【ひろげとんNFT #001】今話題沸騰中の書道絵師「住吉香南」とは?
こんにちは、ひろげとんです。
今日からNFT関係についても語っていこうと思います。
今回はNFTガッツリと言うよりもNFTアートにも従事しているアーティストの紹介が主になりますのでご了承ください。
(今後マガジン化するかも分かりません)
ぜひ見ていただけると大変励みになります。
では、長くなりましたがさっそく本題に入らせていただきます。
1. Sumiyoshi Kananとは?
皆さんいきなりですが、「住吉香南」さんと言う方をご存じでしょうか?
まずは彼女の詳細プロフィールをご覧ください。
https://www.instagram.com/kanan_sumiyoshi
彼女のプロフィールをまとめると・・・
① 9歳で皇帝献上作家であった「斗南師」に弟子入り
② 全書体の正統奥義を11歳で継承
③「書アート」「マンガ墨絵」の両方を創造する世界唯一の存在
④ 慶応義塾大学卒、前ローマ法王謁見。
⑤ ニューヨーク個展開催
⑥ 2016年 : パリ個展開催
⑦ 2018年 : 「World Art Dubai」日本代表
と、枚挙に暇がないです。
彼女の特徴はその書道アートにあります。
元来の書道アートと呼ばれるものは、「字」自体に変化をつけます。
例えば基本的には楷書体のものを行書や草書体に変化させた上でそこにデザイン性も加える、というのがセオリーでした。
しかし、彼女の描く書道アートと言うのは本当に描いているんです。
僕がグダグダ説明するよりまずは、診てもらった方が早いと思いますので、以下の絵を閲覧してからまたこちらのブログに戻っていただければと思います。
[書道作品]
[絵画作品]
これを見て不思議に思われた方も多いと思います。僕も最初は思いました。
「え?書道アートって文字が主体じゃないの?」って。
そう、彼女の作品というのは文字を中心とした文学的な絵画からカラフルな色使いで文字を徹底的に排除した人間の直感や情動に訴えかける自然感覚的な絵画に昇華したことが最大の特徴であり、他の書アートとは違う点です。
プロフィールの説明にもある通り、作品に共通して言えることは常に対比的に捉えてから混ぜていることです。
例えば「静」と「動」や「伝統」と「革新」の融合、すなわち一見絡み合わない2つの単語や熟語だと認識した上でどちらからの香りが強くなることがないように絶妙な感覚値で混ぜ合わせていく、そのような姿勢とテーマで彼女の作品は描かれています。
2. 書道作品の共通点
では、本日は彼女の作品の中でも基盤となっている「書道作品」について1つずつ僕の見解を述べていこうと思います。
『白澤病魔退散護符』
こちらの作品は、白澤像と呼ばれる古美術品とのコラボレーション作品です。
白澤とは中国の五経とに含まれる「礼記」に載っていることから、紀現前以上前の時代に生まれたと伝わっていて、吉兆を表わすとされる伝説の神獣のことです。
瑞獣の一種であり、東望山に住んでおり、人語を離すことができるので、優秀な国の統治者の前には姿を現し、大切なことを享受してくれると言います。
為政者は吉兆の効果を期待して建築物などに絵として描いて身の回りに置くというのが基本でした。この作品も病魔から身を守るということで「無病息災」を暗示して護符絵として描かれています。
墨だけでなくアクリル絵の具を使用しているところもポイントです。
『平和』
この作品はバチカン・ローマ法王の謁見作品として有名です。
平和を象徴した白鳩を表現しており、葉はオリーブであることが予想されることからおそらく、旧約聖書の「創世記」に登場するノアの箱舟のストーリーに基づくと考えられます。
ノアの箱舟は沈没した7日後にノアがハトを放ったところ、オリーブの枝を咥えて戻ってきて、これにより舟から水が引き始め、神の罰である洪水が終わったことを知るというのが最後のストーリーです。
ここから「オリーブの絵だとハト」は神と人間の和解のシンボル、つまり平和な世界を共に構築していく、その象徴として認識されるようになったのが経緯です。
今回はまさに非常にシンプルかつミニマリズムだが、忠実に明瞭に表現されていることが見て取れます。
『春色』
この作品は「春色無高下、花枝自短長」。つまり、全ての人に平らかな慈しみを持って差を認めよ、という意味です。禅の言葉です。
人間には等しくアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)という色眼鏡によってフィルターが掛かってしまっています。
完全に排除できたときに初めて澄み切った凪のような広大無辺な世界、すなわち三千大千世界に近い状態です。
それは、古代インドの世界観で中心に聳える山である「須弥山」を筆頭に日・月・四大州・六欲天・梵天などを含む世界を一世界とし、10億個収集された状態に降り立てるということを表現しているのではと感じます。
無我の境地と意味は近似しています。
同様に「平等即差別、差別即平等」という、差別を認識しながらしかし平等であり、反義として平等でかつ差別を兼ねる言葉があります。
例えば日本人とアメリカ人は人種も違えば言語も違う、思想も違えば哲学や宗教まで違う。そうなったときに相違がある時点で一定の差別は存在することを忘れてはいけないのです。
自ら忘却し、ひとまとめに平等と定義づけること自体が全く持って平等ではないこと、それが根本原因であることを認識しないといけないということを警告している作品なのではと感じます。
ちなみに上記の案内役が金龍として描かれています。
『土』
この作品は元来のカリグラフィーアートのような文字の変化で思想を表現するアート技法ではなく、キャラクターを追加してまるでその字が何かの役割を担うように意味づけをするという、従来にない発想で描かれています。
そもそも何で「土」という字を選んだのか。
予想でしかないが、万物には木火土金水という五元素を基とする五行思想が基盤であるが、前提として「木」も「火」も「金」も「水」も全て「土」が無いと存在できない、維持できないということを理解しないとなかなか飲み込みづらい作品だとは思います。
土というのはそれだけ存在感の大きい物質であり、その物質の力を享受しているのがキャラクターである、という立ち位置です。
例えば、鶏を表現したキャラクターは土があることで草が生え、そこを住処にできています。
また人間を表現したキャラクターは土があることでシャワーから出るお湯で体を洗うことができています。
そういったように、動植物が生きていく上で必須となる条件に「土」があるのです。土を表現していることの真の意味はそこにあると思います。
『以和為貴』
この作品は字の如く「和を以て貴しと為す」という言葉を表現しています。
人と人とが仲睦まじく親しくすることを貴いものとする意であり、一般的には日本書紀が伝える聖徳太子の十七条ノ憲法で記されていることで有名ですが、同時に太宰治の「右大臣実朝」でも記されています。
では、ここで彼女が描いている文字1つ1つについて考察しようと思います。
[文字の考察]
①「以」
→輪廻転生を象徴したウロボロスを表現しています。蛇を形作っていることから命は永続ではないが、魂は永遠であることを表現しています。
②「和」
→長寿を象徴する鶴を表現しています。長生きできることはすなわち平和であることを意味する。穏健な世の中を構築していく上で必須の項目です。
③「為」
→純潔や永遠の愛を象徴する白鳥を表現しています。
書道という和の文化に西洋においての動物が持つ象徴について取り入れるという斬新さを用いましたが、これは彼女のテーマである対比的表現派の真髄であるとも見て取れます。
④「貴」
→こちらに関してはボクの理解不足もあるが、象形文字で表現していることまでしか到達できていないです。もっと掘り下げることができればと思っているが未だに糸口が見えない現状です。
以上のことから、今回で言うと総じて「和」と「西洋」の動物に込められた意味や象徴の対比について描いていることが分かります。
『延年』
こちらは2005年の作品で今回で言う「延年」とはおそらく、寺院において大法会の後に僧侶や稚児によって演じられました。
舞楽や散楽、台詞のやり取りのある風流、郷土色の強い舞音曲や猿楽、白拍子、小歌など貴族的芸能と庶民的芸能が入り混じった日本の伝統芸能を表現します。
と同時に中国にある世界5大宮殿のトップと称される「紫禁城」のモチーフである鵜を象った瓦をデザイン化しているという、伝統関連に関して傾向が近似している国同士の文化を取り入れていると考察できます。
男声画一的な文字として有名な隷書体を基本としており、これを12歳の頃に書き上げたというのですから圧巻としか言いようがないです。
3. Calligraphy Art NFT(Kanan Sumiyoshi NFT Project)
以上で彼女の書道作品の紹介は終了しますが、冒頭でも述べた通り、彼女は天道さんというマーケターとともに絵画作品の方を中心としたNFTアートを展開し、プロジェクトも立ち上げています。
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その名も「Calligraphy Art NFT(Bear)」と呼ばれる「書道×可愛い×アート」を表現した世界唯一であり1点もの作品を展開し続けているプロジェクトです。
背景・輪郭ともに全て和筆とアクリル絵の具で描かれており、唯一無の作品です!!!
第1弾は11体をリリースし、予約開始後即完売しているほどの人気ぶりです。
第2弾も50体が同様に予約開始後に即完売しています。
そして現在第3弾ですが、こちらも予約を停止してしまうほどの注文殺到ぶりです!!!
1週間前にDiscordが解放され、本格的にプロジェクトが開始されました。
でも、予約停止している中で作品なんて手に入らないのでは?意気消沈されている方も多いと思います。
しかし、ここで注目ポイントがあります!
2022/12/23、本日の20時までですが「オークション参加型兼盛り上げ企画」をしております。
今から見る方は時間短いですが、ぜひぜひ参加するといいことあるかもしれません。
下記ツイートに詳細が載っております。
盛り上げ企画の方はDiscord内のイベントですので、まずはぜひDiscordに入っていただいて内容を見た上で参加するのが良いと思います。
下記DiscordのURLです。
※現在上記の企画は終了しています。
4. まとめ
今回、NFTアートにも従事している「住吉香南」産を中心に紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
NFTはなかなか参入障壁が高くて難しいと思われる方も多いと思います。
以下にこのプロジェクトの詳細とNFTを始めるにあたってのイロハをキレイにまとめている「いぶ」さんという、紹介したプロジェクトの運営も務めている方の記事を下記に載せますので見ていただければ、「これから始めたい!!」という方も分かりやすく理解できると思います。
では、また次回もよろしくお願いします!
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