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【ひろげとんNFT #004】日本ではほとんど知られていないDeFi応用型プラットフォーム「LensTube」とは?

こんにちは、ひろげとんです。
本日はいつもとは毛色が違い、DeFi関係について語りたいと思います。

ぜひ見ていただけると大変励みになります。
では、長くなりましたがさっそく本題に入らせていただきます。
(前回の記事は文末に載せています。)

今回の内容は、この話に入る前に前提知識がかなり必要な分野なのでまずボクなりに必要であろう知識の解説をまとめましたので、確認いただいた上で先に進めていただければと思います。

では、始めます。

1. LensTube : 前提知識

①DeFi
Decentralized Financeの略。ブロックチェーンの技術で誕生した中央で管理する人を必要としない分散型の金融システムのこと。
利回りが高いことで知られており、既にある金融サービスよりも非常に効率的に稼げる可能性を秘めている。

②DeFiレンディング
金融機関などの特定の仲介者なしで仮想通貨におけるローン提供を行うこと。
お金の貸し借りなどの契約がスピーディかつ低コストでできるスマートコントラクトの技術の発展により誕生した。

③Aave
数ある新しいDeFi型の暗号資産の1つであり、2017年にスタニ・クレショフ氏により設立されたスイスに拠点を置く営利企業が開発した。
ETH(Ethereum)、BAT(Basic Attention Token)、MANA(Decentraland MANA)など17種類の暗号資産を貸し借りできる融資プールの作成を可能にした。

④ノンカストディアル
取引所やサービスの提供を行う企業などの中央管理組織ではなく、ユーザー自身がウォレットの秘密鍵を管理すること。ShapeShiftなどが代表例。

⑥パーミッションレス
ブロックチェーンにおいて、管理者の許可(パーミッション)なく、誰でもネットワークにアクセスできるという意味。
システムの特徴としては、透明性、データの可用性、データの相互運用性などを挙がる。

⑥コンポーザブル
直訳すると「複数の要素や部品などを結合して、構成や組み立てが可能な」という意味であり、一枚岩(モノシリック)なシステムをコンポーネントとして分割することで安全かつ迅速、しかも効率的なシステムの見直しを可能とするアーキテクチャーのこと。

⑦モノシリック
組織や機器、システムなどの構造について要素に分割されておらず全体が一体になっている様子のこと。

⑧コンポーネント
機器やソフトウェア、システムの構成する部品や要素などのこと。

⑨アーキテクチャー
建築物や建築様式を表わす語。

以上を踏まえて実際に説明に入ります。

LensTubeとはAaveを開発したチームが2022年2月8日に公開したオープンソースであり分散型のソーシャルプラットフォーム「LensProtocol」を応用した次世代型のYouTubeです。

では早速ですが登録方法や使用方法などについて分かる限り、詳細をお伝えしていこうと思います。

2. LensTube : 登録手順

登録手順と言ってますが、日本だと途中までしかまだできません。
情報が入り次第、更新していきます。

① 検索方法
「LensTube」と検索し、「lenstube.xyz」と書いてあるURLをクリックします。

と同時に違うタブで「Lens Protocol」と検索し、サイト内に入っておきます。


②Lens Protocolのサイトの右上にある「CLAIM HANDLE」をクリック


③「CONNECT WALLET」をクリック
(1)クリックし、以下の3つから選択(今回はMetaMaskでいきます)

※Browserと書いてあるウォレットがMetaMaskですのでお間違いなく。

Aeveを導入されていることで、ETH、BAT、MANA系の主要な暗号通過は全て利用可能な仕組みになっています。

(2)「署名」をクリック
メッセージが出てくるので、「0xB15….」から始まるMetaMaskのアドレスが間違っていないか確認したあとに下までスクロールし、「署名」と書いてある青いボタンをクリックします。

※Walletの登録方法などは他の方が詳細を描かれておりますので、「ウォレット 登録方法」などで調べていただけばと思います。

クリック後、「CONNECT WALLET」のボタンが「CHECK YOUR CLAIMABLE HANDLES」になっていればOKです!!


④「CHECK YOUR CLAIMABLE HANDLES」をクリック。
※「あなたの住所ではサービス対象外です」と弾かれます。
ですのでここまでしか日本ではまだサポートされていません。


⑤「LensTube」に戻り、右上の「Connect Wallet」をクリック。
※この後弾かれますが、現段階でできるとこまで説明します。
今後情報が入り次第、変更していきます。

⑥ウォレットの選択
以下の5つから選択できます。
・「MetaMask」
・「Rainbase」
・「Ledger Live」
・「Coinbase Wallet」
・「WalletConnect」

今回はMetaMaskを選びます。

また同様にMetaMaskのアドレスに間違いがないか確認後、「署名」をクリックします。

このタイミングでエラーが発生し弾きます。

なぜなら②の「Lens Protocolにウォレットを接続することがまだ日本だとできない」からそもそもLensTubeにも登録できないからです。

3. LensTubeの概要と詳細

まず、Lens Protocolの中には特定のサービスが多数揃っています。そのサービスの1つが今回紹介しているLensTubeです。基本的にはYouTubeの仕組みとほぼ同様で、違う点は2つあります。

【YouTubeとの違い】
①DAO型プラットフォーム
YouTubeなどはGoogleに動画データが保持されますが、LensTubeはこれらの動画データを分散型のサーバーにアップロードされます。


②クリエイターフィー
YouTubeは広告収入が主な報酬ですが、LensTubeはまず動画をアップロードして同時にそれを直接NFTとして変換できる仕組みがあります。なので、動画NFTという形で無料、または有料で提供することを決められます。

https://mobileappcircular.com/lens-protocol-ff130987119c

ちなみに試したのですが、まだNFTにされている方が少数なので基本的に無料で見れてしまう状況ではあります。黎明期あるあるです。

ということは、以下のようなアイディアが考えられます。

(1) そのまま動画NFTとして単体販売 or セット販売
(2) 指定の動画を購入すると超有料級の動画を無料、つまりSBTとして配布

(3) YouTubeのメンバーシップ的な立ち位置で動画をシリーズ化し
てサブスクリプション形式で販売

あとで紹介しますが、LensTubeには特殊なサブスクリプションがあり、加入するとお気に入りの動画NFTを購入や収集、販売ができ、二次流通市場の形成に貢献できます。

ということは、逆に言うとサブスクリプションに加入されてない方は購入や収集、販売はできないということになります。

さらにクリエイター側は作成した動画NFTが一定数購入されるとインセンティブが入る仕組みです。

インセンティブはサブスクリプションの収益から配分されますので、となるとLenTubeの利益にも繋がりますし、事業を運営していく中では非常に賢明な仕組みだとは思います。

では次に画面の右側にあるそれぞれのマークの解説です。


[画面説明]
画面右側にある緑の○で囲っているマークの説明です。

①1番上のマーク : Home
こちらはホーム画面に飛べるマークです。家を表現していますね。

②2番目のマーク : Subscription
こちらはサブスクリプションに飛べるマークです。YouTubeのマークが描かれたレコードを重ねている図に見えますね。

ちなみにサブスクリプションはウォレットを接続しないと見れないので、まだ詳細は不明です。

③3番目のマーク : Bytes
Instagramのリール動画のスクロールUIを意識したYouTubeショートに近い動画のみがまとまったサイトに飛べるマークです。昔の映写機の図に見えますね。

④1番下のマーク : Explore
「トレンド」「人気」「興味のある」の3つの要素から動画を絞り検索できます。「興味のある」という要素が備わっていることから、おそらくリコメンド機能も搭載されていることが予想できます。

またフリー検索なども可能です。

次にカテゴリーの紹介に移ります。
紹介後、画面の右側になるマーク1つ1つの紹介や、実際どのような動画が配信されているか、そして動画に飛んだ先の画面の紹介などをしたいと思います。

以下現在搭載されているカテゴリーの種類一覧です。

(1) People & Blogs
(2) Music
(3) Podcast
(4) Hobbies & Interests
(5) Comedy
(6) Health & fitness
(7) Lens Ecosystem
(8) Food & Cooking
(9) Education
(10) Books & Literature
(11) Entertainment
(12) Home & Garden
(13) Crypto Currency
(14) Film & Animation
(15) Business
(16) Family & Parenting
(17) Gaming
(18) Blockchain
(19) How to & Style
(20) News & Politics
(21) Nonprofits & Activism
(22) Promotions
(23) Pets & Animals
(24) Wellness
(25) Science & Technology
(26) Sports
(27) Career
(28) Travel & Events
(29) Gadgets
(30) Autos & Vehicles

と、すでに30項目用意されています。

[動画のジャンル]
トレンドや人気の動画に絞りますが、以下の3つです。

①仮想通貨やNFTを含むクリプト系の動画
②マインクラフトの実況・プレイ動画
③ミックス作業風景動画

NFTを組み合わせたプラットフォームだけあって動画の約9割がクリプト系の説明動画です。時間も最大で3分程度の短尺動画がほとんどで、インパクトには欠けます。

説明動画ほど、再生回数の回らないジャンルはないので。ましてやクリプト系なのでより回りづらいです。

しかし面白いのは「再生回数」の表示がないことです。これに関してはまだ実験中でそのうち導入する予定なのかもしれません。
その代わり「登録者数」は表示されています。

下記にボクがオススメした動画を1つ載せますのでご覧ください。

これは音楽とクリプト系を上手に掛け合わせたHow To系動画で、タイトルで引かれるタイプの動画です。

DJを仕事にしていた身としても非常に興味深い内容です。

4. 最後に

以上でLens Protocolを活用した「LensTube」の紹介を終わりにします。

まずLens Protocolとは何ぞや?からの説明だったと思いますので、なかなか取っつきにくい分野だっと思います。

さらに、クリプト系も絡んでくるとなると相当な知識が必要です。

でもこのプラットフォームはとても革新的で画期的で確実にYouTubeを超えるようなサービスになると考えています。

さらに言うと、今最も音楽NFTの未来まで革命的に進化させる可能性のある動画プラットフォームだとも感じてます。

しかし、今回は語りませんでしたが実は一見完璧に見えるこのプラットフォームにも大きな弱点はあります。

皆さんでぜひ考えてみてください。

そこをどうカバーしていくのか、ボクは観察眼を鍛えつつ見定めていければと思います。

最後に「LensTube」のTwitter公式アカウントを貼ります。

まだまだリツイートばかりで公式からのアナウンスは少ないですが、
期待は大ですね。

見ていただきありがとうございました!
次回の記事も乞うご期待!!

https://mobile.twitter.com/lenstubexyz


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