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お届けもの

京都から小包みが届いた。その中には友達から届いた手紙と手作りクッキーが入っていた。面白いなぁ。クッキー送ってくるとかありなんだ、と郵便の自由さを知った。手紙には相変わらず日々のことが書いてあり、親知らずのことや最近買った芍薬のことなど内容盛りだくさんであった。LINEだと相手が生きてるのか死んでるのか分からなくて(今の時期に限ったことでなくても)相手の顔を想像するのが難しい。手紙は、届くまでの2、3日分の時間が内包されているからか、彼女の日々がたとえ大げさではなくても、ああ、あの子も生きているんだね、という風に思える。情報のズレも数日であるが生じて、私はそれがまた嬉しい。彼女がどんな気持ちで焼いてくれたのか、ラッピングの乾燥ミモザを見ながらウキウキしている。

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