noteをはじめました。と、名作くん152話感想。

作家の廣川です。
noteをはじめました。ここには自分が書いた作品の感想を書いていこうかなと思っています。

noteに感想を書こうと思った理由は、僕が脚本を書いている「あはれ名作くん」というアニメの監督の新海さんともう一人の脚本家の沼田さんがきちんと自分の作品について語っていて、それが羨ましかったからです。
なんて言ったらいいかわからないんですが、二人がちゃんと言葉にしているのを見てなんか「大人だなー」と思ったんです。

そしてそれをこないだのPITS(名作くん作ってる会社)の新年会で沼田さんに言ったら「note書いたほうが良いですよ!」と背中を押してもらったので今書いています。

あと、2020年になって、なんか始めたかったというのもあります。まあもうすぐ2月ですけどね!


ということで、感想一発目は
あはれ名作くん、4期の35話(通し152話):1/31放送『学園裁判』です。

この学園裁判は、監督に「見てるひとも気づかないとこに弁護士や検事が気づいて大逆転、みたいな、リーガルサスペンスの醍醐味の部分を入れよう!」と言ってもらい、そこの仕掛けを考えてから書き始めました。

しかし、この「仕掛け」と「おもしろい」がどうも噛み合わなくて脚本制作は本当に苦労しました。

悩みすぎた僕は、放送されたパターン以外にも、
名作が弁護士じゃなくて検事やってるパターンとか、
全然違う事件(スウィーツの刀が折られる)の裁判をやるパターンとか、
竜宮小には裁判所以外に刑務所もあって、オチで名作を刑務所にいれるパターンも書きました。(刑務所のパターンは、最後に名作が「こうなったら脱獄ものの授業始めてやる!」って言って悪名作になるオチでした。)

そうやって、悩みすぎておかしな方向に行く僕を監督に修正してもらうことで名作くんは毎回ちゃんとした作品になっています。
今回も監督のおかげでおもしろくなりました。助かったー。


ちなみに僕は、台本ができたらあとはノータッチ(たまに収録見に行くぐらい)なので、放送を見て、「ここ、思ってたより面白くなったなー!」とか「ここの画こんな良い感じになるんだ!」とかが結構あります。

今回も一枚画の「異議あり!」がすごい良かったです。ちゃんとみんなの分ありましたし。あれでおもしろさもかわってくると思うんです。

あと、声優さんでいうとノキオが生意気でかわいくて良かったです(もちろん皆さん良いんですけどね)。3:55のとこのセリフとか僕は何気なく書いたんですけど、なんか良い感じに生意気ですよね。


ちなみに今回とは関係ないですが、4期で本当に声優さんに良くしてもらったなぁと思う回のひとつが127話『つるの糸』の江口さんのセリフです。得に3:02の所は最高に良かった。
見たことないって人はおもしろいのでぜひ。

もちろん他の演者さんにも本当に毎回助けてもらってます!

そんなわけでこの「学園裁判」は、自分としては反省点も多いですが好きな話になりました。


最後に…
今回書いてみて「結構勉強になったな」と思っているので、こんな感じで自分の作品の感想とかをこれからも書いていこうと思います。
まだ読む価値はほとんどないですが、数こなしゃなんか良いもん産まれるだろうというふざけた考えでこれからも書き続けます。

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