峰ちゃん 逢いたかった

2021年7月になりカレンダーをめくると、3日土曜日に「峰・寿・高汐ディナーショー」と書いている。新しいカレンダーに真っ先に書き込んだ楽しみにしていた予定だった。

2020年7月、30数年ぶりに友人と連絡をとった。年賀状だけのやり取りになってしまった、当時一緒に峰ちゃんを応援していた友人だった。その友人から7月にディナーショーがあると聞き、「絶対行きたい!」と伝えていた。

2020年春、母を亡くした。母が長くないのはわかっていた。
ろくに看病はできなかった。だから、最期は看取ってあげたかった。だけどそれはかなわなかった。一人で逝かせてしまった。たったひとりで…

しばらく落ち込んでいた。自分でも信じられないくらい落ち込んだ

そんな時にふと、峰ちゃんに逢いたいな…と急に思った。

峰ちゃんが宝塚を卒業した後、ほとんど舞台を観ていなかった。だけど不思議と今でも峰ちゃんの夢を見る。
峰ちゃんと、その時一緒に応援していた仲間とたまらなく逢いたくなった。

そして、友達に連絡をとった。友達は私の話を聞いてくれて「みんなで会おう」と言ってくれた。どうして今まで行かなかったんだろう。私が感じていたわだかまりって何だろう。あいたい…そう思ったときに行動しよう。やっとそう思えることができた。

ディナーショーの予定は、新型コロナの影響で延期になっていたそうだが、友人が7月3日の予定を知らせてくれた。私は新しい手帳やカレンダーにその予定を書いた。

だけど、その一か月後、友達から思いもよらない連絡が来た。

峰ちゃん 逢いたかった
最後に見た舞台は、2017年「さくら 美しい日本」だった
スカステのタカラヅカスピリット「宝塚の日本物」が、最後のテレビ出演だったのかな
峰ちゃんウイッグだったよね。アレ??と思ったんだよ

ブログも読ませてもらった
母さんの事、家族の事…もっと早く見つければよかった。
後悔しても仕方がないけど

マイマイのブログも読ませてもらった
泣いた

私…峰ちゃんが宝塚を卒業してから、時間が止まっていたんだ
本当についこの前みたいな気がしていて
でももう30年以上経ってしまっていて、
私にとって峰ちゃんは宝塚の男役のトップスターの峰さを理さんのままなんだなと、改めて想う

おしゃれじゃなかったし凝ったヘアとかメイクとかじゃなかったし
黙って立ってりゃカッコいいタイプではなかった

でもやっぱり峰ちゃんは特別な人だった

2022年7月追悼コンサートがあり、運良くチケットが手に入った。
とても楽しみにしていたのに、コロナの影響で中止となった。
終止符が打たれた気がする。

こういう時、私はこうして終止符を打つ
打ちたがる。
そうあの時もそうだった、もう良いのかなと思う

さようなら峰ちゃん
天国で逢いたいな


#峰さを理さん
#さようなら峰ちゃん

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