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ものづくり補助金・革新性を書くコツ


当局(中小企業庁経営革新課)の公式見解

”自社になく、他社でも一般的ではない、新サービス、新商品開発や新生産方式。「革新的」かどうかの判断基準は、例えば、新しい設備・機器を導入しても、『当社比』で革新が行われたというようなことではあてはまらず、『地域の先進事例』や、『業種内での先進事例』にあたるかどうかなど、『相対的』な視点から、革新性を示さなければなりません”


公式見解は抽象的過ぎて・・・結局どういうこと!?

「日本で唯一、自社だけが取り組んでいます」というのは、もちろん革新性アリです。でも、ものづくり補助金ではそこまでは求めてません。
「そういや、㈱広島製作所、ちょっと珍しいことやってるみたい、なんでも○○をやってるらしい」みたいに、商社さんとの雑談のネタにされるようなこと

一つ一つは革新性はないが、掛け算すると革新性が生まれる!?

そうはいっても、わが社では商社さんに雑談のネタにしてもらえることなんてやってないよ。という会社がほとんどだと思います。

そんな時は、他社の真似をするんです。(もちろん嘘はダメですよ。他社の真似をして、本当に取り組む必要はあります。)

真似したら「自社になく、他社でも一般的ではない」に当てはまらないよね?と思われると思いますが、そこは掛け算で、革新性が生まれます。

(例1)地域 x 取り組み
自社はちょっと珍しい取り組みをしようと思っているんです。東京や静岡などの関西圏では珍しくもなんともないんですが、当社が所在する広島県では珍しいんです。

(例2)業種 x 取り組み
自社はちょっと珍しい取り組みを計画してるんです。小売業では珍しくないんですけど、当社のような製造業がそういう取り組みをしているのは、珍しいと思いますよ。県内ではうちだけじゃないですかね?

(例3)従業員数 x 取り組み
自社はちょっと珍しい取り組みをしているんです。マツダみたいな、大企業ではすでに取り組まれていて珍しくもなんともないと思いますが、うちみたいな零細企業が取り組んでいるのは珍しいと思いますよ。

テレビ番組で情報を仕入れる

私はテレビ番組で情報を仕入れています。
具体的には、テレビ新広島の「そーだったのかカンパニー」です。

テレビで紹介されるということは、「ちょっと珍しいから」です。
新聞もいいと思います。企業名を具体的に出して紹介するということは、「ちょっと珍しいから」に他なりません。地域や業種、従業員数などすべての条件が似ていた場合は、「革新性なし。ただのマネっこ」ですが、
条件が一つでも違うのなら「革新性あり」です。

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