードで1st Sessionのプログラムをチェックした後、ホールの中へ。
お約束のYamahaのお兄さん健在✨

開演のアナウンスの後、いよいよお兄さんが登場。

数字の紙を取り出した。
“Concursants numero 27 …Masaya Kamei“と….‼️  演目を読み上げていた彼に観客席から”10”と声がかかって怪訝な顔押しながら裏に引っ込んで、改めて10の紙をもってきて並べ、カタラン語で「これで解決です!」と言ってるし、一応英語では”Sorry”って言ってたからいいけど。スペイン人的には、「終わり良ければすべて良し」なのであんまり謝ったりしないんですよね💦


そして亀井くんの登場。

(恒例の、皆の思いを届ける時間です💚🔥🙏💚🔥🙏)

曲順は変更して、ノルマからスタート。

MCB公式 YouTubeより

なんと客席の照明が落ちないばかりか、演奏を始めてすぐステージ真上のライトが付いて地明かり状態。明るい方が配信で亀井くんのお顔が見えるようになるかしら⁈なんて考えていたけどステージ真上のライトは結構すぐ消えましたが…弾いている亀井くんには一体どのくらい気になったのか….気にならなければ良いけどとヒヤヒヤして観ていました。(後から配信を確認したら客席丸見え⁉️絶対に集中欠いてるかも…とちょっとゾッとしました😰)

曲が始まり半ばに差し掛かる頃、やっと客席の明かりも落ち通常の照明に戻りました。             こんなんありですか⁈照明まで間違うなんて…😅酷すぎ。

そんな事はものともせず、演奏に集中して観客を引っ張っていく亀井くん🐢

MCB公式YouTubeより

はっきり言って演奏順を変えたのは良かったと思いました。

何せmorning session のトップバッターなので、指の動きも心配だし、観客も集中していない状態。

ノルマを先に演奏した事で、照明のアクシデントはあったものの、どんどんお客を釘付けにし始めた亀井くん

なんて優しい音✨✨✨

ノルマの感情表現が絶妙〜😭

亀井くんが天を仰ぐと鍵盤を弾いている手元からふわ〜っと上に音が広がっていく感じに聴こえる。

流れる旋律は、ゾクゾクする程美しかったです😭

そこで…..なんと‼︎
曲が終わって拍手が沸き起こり、私もたまらず拍手。こんなの観た事ないぞ⁈

本来なら曲と曲の間は拍手してはいけないと聞いたような…⁈

いや観客に拍手しなきゃという気持ちにさせたのは亀井くんが素晴らしかったから💡

MCB公式YouTubeより

2曲目のトリアーナ。

スペインのSevillaにあるTriana地区の名前がついているこの曲。

完全にフラメンコを意識している曲だけど、舞曲というだけあって、のんびりとしたリズム感が好き。

この曲はいかにリズムを上手く出しつつ、その背景となるスペインらしさをいかに出せるかがポイントだと個人的に思ったりしてるんですが…。

そのあたり、亀井くんは見事な解釈で演奏してる。単調にならずに情熱的なスペイン女のコケティッシュな感じすら感じ取れる。

やはりここはカタルーニャ地方のBarcelonaとはいえ観客の大半はスペイン人🇪🇸。

歌と踊りは切っても切り離せないスペイン人🇪🇸の耳に、このリズムと音はすっと入ってきたに違いない‼️思うのです。

亀井くんが言葉を超えて、スペイン人と理解しあった瞬間でした✨

勿論、2曲目も演奏後に客席から拍手が湧き上がります。

MCB 公式YouTubeより
Ustvolskaya Sonata No.6

3曲目は、ウストヴォルスカヤのソナタno.6。

女性作曲家の作品と聞いてえ〜っ⁈って思ってしまうほど強い曲。調べたら、この作品60代後半で作った曲でした😱

知らない曲だったので昨晩予習してYouTubeで聴いた時に、はっきり言って衝撃を受けた曲😱YouTubeで男性が弾いているのを聴いたのですが、その時の感想は、ピアノ壊れないかな💦という事でした。

亀井くんの演奏は…と言うと、YouTubeで観たのと全く違うイメージ。確かにフォルテがいっぱいついていて物凄く強い曲なのですが、亀井くんは強いだけでなく絶妙にフッと力を抜くところがあって…それでも後半は亀井くんの鼻息が何度も聴こえてきて……😳

それはそれはまるで何かに取り憑かれたように全身で力演していたからでした。怖いくらいの迫力でした‼︎

最後は力尽きたかのようにガックリと。(体のムーブメントって大切だと改めて感じた👍)

その迫力に度肝を抜かれた観客も私も堪らず拍手👏

ペコリとお辞儀をして4曲目へ

MCB公式YouTubeチャンネルより

4曲目はBerg。

先程の気迫あふれるちょっと怖い曲を引きずって聴いてしまった現代の曲。

無表情な不協和音の羅列の中に垣間見る光のような部分もあって、3曲目とこの4曲目の現代の音楽が2曲続いて、この曲でも強い部分で亀井くんの鼻息が聴こえる。力を込めて強く息を出すからでしょうね。

勿論演奏後に拍手👏👏

最後は、イスラメイ。

ああぁぁぁ楽しく華やか….    ✨                                            亀井くんも楽しそうに弾いている。

再び観客がグイグイ亀井ワールドに引き込まれているのがわかる。

世界一難しい曲を目指してBalakirev が作った曲。

煌びやかでリズミカル、そしてパンチが効いているかと思えばスローな所がめちゃくちゃとろける程メロー。

MCB公式YouTubeより
この画像個人的物凄く好きなんですけど✨

こんな超絶技巧の曲を、まだ20年しか生きてないのに…人生経験20年の人がどうやって出せるのか⁉️改めて考えてみても、別人としか考えられない🤔🤔🤔

もう最高に盛り上がってフィニッシュ🔥💚

拍手と共にBravo‼︎の声がいくつも聴こえた🙌

勿論私もBravo‼︎とスタオベ👏👏👏👏👏

ピアノから立って客席に向いた時の顔、1次、2次までよりも達成感と安堵感を感じさせるお顔でした

50分のプログラム本当に凄かった🔥
完全にリサイタル‼︎ Masaya  Kamei On Stageでした💚

この渾身の演奏に絶対にファイナルに残ることを確信しました🔥(実は、2次が終わった時点で絶対に残ると信じファイナルのチケット🎫買っちゃってました💚)


飛び級、弱冠17歳でPTNA特級グランプリ‬など‪…              それは皆から期待されて当然ですよね。当然そのプレッシャーを感じながら、自分一人で海外のコンクールにやって来て不安も多い中、ただ自分のやってきたことだけを信じて、世界の舞台で自分を試す。本当に凄い人だと思いました✨


そして遂にこのnoteを書き上げる前にファイナリストの結果が発表されました。

3人のFinalists👏👏👏👏👏
Antonio,CHEN GUANG
Masaya,KAMEI
Jaeden,IZIK-DZURKO

万歳🙌🙌🙌🙌🙌

おめでとうございますっ🎉🎉🎉🎉🎉

やっぱり‼️残りました🔥🔥🔥

そして1st prize🥇🏆を勝ち取る事ができると信じています🔥

次はファイナルでお会いしましょう‼️

お読みいただきありがとうございました🙏



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