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草の根ハイ雑句              「明治神宮再開発に思う事」

明治神宮再開発に思う事

明治神宮再開発は天皇陛下や建築と人という日本の抱える
根本的揺らぎを象徴するような問題だと思う。

2008年頃には民主党に政権交代して「コンクリートから人へ」
というスローガンで建設と経済に対する反動があった。
しかし自民党政権に復権して、東京五輪、国立競技場問題
など再開発の流れに揺れ戻った。

国立競技場に関しては、ザハの予算のかかる設計より、結果的には
木材を活かした旧国立競技場のレガシーをリデザインする隈研吾の
設計に落ち着いたのは良かったと個人的には思う。

しかし今度はイチョウ並木や樹木の保全を訴えながらも、ソレには
資金が必要という名目で高層ビルを再開発するという東京都の姿勢
はいかがなものかと考えている。

スポーツの聖地としての神宮外苑の再開発も見逃せないし、今回の都知事選で争点として深く議論されても良かったのではないか

天皇陛下、建築と経済と人、スポーツの日本の方向性を占う重要な
選択だったと思うが、今後東京都(小池都知事)がどういう姿勢で
取り組んでいくか注目したい



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