#授業レポート2(授業準備変遷)

本日も在宅ワークが継続中です。予定では、午後から市内の高校で部活動関連の会議があったのですが、直前の中止が決まりました。現在サッカーの顧問を務めておりますが、サッカーも県総体中止の方向のようです。

さて、今年度で社会人7年目となりました。時間がたくさんあるため、これからのために、これまでの仕事ぶりをまとめていきます。主な内容は、授業準備のやり方です。教員人生を振り返ると次のような流れがありました。

①教材DVDをたくさん購入して、有名な先生の真似をする(1年目)

②とにかく自作プリントを作成しまくる、授業中の音読が命と考える(1年目~5年目)

③教材は少なめに、授業中は解説を中心にし、音読などは最低限にする(現在)

まず、①についてですが、初任者特有の熱い気持ちで、日本中の有名教師の授業DVDを購入して分析をしていました。1枚約8000円程度のものを10枚以上購入したり、専門書も何十冊も購入したりしました(それらは学校の備品として保管してあります)。費用は大きかったですが、様々な授業スタイルを観察できて学ぶことがたくさんありました。

次に②について、現在、英語教会には「音読ブーム」が到来しています。30年サイクルでいろいろなブームが繰り返されるようなのですが、今は音読を主とする風潮が強いです(おそらく某予備校講師の影響)。私自身も、そんな考えに影響され、授業中の様々な音読活動を考えるようになりました。いかに生徒をヘトヘトにさせるかばかり考えていたといっても過言ではありません。また、「プリントブーム」もあり、いかにプリントを大量に作って生徒に活動させるかを考えていました。

そして、現在は③の状態。②とは真逆のスタイル。まず、音読は最小限にして、解説が多くなりました。音読ばかりでは力が付かないということ、同時に、(効果的な)解説で生徒の基礎知識が増えていくと考える変化がありました。図解すると、「音読>>>解説」から、「音読=解説」に近くなっています。そして、プリントは1課につき1種類(英文の白文と和訳が左右対称になったもの)のみです。生徒は、昭和的に、ノートを作ったり、教科書に直接書き込んだりしています。

最近は、費用(教員の労働時間,生徒のプリント管理)対効果(生徒の成績up)を軸になりました。生徒も教員も多忙と感じている世界を、いかにサステイナブル(sustainable)に生きていくことができるか。キャリアを細く長く過ごしていきたいものです。

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