亡くなった義父の霊安室前で、怒られた話

もう何年前になるのか。連絡をもらって病院を訪ねると、義父は霊安室に運ばれていました。

その場で泣き崩れる家内、と不意になる携帯電話。それも何回も。
出れば当時の支店長から、30万円の継続契約の申込書が出ていないぞと。

仕事を離れる前には、きちんと事情を話して許可ももらっていたのに。何をいいかげんな仕事をしているのかと電話越しに怒られる私。腕には泣きじゃくってしがみつく妻。

次の日、お通夜の前に客先に出向いて、無事に申込み書はいただいてきた。別に継続契約だし、事務方から直接電話してくれても問題なかったはず。

一生忘れられない出来事。

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