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青春とは心の若さだ

松下幸之助さんの晩年の教えに『青春とは心の若さだ』というものがあり、自分もその言葉に励まされるようになったのはそれなりの年齢に達したからではないかと思います。

『青春とは心の若さだ』

これはサムエル・ウルマンの有名な言葉で、『歳を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る。歳月は皮膚の皺を増やすが情熱を失う時に初めて老いが来る』『大地より、神より、人より美と喜悦、勇気と壮大そして、霊感を受ける限り人の若さは失われない』

一方、若者である事は大きな武器です。常識に縛られた大人たちには考えもつかないようなアイデアや、足腰の衰えた大人たちとは比べ物にならない行動力があります。ただ経験不足という弱点があります。若者は周りの大人達ほどの経験が無く、知識も足りず、技術もつたないものです。

例えば、コペルニクスの地動説も彼が示した理論ではまだ不十分で、その後のケプラーやガリレオが理論を整えて完成させたからこそ地動説の正しさが立証されたのです。その頃は教会の力が強く、教会の考えに属する大人たちに迫害されたもののようです。

大抵の新しい理論は初めの段階ではぎこちないものです。大人達はきっと経験不足を責めてくるでしょう。『そんな事できるわけ無いだろう』『もっとまじめに考えなさい』『夢みたいな事を言ってないで地に足を付けて考えなさい』などありとあらゆる言葉で反対し、時には妨害さえしてくるかもしれません。

若者が世界を変えようとする時や自分の夢を叶えようとする時、周囲の大人達が応援してくれると思ったら大間違いです。大人たちが応援するのは自分の地位を脅かさない若者だけです。つまり、『世界を変えない若者』だけです。大人達からすれば、世界を変えられる事は大きな迷惑なのです。

『賛成する人がほとんどいないけれどそれでも大切な真実は何か?』賛成するする人がほとんどいない時、周囲の皆が激しく反対する時、それでも自分が『これは大事な真実なんだ!』と思える時、その若者はすでに世界を変える一歩を踏み出しています。

逆風が吹き荒れても、周囲の大人たちがこぞって反対しても、怒られ、笑われ、バカにされてもそこでくじけてはいけません。明るい未来は逆風の向こうに待っています。

コロナ禍の今、世界は大きく変わろうとしています。大人の経験が役に立たない、むしろ邪魔になる事が大いにあります。若者と一緒に未来世界のあるべき姿を目指して常に謙虚で思考停止にならないように努めていきたいと思います。少なくとも若者の妨害勢力にだけはならないように心がけたいです。

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