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自らの壮絶な経験から、本当の自分を取り戻し、真の世界を創る発信者”伏見美穂”さん

「発達障害」「統合失調症」「躁うつ病」などの診断により、様々な精神薬を約10年飲み、壮絶な経験を経て、わかったこと、気づいたこと、これからやっていく必要があることを講演活動などを通し、ひとりでも多くの方に伝えたいと発信し続ける革命女子「伏見美穂さん」のお話を伺いました。

** 伏見美穂(ふしみ みほ)さんのプロフィール **出身地:福岡県福岡市活動地域:主に福岡経歴:幼いころから、学習能力に偏りがある事で悩み、20代の頃から、精神科に通うようになる。現在は処方を制限されているリタリンを服用。様々な精神薬を10年服用し、身体の自由がきかなくなる。2010年8月断薬。その後、薬を飲みはじめてから出た症状や、生まれつきと思っていた様々な性質を克服する。今は、大阪・姫路・広島・福岡・熊本など様々な場所で子育てやコミュニケーション、健康に関する講座を行っている。「精神薬10年からの断薬を語るブログ」公開中。現在の活動:全国各地で精神薬断薬体についての講演会、自然派子育てチーム・体質改善チームで相互情報交換の場作り。芸術団体ミクロドロップ代表。特殊なエステ woody福岡店担当セラピスト。座右の銘:自分を取り戻し、世界を取り戻す

「今までと真逆のことをやろうと思った」

記者 よろしくお願いします。今までいろんな経験をされてきたとは思いますが、どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?
伏見 美穂さん(以下、伏見 敬称略) 心の在り方では、ゴールを明確にするということです。統合失調症・ADHD(発達障害)などの診断で内服していた薬を止めましたが、断薬が目的ではなく本当の自分を取り戻すのが目的だったのです。常に「自分の本当のゴールってなんだろう」と突き詰めています。
また、認識の変化では、ゲルソン療法と出会い、今までと真逆のことをやろうと思ったことです。今までは専門家のいう事は聞いてきました。この薬を飲みなさいと言われたら飲む。心理療法が大事ですと言われたら、心理療法に取り組む。色々な本も読み実践しましたが、ダメでした。だから、真逆の、自分にとっては絶対嫌だし、無理だし、ありえないし、やりたくないし、わくわくしないって事をあえてやってみたんです。立ち向かうなら、「とことん立ち向かう」と決め、スタートは小さなことから実践し、どんよりした気持ちがなくなるまでやりました。
また当時、断薬でゲルソン療法を実践したのは私だけだと思います。当初は、本を読んだりしながら、誰かが敷いたレールの上を通れば安全なのかなって思っていました。しかし、とことんやり切ったことで、どのレールを通ってもどうやらその先に未来は無いと気づきました。道が無いのなら、もう創るしかない!自分で道を創って解決していこう!と思えたのです。

断薬をすることで体が健康になり、いろいろ取り組むことで、体が元気になり、周りがよく見えるようになり、色々な世界が見えてきました。より大きな視点を持って「最大多数の幸せってなんだろう」と、常に思い考えている事が、私にとっての認識の変化ですね。

記者 決めたとしてもできない人が多いと思うのですが、昔から決めたことをやる方だったのですか?
伏見 昔は全く真逆ですね。決めたことを一切できない人で流れに任せる考え方をしていました。決めない・決めたくない・予定も立てたくない・その時にならないとわからない・約束したくない・決断も約束するのも目標をたてるのも嫌だったんです。子供のころは「できないから」「ノートを取れと言われでもできない」「何もできない」と思っていて、でもゲルソン療法と出会って、ここ3年くらい人生について、一旦今までとは全く違う人生を送ってみようと思い、「薬を止めると決めたこと」がきっかけで、薬を止めたんです。その時に「決めること」は凄いことだと思ったので、まずは片づけから始めました。「ここの拭き掃除をしよう」と決めるんです。でも他に気が散る事がいろいろあって、スマホとか、lineとか、まんがとか。でもそんな誘惑やいろんな思いを乗り越えながら、「ここができたー」をどんどん積み重ねて増やして、気が散るものをどんどん排除して、小さなことを「決めてやる」そして「終わった」と完了させる成功体験を細かく積み重ねていきました。

「コミュニケーションと新たな価値観や新たな世界を生み出す」

記者 なるほど、素晴らしい成功体験の積み重ねですね。では、AIが活躍する時代に求められるニーズとは何だと思いますか?
伏見 
ロボットには、コミュニケーションが取れないと思うんですよね。ロボットは絶妙な間の表現はできるのです。でも、人と1対1のコミュニケーションになった時はやはり違うんですよね。人によってはいつも同じ受け答えをしているのが怖いなど感じる人もいます。人間はコミュニケーションをする時に何らかの意図を持ち、間とかテンション・テンポ・声の大きで表現することができます。でもロボットには、言葉にどんな思い・意図を乗せるのかはちょっと難しい作業になると思います。
次に、ロボットにできないことは、新たな道を創ることだと思います。
ロボットは、今までのデータを蓄積しているので、今までの動作はできるけど、新たな価値観や新たな世界を生み出すのは人間の仕事だと思います。これからの時代を創造する子供たちが、どんどん自分の道を自分で考えて自分で見たものを真実として広げていったり、新たな価値を創造していくことがこれからの時代に求められるのだと思います。

「戦争が無くて、すべての人が幸せに生きている世界を創りたいです。」

記者 本当にそうですね。では、どんな美しい時代を創っていきたいですか?
伏見 戦争が無くて、すべての人が幸せに生きている世界を創りたいです。本当は戦争も事件もない世界があるのではないかと思っていて、それが本来の世界であって、これからの未来は、その本当の世界を取り戻していくのが、私の思う美しい未来です。

「一人一人の個性的で輝いて、薬がゼロになること」

記者 どうやったら本当の世界を取り戻せると思いますか?
伏見 今、子供と妊産婦に向精神薬が広がったり、薬で様々な症状を解決し、蔓延しているので、薬を無くしていきたいです。今の世の中を見ていると、子供にやらせないで、決めつけて、本来の力を押し込めているような気がします。大人しく言うことを聞く子が、良いとされていると思うのです。でも、人間って本来そうじゃないでしょ!もっと素晴らしいでしょ!って思うのです本来人間は一人ひとり個性的で輝いている、その個性を押し込めないで欲しい。そのためにも、戦争が無くて、薬もゼロにすることが自分自身の体験も含めて、自分が取り組んでいく使命だと思っています。

以前、引き寄せというものがあるんじゃないかと思って、歌って踊って暮らしてたら戦争が無くなるんじゃないかと思って、二年くらいそうして暮らしたことがあったんですね。でも、どうもそうじゃなくて、歌って踊って暮らしていても薬漬けの人が増えていくな~って。おかしいな~効果ないかなって思って、止めたんですそれは(笑)

記者 今と全然違いますね(笑)
伏見 そう、全てが終わってから歌って踊って暮らそうと思ってます。
生き残った以上やるしかないですね。

記者 伏見さんが創りたい世界平和は創れると思いますか?
伏見 創れるというか、創らなければいけないし、創ります。純粋に素晴らしい意図をもって生きている人がたくさんいるんですよね。その素晴らしい人々が本当に自分の仕事が出来る様に私は頑張りたいなと思ってます。そして、人間は本来影響力を持っていると思うのです。だから一人一人が責任の範囲を広げてほしいですね。日本の地球の闇を見て、踏み込んでいく強さ信念と勇気を持った人が増えて繋がっていけたらと思います。 

記者 人間一人一人の個性が輝く未来を創っていく、伏見さんの発信力の力強さに感動しました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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【伏見美穂さんについて】
Facebook:https://www.facebook.com/picece
Twitter:https://twitter.com/mimickenp
オフィシャルブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/picece
woody福岡セラピー:https://saibow.work/
著書:心の病と発達障害

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【編集後記】
インタビューをした、高村と大川と不知です。

ご自身の壮絶な体験から、これからの人間の未来に対して、一秒たりとも無駄にせずに早く行動、発信していかなければならないという本気の姿勢、切迫感がとても力強く、芯の強さと愛情を感じました。貴重なお話をありがとうございました。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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